コロナなど疫病/災害についての捉え方《読むスピ系解毒剤》③
ラストです。
【コロナが流行っている理由/コロナの「おかげ」】
これは解毒剤というよりは個人的な考えです。
ただ、コロナ蔓延のマイナス面しか見ていない人にとっては、多少解毒剤的な意味があるかな?と思って書きます。
コロナの「おかげ」と考えられるもの
その1……誰のためにもなりそうにない2020年東京オリンピックが延期になった
(経済的な打撃は大きいでしょうし、オリンピックの熱中症で死んでいたかもしれない人間より、コロナの死者の方が多いかもしれませんが、それでも)
私はスポーツの祭典にもともとそれほど興味が無く、アスリートの方の努力や競技にかける熱意は尊敬しますが、東京2020!盛り上がれ!待ちわびろ!高額チケットを買え!楽しみだよな!?VIP席以外は空調なしだが我慢できるな?!落選した?ではチケットのために当社製品を買え!プロもアマも無償で奉仕しろ!大学生は夏休み返上、学徒動員!サラリーマンは有給とって酷暑にタダボラ、いいですね!一生の思い出!レガシー!O・MO・TE・NA・SHI!……と色んな意味で煽ってくる都やCMにうんざりしていたので、延期(おそらく中止?)になっていまったのは、ざまぁ、という感覚しかありません。
どこが平和の祭典なんだ?金儲けと搾取の匂いしかしないし、メダル取れなかった選手は最悪自殺に追い込まれるし?無理矢理アメリカの放送局…スポンサーの都合でクソ暑い時期にやるし、アスリート・ファーストとはどの口が言ってるんだ?アスリートと観戦者、熱中症での死人が何人出るかなー。申し訳程度にかき氷降らせたって焼け石に水だろ…せめて秋にやればいいのになー。東京は夏が過ごしやすくて一番良い時期?正気を疑うわー……などと思っていました。
日本はコロナのおかげでオリンピックを延期することが出来て、開催時期を見直すことが出来て、実際に開催されてしまったら数々の問題が噴出して国際的な日本(東京)の評価が「クール(かっこいい)」から「氷点下(クソすぎウケる)」になってしまうところだったのを、間一髪で防げたのです。よかったね。……と、思います。(どこか余所の国の「宝」でもあるメダリストなんかを炎天下で競技させて死なれ(死なせ)でもしたら、どう責任を取るつもりだったのでしょうか。IOCも責任を問われるでしょうが……)
代わりにコロナに対する経済政策のクソっぷり、ドケチっぷり、粉飾っぷりで日本政府は国内外でドン引きされているので、せっかくの好機を生かし切れていない、とは思いますが。108兆円の対策とか言いつつ、3分の2が借金(融資)と借金の返済猶予の金額ですからね。医者の助言も聞かないし。
コロナでのあからさまな失政を見て怒りを抱いた多くの若者が、まっとうな政治家を目指すようになり、今後選挙に出馬しまくって爺様どもから椅子を奪ってちゃんと仕事するようになってくれればいいな、と密かに思っています。供託金の問題がありますが……
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と、ここからが本題です。上のはオマケです。
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その2……
「ずっとそこにあったのに
よく見ようとしていなかったもの」に目が向くチャンスが来た
抽象的ですかね;
「可視化」がキーワードな気がします。
コロナは疫病ですが、「益」もまたあります。
なぜコロナがこのタイミングで、この規模で流行ったのか。
それは人類の「負債」のせいなのでしょうか?
