見出し画像

子どもの頃から苦手だった女の子キャラを好きにさせてくれたディズニー

今回もディズニーへの愛を語っていくことにします。

ディズニーというジャンルに関しては、私よりアツい気持ちを持っている人や深い知識を持っている人、お金も時間もかけている人がたくさんいます。私は私なりに変なテンションになりながら書いておりますので、苦笑いしながら読んで頂ければと思います。

ミニーちゃんやデイジーが苦手だった

私は子どもの頃から、女の子がお花を摘んでいる時は男の子と草相撲をし、女の子が教室でお絵かきをしている時は男の子と外でサッカーをし、女の子が教室でお化粧をしている時は体育館でボールを投げていました。

今は、友だちが結婚や出産をしていく中、私は自分のやりたいことを探し、理想の暮らしを目指して、住まいも仕事もふらふらしながら過ごしています。それが居心地が良いし、この過ごし方が1番自分には合っていると思います。

だけどそれに反して、本当はもっと女の子らしい遊びをしなければいけないんだろう、親が求めているのはそういう目に見える正解なのだろう、という後ろめたさを常に感じています。

そしてそんな私の劣等感を1番わかりやすく具現化したのが、子ども向けアニメに出てくる女の子キャラでした。好きな男の子がいて、その子のためにかわいくなる努力をしていて、お化粧をしていて、足が痛くてもヒールを履いていて、お花とピンク色が似合う、そんな絵に描いたような女の子。

私がなりたいとは思えないけど、多くの人が女の子はこうあるべき、と思っている存在。そうあった方が、周りの人も喜んでくれるだろうし自分も生きやすいと思う、でも私はそうはなれない。

私はそういうキャラクターたちが嫌いでした。

ディズニーで見たミニーちゃんとデイジー

前置きが長くなりましてすみません。

大学に入ると、多様な人間たちとの出会いによってその後ろめたさは少しだけ薄まっていきましたが、相変わらず女の子キャラは苦手でした。

常にくねくねしていて、赤い水玉模様でひらひらのスカートと同じ柄のどでかリボンを頭につけ、ヒールを装備しているミニーちゃん。常にくねくねしたポーズで、薄紫の服を着てどでかリボンを頭につけ、アイメイクを施し、ミニーちゃんより高めのヒールを装備しているデイジー。怖い。女の集合体。

ここで、例の人生初ディズニーランド&シー、そして私の人生を変えたビッグバンドビートです。

正直最初は、あ、ミニーちゃんとデイジーも出てくるんだ、ふーん、という気持ちでした。

ミニーちゃんが、モフモフのいかにもスターが着てくる感じの服を着て登場。そしてステージを見ているうちに、この方は、僕らのクラブのリーダーの隣にいるべき存在なのだなと思いました。同様の輝きを放っていたのです。指先から足先までしっかりミニーちゃんでした。かわいい。

デイジー様が出てきた時は、えっ?セクシー…エッロ…ってなりました。何あの動き。なんであんな風にセクシーさ出せちゃうの?素敵…と。すっかり心を奪われていました。着ぐるみにセクシーさを感じたのはデイジー様が初めてです。

ミニーちゃんやデイジー、そしてミッキーなど、パークにいるキャラクターたちはみんな、動きといいリアクションといい、完璧にキャラが立っていて、それを120%で表現してくれるところがなんといってもすごいのです。しっかりと作り込まれて、たしかにそこに存在している。そこに1番感動しました。

さらに、ミニーちゃんとデイジーは同じ女の子キャラクターなのに、それぞれの個性がしっかり出ていることにも驚きました。

デイジーはセクシーで大人な女性、ミニーちゃんはみんなが思う可愛い女の子、ということが、あのショーの間だけで誰でもわかってしまうし、みんなをメロメロにしてしまうのです。

いつの間にか苦手意識はどこかへ行ってしまい、世界観の作り込み具合や、ショーの完成度の高さ、キャラクターたちの魅力にすっかりやられちゃいました。

ディズニーのみんなが好き

アイドルを推す時と同じです。初めは、あ、かわいい子がいる、でそのアイドルを見始めたのに、だんだんその横にいるメンバーが気になって、曲を聴いて声に惚れ、ライブを見て熱量にやられる、そんな感じでした。

その後何度か通ううちに、パーク内にいるミニーちゃんやデイジーにしっかりときめき、黄色い声援を送り、彼女たちと写真を撮る時は女の子らしいポーズも取れるようになりました。

女の子らしさというつまらない枠に囚われて女の子キャラみんな嫌い、と言っていた視野が狭い子どもを、素敵な夢と希望の世界に解き放ってくれたディズニーに感謝です。

ありがとう。

あーディズニー行きたい。



いいなと思ったら応援しよう!