2022年12月27日

今年も残りわずか。総括と現状と未来を綴る。

例の流行り病から約3年も経つ。少しづつ現状は変わりつつあるが、我々の現場は平時に戻るにはまだかかりそうである。

昨年のパークダイナー移転から1年半。この短い期間にも様々なことがあった。そして本年2022年は大きな変化もあった。ご存じの方々もいるが、16年間スタッフとして属していた渡辺翔太が年内をもってスタッフとしては去ることに。移転してから一人、そして今年は春、秋と新スタッフが三人も増えた。世代的に彼らはほぼほぼ旧店舗に関しては知ることはない。つまり今の新店舗からの関わり合いになる。

時代は変わる。当たり前。歴史があるからこその今ではあるが、大切なのはこれからの未来。奇しくもタイミングとして長いスタッフが去り、歴史を知らない新スタッフがこれからを築く。

新店舗のこれからはそれぞれの役割も変わる。気概は一番大事であるが、経験で育っていくもの。これまでのパークダイナーの歴史やライブハウスの本質をより知ってもらい、出演者を精一杯サポートし、ライブハウスを維持し、更に発展へ。

来年春でパークダイナーは28周年を迎える。いよいよ30年というのも見えてきている。流行り病によりライブハウスはその存在を問われた。不幸ながらも閉店した店も数多い。逆張りで独自に攻めた店もある。パークダイナーは予定していた通り移転を決行した。これは決して逆張りの発想ではない。ずっと温めてきた構想がそのタイミングでしかなかった。勿論想像を超える工程ではあったが。

来年で自分はパークダイナー勤続25年を迎える。人生の半分以上である。度々綴っているのですべては省くが、ずいぶん長い年月が経つ。アルバイトから経営者になった。当初から手探りかつ、成り行きの中で独自の経験で現場で育ったため経営者としては正直未熟でしかない。とにかく現場や自分の音楽活動の経験でその職務に臨んでいる。

長く出演していただいてる諸先輩や同世代、後輩ミュージシャンにより、これまで支えられている。未来へ、いつだって前しか向いていないが過去や歴史に救われることも多々。続いていくということは結果そういうことだと。積み重ねであり、ある日突然何かが変わるこということはなかなかない。現場のスタッフは長い年月の中で入れ替わりも多々あったが、自分がいることでパークダイナーの独自性、またライブハウスの本質や普遍性は大切にし、いつでもこれからのスタッフと共にアップデートしていきたい。

残りの業務も精一杯やらせていただきます。まだ少し早いですが、本年も大変お世話になりました。2023年も引き続き宜しくお願い申し上げます。

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