【ネタバレはしない】ビキニクリエイター新ネタライブ配信レポと共に、「お色気ネタ」を考えてみる

※めちゃくちゃ敬称略です
※お色気ネタを語っていますがなんかそういう下心とかないです
※まだ配信期間なのでネタタイトルも割とボヤかしてます

ビキニクリエイターというコンビがいる。

ビキニ担当:原つむぎ(本職グラビアアイドル)と
クリエイター担当:軟骨!(他に「春果」という活動名での女優としても活動、ネタ中でも何回か「春果」という名前は登場)の、
本職同士ではないがれっきとした「お笑いコンビ」として時々活動している2人である。どちらもXのプロフィールの最初に【ビキニクリエイター】という文字があるので、結構大事にしていると思われる。

筆者が彼女たちを深く知ったのは以下の動画きっかけである。

この動画で筆者は3組「好きなお笑い芸人の名前」を挙げている。
最初の2組はすぐに決まったのだが、3組目を決めかねていた。
「良いコンビ名ないかなあ」と思い、なんとなくUNDER5の結果発表ページを見ていたところで、「ビキニクリエイター」を見つけたのである。
この時点で筆者のビキニクリエイター情報は
「なんか名前は知ってるけどネタは見たことないな」
「確かグラドルが組んでるはずじゃなかったっけ」
の2つのみであった。(お笑い好きを語ってるクセにこの時点ではグラドル同士コンビだと勘違いしている)

軽い気持ちで興味を持ちYouTubeやXなどを調べてみると、なかなかに魅力があるコンビであった。
・高校の同級生コンビである(高校同級生の男性コンビは結構多いが、意外と女性コンビは数えられるぐらいしか存在しない)
・M-1、THE W、UNDER5の2回戦までには進出している(本職じゃないコンビではまあまあ凄い)
・『寄せて上げて揺らすな!』というウソみたいな鬼キラーフレーズがあるネタをやったことあるらしい。

筆者はよーっぽど完成度が高くない限りは「その人にしか出来ない」ネタが好きなので、『寄せて上げて揺らすな』が素晴らしくニンが出て良いなコレ、と思って興味を持ち、上記動画での紹介に至った。

そんなビキニクリエイターがゲストに、はっぴちゃん。とかとうにちようび!を招いて新ネタを5本下ろすライブするとのことで(よく考えたらこの時点でちょっと凄い)、配信で鑑賞すると共に、「お色気ネタ」という1つのジャンルについて下手な文章ながら考えつつ、ネタタイトルとそのネタのちょっとした感想だけ記してみようかなと思う。(他の機会でこのライブでやったネタをするかもしれないので、深いネタバレはしませんし、表題通りネタタイトルもボヤかします)
ちなみにライブ自体は(スケジュールの関係かもしれないが、)ABCお笑いグランプリのド真裏というなかなかの攻めっぷりである。

<オープニング>

お笑いライブとは思えない「おっぱい」の連呼。出演者全員女性特有の空間すぎる。あと笑い声が太い。
あとはっぴちゃん。が意外と平場が上手。はっぴちゃんも実は「戸谷莉菜」という名前で女優としての活動もあるので、お笑いライブなのにステージ上に女優2人いた。

<漫才:資格を持ってた方がいい(3分)>

いやスタートからお色気とかそういう域超えてるんかい!!!!! でも逆にこの感じなら地上波は無理だけどAbemaあたりなら狙えるかも!!!!!
なんかこのネタに関しては「男性だから/女性だから」とかよりも「関西弁向き」だと思った。標準語じゃワードがよりキツく聞こえるかも。「あの関西ベテラン芸人」のおかげもちょっとあるかもしれない。
あと、これはこのネタだけじゃないんだけど、原の谷間が出てる服に気が散らからないように軟骨!は大きいリボンのカチューシャつけてる?

<かとうにちようび!①コント:ヒーロー>

このネタをこのライブのためだけに準備したんならすごく素晴らしくて優しい人間だけど、
このネタを常時持ってるのならどういう発想の芸人やねん。

<コント:通学路(4分)>

1本目に比べて圧倒的に地上波で流せる!!!!!
強いお色気要素もなく、清く正しく巨乳とスレンダーを活かしてる!!!!!
ちょっと気になる要素もなくはなかったけど、それは重箱の隅つついてるだけな気もするから別に気にならない人は気にならないと思う。
基本的な巨乳ネタで名前知ってもらったあとの「こんなこともできますよ」の2ネタ目って感じ。

<はっぴちゃん。①フリップネタ:プレイリスト>

変顔しなくてもいいと思うぐらいネタははっきりしっかりしてるし明るくて見やすい。ピンクの法被もこう見ると目にうるさいとかじゃなくてハッピー感が出ていい。
これから夏祭りの営業とかを貰って盛り上げてくれそうなタイプ。

