2024.7.24 UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE "ROCK BAND is fun"〜ユニゾン曲はユニゾンのテーマソング〜
2024.7.24
UNISON SQUARE GARDEN 武道館公演のセトリ曲たちが、全部全部UNISON SQUARE GARDENのテーマソングなんじゃないかと、田淵のMCの内容を踏まえ噛み締めていたので殴り書き。
タイアップやら、リスナーの人生のテーマソングだけでなく、自身の曲でもある多面性の凄さ。
下記、100%純度の妄言です。
1、Catch up,latency
「君も傷ついて来たんだね それならその合図で反撃してやろうじゃない」
⇒自分もバンド人生で傷ついてきたから君「も」だったんだね。
ハイジ→走への曲だと思ってたけど、田淵→客への曲にもなり得てしまう。
「僕たちが正しくなくても」
⇒ロックバンドは正しくない
2、サンポサキマイライフ
「いやじゃない?ならばついて来てよ」
⇒その言葉に従って、ほんとについて来るとは思ってなかったの愛おしい。でも、嬉しかったんだ。嬉しい。
3、Dizzy Trickster
「みんなが大好きな物語の中じゃ呼吸がしづらいんだね」
⇒物語=世界と解釈して、「しづらいんだね」という共感してくれる言い方に、歌詞を書いた本人もこの物語(世界)の中で呼吸がしづらかったんだね、って。絶対的な才能を持ってしても、世界は変わらなかったから。
4、fake town baby
「生きるsession もう当分は飽きる気配がない」
⇒一瞬も飽きちゃいないからさ 人生を譲る気がないんだ〜〜〜〜〜〜(プログラムcontinue)
5、恋する惑星
「僕の周回軌道に意味なんか無くても 一緒に存在できるのなら解析でもなんでもしてくれ」
⇒え、後ろを振り返ったらいた「君」へのラブフレーズが過ぎるのでは????一緒に存在してもいいんだ……………
6、Hatch I need
「判断待って待って まだあらすじに続きがある でもその動向は果てしない」
⇒解散するかもとかざわつかれてましたけども、UNISON SQUARE GARDENの動向は果てしなく続く😫
7、マーメイドスキャンダル
「絶対とかないよ そんなきれいごと聞けるなら ここまで生きれてないんだよな」
⇒ライブハウスの店長のアドバイスは話半分に聞け的な?(UNICTYのテーマ回)
8、Invisible Sensation
「このステージに立てるのは選ばれし 相応だ!派手なやつをくれ」
⇒バンドを20周年続け、武道館に立つのに相応しい自分達を派手にお祝いしてくれって?やってやんよ。
「努力だけじゃ未来は保てない」
⇒才能もあって、努力をしても、それだけじゃロックバンドは保てない。
9、オリオンをなぞる
「あなたにもし、もしわかるのなら すごく嬉しいんだ」
⇒「君」もとい客が付いてくれるの、嬉しいと思ってくれてることが嬉しい。
「何度よろけて 倒れたとしても さっき立ってたんだし 立てないわけがないよ」
⇒虎徹さんをはじめ、タイバニヒーロー達を代弁した素晴らしい歌詞だと思ってたけど、何度もロックバンドを辞めようとした自らの気持ちも入ってたのかと思うと、私は。
10、もう君に会えない
これは、もう、宛先が決まっているので。
20年目のお祝いを、彼女、彼にもして欲しかったのかなって。
11、スカースデイル
「見つからないよ絶対に 僕の隠し事は絶対に 夢の中ではいつも伝えられるんだけど」
⇒ギタボが書いた歌詞なのに、ツンデレな2024.7.24田淵の代弁のような言葉。
「僕らはどこへ行こうか 始まりの朝はすぐそこまで」
⇒ギタボ曲がシングルになった経緯も考えると、この時期はユニゾンにとって暗い「夜」のようなもので、それに絶望することせず「始まり」はもうすぐだよってバンド自体に語りかけていたら、もう、やってんなぁ。
12、オトノバ中間試験
歌詞の頭からつま先まで、UNISON SQUARE GARDENの愉快なテーマソング過ぎる。
「怪奇怪奇な僕なんで」
⇒斎藤を称賛
「出来損ないのスラップ」
⇒斎藤を称賛しといて、自分は下げる。MCでギタボとドラムをべた褒めしといて自分のことは「その他1名」としか言わなかったのと一緒だなぁ〜〜〜??
13、世界はファンシー
「一丸って言うのは ただ丸くすることなんだっけ? ロックンロールの方がゴツゴツとしておいしそうだな」
⇒多数が正義ではないですからね。ロックバンドのロマンを追い求める方が美味しいしたのしいですからね。
14、フルカラープログラム
「約10年前から閉ざしてた心が 今絶妙のタイミングそうして もう一度 ちょっとだけ世界と仲良くなったあなたは今 誰よりも高く高く飛んだ 夕暮れ」
⇒デビュー前の曲とはいえ、才能があるのに世界が変わらないことで心を閉ざしつつも、10年後には世界と仲良くなれるのではっていう当時の自らの希望が書かれているのでは。
ダグアウトが出たタイミングの10周年の武道館よりも、世界と仲良くなって高く高く飛んでいてくれてたら嬉しいな。
15、いつかの少年
「また無駄になってる 無駄になってる 間違ってないはずなのに」
⇒途中まで「間違ってないはずなのに」と歌っていて、最後には「間違ってないはず」と言い切ってるところにグッとくる。迷いつつ、自分が持つロックバンドのロマンの正しさを捨てなかったことにこちらが感謝。
16、101回目のプロローグ
「本当の気持ちを話すのは 今日くらいしかありえないだろ(2024.7.24ver)」
⇒他の歌詞にも、たくさんたくさん胸が苦しくなるけれど、ここは、本当にありがとう。
17、kaleido proud fiesta
「かくしてまたストーリーは始まる」
⇒本当の気持ちを話してくれても、終わるどころか始まっちゃうんだね〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!プロローグ(序章)歌ったもんね〜〜〜!!!!!
