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私の業績5:一般ビジネス文書にテクニカルライティング技法を応用

半導体の仕様書から白物家電のマニュアルにいたるまで、テクニカルライティングの分野において、私はこれまでに400字詰め原稿用紙換算で10万枚に及ぶ文書作成に携わってきました。その間、日本を代表する某大手半導体メーカーの社内マニュアルコンテストで初代グランプリを受賞し、その後毎回入賞する、といったこともありました。
同時に、日本オフィスオートメーション協会、NTTラーニングシステムズ、長期計画会議、㈱テクノ、㈱環境企画などの機関に頼まれ、技術文書作成に関する人材教育の講師として、延べ2000人ぐらいの指導にも携わってきました。
1990年、32歳のとき、私はそれまでIT分野で培ってきたテクニカルライティングのノウハウを、一般のビジネス分野の企画書、提案書、報告書、あるいは学術論文などの作成に応用した本を出版します。
この本のユニークなところは、この本自体が作られていくプロセスを本の内容にした点です。最初から綿密に計画を立て、その通りに実行できたからこそ成立した企画ということです。
こうした意味からも、本を作るということは、テクノロジーの一分野なのだと捉えることができるわけです。私は、文学もまたテクニカルライティングの一分野だとさえ思っています。

『決定版! ビジネスドキュメントの説得技法』日経新聞社刊(共著)


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