<コント:お受験(4分)>

こっちは分かりやすいぐらいシンプルお色気キャラ。
このボケを男の女装とかでやっても意味がない(例えそれが綺麗に女装できるタイプの芸人でも)ので、最大限にグラビアアイドルとしてのニンを活かしてる気がする。
終盤〜オチの一言にかけてもスムーズで、ネタとして綺麗。
もし地上波でこのネタやる機会があるなら、最後のオチボケだけは意味を変えず言葉は変えたような良い気もする。

<かとうにちようび!②コント:ラジオ>

さっきのヒーローに比べて凄くちゃんとしてる。となるとはヒーローネタはこのライブのために作ったっぽいな。
明るいおバカ系キャラを活かした良いコントだったと思いました。R-1のカオス1回戦の中にいたら分かりやすくて助かるタイプ。

<コント:赤ちゃん(3分半ぐらい)>

ちょっと下ネタはあるけど、それ以外はロジック的な割とベーシックな「置き換え」ネタ。
…ベーシックって言ったけど、あの空間にまともなの1人しかいないという点でなんかややホラー要素もある気がする。
怖いネタというか「まともじゃない世界観ネタ」として狙ってたら凄いな。オチツッコミのフレーズ含めて個人的に1番好きなネタなのはコレだったかも。

<はっぴちゃん。②フリップ音ネタ:物真似>

こっちはもうより凄く営業ネタ。このネタはウケるというより一部のとこ除いてボケてもないけど、物真似の対象的に幼稚園とか小学生にハマりそうである。
はっぴちゃん。が夏祭り営業の翌日に幼稚園のお祭りに行く姿が見えました。

<コント:教室(3分半ぐらい)>

教師としての格好以外にセクシー要素ひとつもないネタ。でも意外とこの設定の発想見たことなかったような気もする。いい意味で普通というか、分かりやすくひと組の芸人として売れに行ったり賞レース狙うならコレのチューンナップかも。

<エンディング>

かとうにちようび!の「お前みたいなやつ来たぞ」のくだり、なんか薄ーく闇があったけど気がするけど聞かなかったことにします。
あと、はっぴちゃん。の配慮細かすぎる。この子出来る子だ。

【やっとお色気ネタについて考える時間】

代表的な元祖は「パイレーツ」だろうが、その後もビシバシと踊りまくっていた「クレイジードールズ」、いまやぬか漬けの人と化した大湯みほがいた「チェリー☆パイ→アップルパイン」、最終的にめちゃくちゃ過激に走ってしまった「魔女っこ」などがいたが、
元祖すぎるパイレーツは置いておいて、
残りは「緩い」もしくは「お色気というよりはどちらかというと下ネタに近い」ものがあり、見てるこっちがちょっと「ネタの見る視点を考える必要」があるものもあった。

ビキニクリエイターの今回のネタのジャンルを分けると
[一般的なネタ]赤ちゃん、教室
[お色気]お受験
[あるあるネタ]通学路
[下ネタ]資格を持ってた方がいい
に分けられると思う。

思い返してみると、いきなりぶちかましてきた「資格」はまだしも、「お受験」と「通学路」は衣装やネタ設定にお色気や巨乳という原の容姿から出てくる要素はあり、多少のそういうボケはなくもないが、
それぞれ主軸ボケは割とそこに頼らずに作っていた印象があった。
少なくとも上述のこちらがネタの見る視点を探す必要はなく、下ネタの湿り気というよりカラッと乾いた笑いやすい笑いどころであった。
「赤ちゃん」と「教室」に関しては衣装ぐらいである。

以上の要素を今回のライブ内容から総合すると、
○ビキニクリエイターはお色気要素は設定の切り開き要素や分かりやすいボケとして使っているだけで、「コンビ名やグラビアアイドルのネタという前知識から来る想像」よりお色気要素は圧倒的に少ない。下ネタをぶちかましてくることはある。
○平成ではない令和の今、仮に女性芸人がお色気・セクシーネタをやるのにそもそもビキニなどで肌色の露出を増やす必要はもうない(雰囲気で出せる)
→ということは、ビキニクリエイターは「お色気ネタをツカミやスパイス要素に使った自分達だけの鉱脈」をまだまだ掘れるしパワフルな人たち。

という結論に辿りついた。
「資格」だけどうしてあんだけ振り切ってたのかだけ不明ではあるが…(謎)

4,5時間かけてこの記事作ったので、この記事読んでいただいた方、なんかコメントいただけると嬉しいです…。
あと何らかの祭りの主催者の方、はっぴちゃん。とかとうにちようび!にお祭りの営業を入れてください。

(終わり)

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