18、スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
「You may doubt "Rock festival"」
⇒思想の強さ(726MC)を客にも共有してくれちゃうの照れるな。リリースされてからこの4年で散々影響されちゃいましたよ。
19、Phantom Joke
「言えそうで良かった「まだ愛してたい」」
⇒世界を変えられなくても、「全部嫌になっ」てもまだ愛してたいって思ってくれている…?振り返ったら「君」がいたから…??
20、ドラムソロ
姿はほとんど見えず、音だけだったけど、音と振動だけでこちらを楽しく、興奮させてくれるたかおのドラムには心の底から脱帽。
21、天国と地獄
「だって不要な血が流れるのはno thank youです」
⇒対バンの時とか「ぶっ潰します」「ひねり潰します」って相手に物騒な事言うのに、絶対に暴力は振るわない圧倒的信頼が、このバンドにはありますね🙂↕️
22、君の瞳に恋してない
「せめて君ぐらいの声は ちゃんと聞こえるように」
⇒客が歌える曲ときに、イヤモニ外して聞いてくれるギタボのことが浮かんじゃう。
「生きてみようと思ったのは 君のせいかも」
⇒完全に自分が今生きようと思ってるのはUNISON SQUARE GARDENのせい(おかげ)なのですが、田淵も?そう思ってくれてたの????へぇ????
23、カオスが極まる
「去った栄光の日に 希望があった日に
戻りたくなったなんて寝てんのかよ」
⇒ブルーロックが過ぎますけども、少なからずシュガソンヒットを「過去の栄光」として捉えていたら、それを蹴散らしていくこの曲の歌詞全部が気持ちいい。いいぞ、もっとやれ。
24、シュガーソングとビターステップ
「宵街を行く人だかりは 嬉しそうだったり 寂しそうだったり コントラストが五線譜を飛び回り 歌とリズムになる」
⇒UNISON SQUARE GARDENの曲そのもの。人によって、楽しい曲が別の人にとっては人生のテーマソングになりうるくらい大きい感情を抱える羽目になったり。
「鳴らし続けることだけが 僕たちを僕たちたらしめる証明になる、QED!」
⇒ほんまやね😭😭😭😭😭
25、春がきてぼくら
「浮かぶ大切な誰かに 悲しい思いはさせない方へと」
⇒ロックバンドが立ち止まりそうな時も、解散したら悲しむ人がいるから、って思って立ち止まらないでくれた。彼らが振り返った先に、物好きがいてよかった。
「けれどふとしたことで一瞬でほころぶ」
⇒たかおがMCで「ライブの熱のお陰で続けてこれた」って言ってたように、辛いことも1回の、一瞬のライブで私が救われてきたように、メンバーも救われてきてたんだなぁって。
「また違う色混ぜて また違う未来を作ろう」
⇒スタッフさんやら、物好きやらの、色んな人が持ってる絵の具の色を混ぜて、混ぜて、UNISON SQUARE GARDENの色んな未来を作り出して来たって、思ってしまうよ。私の絵の具も入ってるね(?)
26、シャンデリア・ワルツ
春ぼくが「目に映る幸せ(美味しいもの、髪型を変える)」を歌っているのなら、シャンデリア・ワルツは「目に見えない幸せ」のようなものを歌っているように感じた。
「出会い」「夢」「魔法」「引力や重力」。
全部目に見えないけれど、確かにそこに存在する。
ラストのセンチメンタルピリオドでも歌っている、目に見えるもの、見えないもの両方で物事が成り立つ様を見ているような感覚がした。
27、センチメンタルピリオド
「形あるものだけを空に映したレインボウ」
→「未完成」
「暗闇に放った魔法さえも2、3秒で無くなっちゃうだろう」
→「それだけで完成しちゃうならいつまでもカラッポシンドローム、みたいな」
⇒形あるものだけだと未完成だし、目に見えないものだけでも完成はしない。音楽業界での目に見えるヒット、ランキングだけだとバンドは続けられない。とはいえ夢とか絆とか目に見えないものだけで続けられるものでもない。
どんな考え方でロックバンドと向き合ってるのかがデビュー時に既に出ているのが凄いし、そのスタンスが一切変わってないことがカッコイイ。
変えるもの、変えてはいけないものの取捨選択を、この20年の間にどれほどしてきたのかと思うと気が遠くなる。
ー僕たちには才能があった。
でも世界は別に変わらなかった。
つまんなかった。
楽しいことばかりではないから、ロックバンドを続けるのは大変だった。
諦めてもいい理由になった。
時に前は向けなかった。
誰にも気付かれないように後ろを向いた。
そしたら、君がいた。
ずっといてくれた。
ついてきてくれるとは思わなかったけど、
こんなに嬉しいなんて思わなかった。
君が好きなロックバンドは
君が好きでいてくれたからここにいる
君のおかげ。
ありがとう。ー