「私はこうして夢を学んだ」(その2)
私は、大高氏に誘われるまま、氏が主催する「ドリームトレーナー養成講座」に参加しました。それは半年の長期講座で、参加者は毎回それぞれの夢を持ち寄り、氏がオリジナルで考案したドリームワーク法を使って、その夢の意味を読み解いていくのです。それはまさに自分の無意識の中身を意識化していく作業であり、知的興奮に満ち溢れた謎解きゲームのようなものです。
あなたは、たとえば悪夢の意味を読み解くというと、「見たくもない恐ろしい自分」を見せられる作業だと思いますか? いいえ、むしろ「自分に襲いかかってくるものが、実は人生の糧だった」という逆転現象を体験することなのです。
一般的に言って、夢の意味を読み解こうとすることは、普段はあまり使われることがない脳の部位が活性化されることを意味するため、答えが出る・出ないにかかわらず、脳を耕すことになるでしょう。それは同時に、自分の人生を、まったく違う視点から眺め直すことでもあります。
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