生田絵梨花のこれからの展望③-2
・アンチコメントの分析
ミュージカル
・『レ・ミゼラブル』
2017年『レ・ミゼラブル』にコゼット役として出演した生田絵梨花
2019年もコゼット、2021年にはエポニーヌで出演と徐々にステップアップした印象だ。
しかし『レ・ミゼラブル」は東宝ミュージカルの頂点であると言っても過言ではなく、初出演した2017年と昆夏美の後を継いだ形となった2021年の舞台ファン(コア層)からの批判は凄まじかった。
-2017年 コゼット
生田絵梨花はアイドルである。
オーディションで選ばれたとはいえ、秋元アイドルが帝劇のトップミュージカルに?という雰囲気は劇場でも感じた。
Twitterでは"綺麗な声はしてるが声量が…"や"顔は可愛いけど実力が…"というコメントが多かった。
-2021年 エポニーヌ
コゼット役としては受け入れられたように感じていた矢先のエポニーヌ役で筆者も当時は驚いた。
そして何より昆夏美がキャストに居ない状態でのエポニーヌということで、コア層からの視線がより厳しくなった。
Twitterで1番多かった意見は
"コゼットは良くなったが、エポニーヌは似合わない" である。
生田絵梨花の強みといえば育ちの良さから身体に染みついたお嬢様感、可憐さだと思うがエポニーヌはやさぐれ感が重要視されている印象があり、演じる生田と観劇コア層の視点にミスマッチが起こったのではないだろうか。
○分析結果
生田絵梨花の努力によりライト層からの好評とコア層からの批判に二部されてきた。
昆夏美という絶対的エポニーヌに代わっての抜擢で、コア層からの実力不足批判が多かった。
『レ・ミゼラブル』はミュージカル観劇コア層にとって特別な舞台であるため、批判が集中しやすい傾向にある。
ちなみに生田絵梨花は2017コゼットで第8回「岩谷時子賞」奨励賞を受賞した。
岩谷時子賞は、作詞家、詩人、翻訳家であった岩谷時子の遺志を受け継ぎ、音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与される賞。
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