私はそうは思いません。
ただ、「こうでもしないと変わらないもの」があり、凝り固まった価値観を解きほぐすために必要だから、広まったのでは?と思います。
今回のコロナは脅威ではありますが、戦争よりはよほどマシです。グローバル化した社会だからこそ、どうしても全世界へウイルスが短期間で拡散してしまいましたが、幸い、現代の医療では数十年も待たずに治療薬を作ることができます。ただ祈りを捧げたり、効きもしない瀉血や的外れな治療をするだけで傍観するしかなかった昔とは違います。衛生観念もあり、どうすれば防げるかという知恵も、今の人間は持っています。
で。
コロナの「おかげ」で見えてきたこと、変わりつつあること、変わるであろうことが多々あります。
「ずっとそこにあったのに よく見ようとしていなかったもの」とは、
・格差(安全地帯に引きこもれる人々もいるが、ほんの一ヶ月すら休みを取って家にいることができない人々がいる。それも大勢)
・差別(コロナ、コロナ~と言って襲うとかw/潜在的な差別心が見えた。そしてそれが愚かしいことであることも)
・繋がり(グローバル化がここまで進んでいることの再確認/遠い国とも繋がっており、また、お互いが生活する上で必要な存在になっていると気づく/経済・社会はそれぞれが関連していて、一人勝ち出来ない・していても大勢が倒れたら自分も倒れる、とわかる/←と、いいですが…。)
・医療関係者のブラックな労働環境(平時からブラック・足りてない)
・社会を下支えする人々のありがたさと、仕事のキツさ(物流関係の人/スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの店員/保育士/介護士/インフラ関係の人など)
・トップの人々の無能さ(日本などw)(=若者が選挙に行かなかった結果でもある…かも。若者が投票しようがしまいが、政治家が未来を担う国民の為に何もしないってのはどうかと思いますがね)
・自由時間がない、病気でも休めない、リモート可能な職種でも通勤しなければいけない、など、人々が経済と古い働き方の奴隷であり続けている問題
(長いですね;端的に言うと「常識と化した劣悪な労働環境」でしょうか。
「格差」と被りますが、大多数がカツカツの給与で生きており、生きるためには緊急時でも働かざるをえないし、1年のうち1月でさえ自由に休みを取ることができない)
などです。特に最後のは、大きい気がします。
インターネット・PC性能の向上、スマホの普及など、環境が変わったのに、古くから変わらない働き方と、短縮されない労働時間は、どうなのか?と思いませんか? 何故人々はこうも毎日、働き続けなければいけないスケジュールを組んでいるのか。1日3時間、週4日労働くらいで十分食べていける社会、などを何故目指さないのか?と、個人的には思います(もっと短くても)。仕事なんか午前中だけで終わってくれないかと毎日のように思っています。
「庶民」は、生存に必要な給与・お金を人質に、自由な時間を必要以上に奪われていると思います。時間というのは、命です。誰もが、大好きでやりたくて仕方の無い仕事をしている、というわけではないにもかかわらず、人生のほとんどの時間を仕事に捧げなければ、生きていけない。それも、20代から60代、70代までひたすら、蓄えが無ければもっと。延々と。ようやく解放されると、もう死が目前に迫っており、肉体も老いて、時間があっても好きなことなど満足にできません。この設計…地味に狂っていませんか?
これは、見直されなければならないのでは?
ベーシックインカムによって生存を保証し、多くの人が「働けないと死ぬから、仕方なく働く」のではなく「働かなくても生きていけるが、自分を生かしてくれる社会のために働く」ようになればいいのでは…と思います。
コロナ蔓延による都市封鎖での休業は、働き方の多くに「無駄があった」「無理をしていた(無理をさせていた)」ということを知るチャンスでは、と思います。あと、普段ありがたがってない低賃金の仕事にどれだけ支えられているかも知れたのでは。
また、「満員電車」と「発熱してても出社」はどうにかしてほしかったので、満員電車ヤベェよ、体調不良で出社ヤベェよ、という認識が強くなってきたのはとてもありがたいなと思っています。
今後、人々の他者に対する意識や、働き方は、否応なく変わるかと思います。それが良い方向に転べば、今よりずっと生きやすい世界になるのでは。レジや配送の自動化、介護ロボットなどの導入の流れも加速するかもしれません。
スピリチュアル的にコロナが流行した意味・意義を考えるのであれば、地球さんや神様が人類に対してブチキレていらっしゃるから、とか、トカゲや秘密結社が人類を減らしたいから、とか言うよりも、上記のような内容が妥当では無いか………と、妄想しています。
他の災害も、そうです。
たとえば、大洪水が起きたのは、神に従わないLGBTのせいだとか、大地震が起きたのは、その土地の人間のカルマがどうとか言って騒ぐ人は、無視していいと思います。
私もスピリチュアルな見方から抜け出せないので、何らかの原因があってこその結果、とは思いますが、悪者・犯人探しからの糾弾はほとんど意味がありません。大規模なもののときほど、たった1人が関与しているとは言えず、また、災害に遭わなかった存在らそれには無関係だ、考えなくていい、とも言えないからです。
そもそも、災害や苦難は基本的に「罰」ではないと考えています。
ほんっとうに、「ただの出来事」です。
不幸だ~とか罰が当たった~とか、余計な色づけをせずに、
被害を受けたもの、影響があったものをよく見て、それをどう建て直していくか、あるいは、捨てて新しいものにするのか、何かの基準を見直したり、補強したり、よりよい道を選択する……。大事なのはそれだけではないでしょうか。
全部私の勝手な意見なので、これが正しいとか言うことではありません。
ただ、コロナ流行はマイナス面だけではない、と考えてみるのも、精神衛生上、多少はプラスになるのでは。
転んでもただでは起きぬと言うか。
この悲惨な出来事をどう今後に生かしていくか、と言う目線で考えると、以外と「いい仕事」を今回の死神はしている気がします。
やり過ぎ感も否めませんが……。
「こうでもしないと」というところなのでしょう。
日々、潜在的な問題が浮き彫りにされ、否応にも変わらざるを得ないものが出てきています。これから人々の他者や労働に対する認識が改まり、いい感じに変わっていくのでは、と、期待しています。
参考になれば。
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