「埋め込まれた無意識」から「第三の圧力主体」へ
■この記事の要約ウィルバー・モデルでは、抑圧の主体は自己システムに「埋め込まれた無意識」だった。それに対し、AKモデルでは、抑圧の主体は「自我」であるとした。
ただ、抑圧を自我の「単独犯」とするには無理がある。
そこで、AKモデルでは、自己システムに埋め込まれた「第三の圧力主体」を想定する。
<「第三の圧力主体」の特徴>
〇無意識ではあるが、抑圧されてはいない(潜在的無意識の内容物ではない)。
〇抑圧(誤-変換)の対象ではなく、抑圧(誤-変換)の主体である「自我」に強い影響