「~実体験サバイバーと巻き込まれオブザーバーがジャッジを下す~ いじめ現象の全貌と脱却戦略」
本書は、いじめ、虐待、ハラスメント問題に関する画期的な本です。
8月18日、「日本橋出版」より全国書店にて販売決定。
アマゾン、楽天にて、先行予約販売開始。
■類書にはない本書の特徴
〇35年にわたって繰り返された陰湿ないじめの実態を被害者が赤裸々に告白
〇加害者・被害者両方に寄り添った「第三の当事者」が、いじめ現象を徹底的に洞察
〇いじめ・虐待・ハラスメント問題を「組織論」と捉え、完全解決への展望を提示
■内容紹介
いじめ、虐待、ハラスメント・・・人はなぜ人を虐げ、傷つけ、足蹴にするのか?
学校、家庭、職場・・・世界のどこかで日々繰り返されているにもかかわらず、その実態は相変わらず闇に包まれているこの深刻な社会問題に、本書は鋭くメスを入れ、その内臓を白日のもとにさらして見せるところからスタートする。
一般に、いじめ、虐待、ハラスメントの加害者と被害者の間には利害関係があり、被害者は自分が被害を受けていることを一種の「恥」と捉える傾向があるため、多くを語りたがらない。周囲の人々も重く口を閉ざす。
本書の二人の著者は、その「タブー」を打ち破り、すべてを語った。
第一の著者は、昭和2年生まれの満93歳。戦後間もなく結婚し、姑から壮絶な「嫁いじめ」を受ける。それは、幼い命を犠牲にするほど常軌を逸したものだった。姑の死まで35年にわたって繰り返された陰湿で執拗な「いじめ」を、著者は怜悧に見詰め切り、それを手記として赤裸々に綴った。その実像に、読者は自分の目を疑うだろう。
息子である第二の著者は、嫁と姑(母と祖母)の間に挟まれて「いじめ」の巻き添えを食う。しかし著者にとって、加害者である祖母はあくまで「母親代わり」だった。その目には、誰にも見せたことのない加害者の裏の顔が映っていた。加害者が持つそうした「二つの顔」を、著者は持ち前の心理学的知見を用い、その「病理性」の襞の奥まで、情理を尽くして洞察する。
そしてさらに、いじめ、虐待、ハラスメントの問題にどう対処したらいいか、実際の事例を挙げつつ、被害者、保護・救済者、支援者ごとに、体験者の立場から最善策を提言する。
これだけ衆知され蔓延している社会問題が、なぜ相変わらず解決できず、予防措置もうまくいかないのか、実はそこには公的機関の組織上の問題が根深く絡んでいる。第二の著者はそこにも切り込み、最新鋭の組織論を駆使した完全解決への展望を示す。
それを一言で言うとこうなる。
「特命Aチームによるヒエラルキーからの卒業」
いじめ、虐待、ハラスメント問題の当事者(被害者、保護・救済者、支援者)はもとより、公的な立場でかかわるすべての人(教育関係者、心理学・社会学・精神医学などの専門家、ソーシャルワーカー、カウンセラー、民生委員、福祉関係者、労務関係者、法律家etc…)は、本書の一読によって、必ずや目からウロコが落ちるだろう。
■著者プロフィール
<高林あやか>
昭和2年(1927年)栃木県芳賀郡芳賀町高橋村生まれ
昭和23年 栃木師範学校卒 卒業と同時に県内の新制中学校の教員となる。
昭和27年 結婚して上京。以後は都内の小学校にて、国語の教師。二人の子どもを設ける。
昭和57年 姑の介護のため退職(通算34年間の教員生活)
平成23年(2011年) 3.11の災禍を目の当たりにして一念発起。自身の波乱万丈の人生を後世に伝えるべく、自伝を執筆(本書はその抜粋)
現在は、読書三昧の平穏な余生を送っている。孫四人、曾孫二人。
<アンソニーK(Anthony K.)>
昭和33年(1958年) 東京生まれ 早稲田大学法学部卒
テクニカルライティング(技術文書作成)分野にて独自の基礎理論を構築(同分野の著・訳書多数)。
トランスパーソナル心理学の研究者・大高ゆうこ氏に師事し、ドリームワーク(夢の読み解き法)などを修得。
ケン・ウィルバーやジェイムズ・ヒルマンらの心理学理論の研究・実践者でもある(同分野の自費出版書あり)。
作詞家・音楽プロデューサーとして、2004年、ビクター主催の楽曲オーディションにてグランプリ受賞。現在、インディーズレーベル主宰。