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2月5日(土)。ドラムを叩いた後、家で飲んだ。羽生善治九段がA級から陥落したという。時代は変わるものだが、この日は来ないと思っていた。いや、最近の羽生九段の成績や他のA級棋士の実力を考えれば、この日が来ることは理論上は想定できた。しかし、現実のものとなると、受け入れがたいものがある。思えば彼も51歳か。

2月6日(日)。Mで飲んだ。田中寅彦九段は引退が決まったという。彼も64歳か。かつての若手棋士も還暦を迎え引退していく。小林健二九段、福崎文吾九段もフリークラス棋士であり、引退が近づいている。誰か60代で若手相手に気を吐いている棋士はいないかと思ったら、高橋道雄九段がC級1組で昇級争いに絡んでいる。

2月7日(月)。Sで飲んだ。まだ冷凍焼酎「万暦」があった。

2月8日(火)。Sで飲んだ。冷凍焼酎「万暦」を飲み終えた。結局、私しか飲まなかったらしい。

2月9日(水)。Mで飲んだ。チュニジアのカイス・サイード大統領が、昨年議会を停止したのに引き続き、司法の独立監視機関である最高司法評議会を解体したという。民主主義や三権分立が良いものなのかはわからないが、「アラブの春」で唯一の「成功国」(なんと傲慢な言い方か!)であるとされるチュニジアでこのような動きがあることは注目に値する。

2月10日(木)。会議のため家で飲んだ。この会議で不愉快になることは多いが、途中退席したのは久しぶりだ。この学会で以前声明を出した時に、私を含めた数名がその内容の問題点を指摘したところ、その声明を出した人物が非常に傷ついたという。これは主観であるが、その指摘には悪口雑言、誹謗中傷の類はなく、内容の矛盾点を指摘したり、そのような内容では逆効果になってしまうのではないかという懸念を述べたりしたものだった。…今回、また声明を出そうという時に、その人物があの時のことを「悪夢」と言った。私がいることを知っていながら、であろうか。それとも忘れていたのか。…そもそも、声明というのはオープンなものなのであり、声明自体も政府の政策を批判しているものなのだから、批判も覚悟の上ではないか。

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