二つのモチベーション
こんばんは。南極観測隊員志望のライアンです。
今日は人を動かす2種類のモチベーションについてまとめてみようと思います。
人間が行動を起こすとき。心理的要因モチベーションが必要ですよね。
これって、「やらないと悪い状況になるからやる」というネガティブモチベーションと
「やったらいいことがあるからやる」というポジティブモチベーションがあると思います。
何かを行動しないよりも、行動するほうがいいと思うので究極的にはどちらのモチベーションに基づいて行動してもいいと思います。
でも、自分にとってのエンジンをどちらにするのか、選ぶ選択肢があるとしたら圧倒的にポジティブモチベーションがいいと確信しています。
これは大学での経験に基づいています。
大学1年の夏休みに僕は海外ビジネス武者修行プログラムに参加をしました。
それまで理系高校にいて、バイトもしたことがない。ビジネスのビの字もわからないような状態での参加でした。
ただただ、「新しいことに挑戦して、今の自分から変わりたい」というモチベーションでした。
なので、自分が成長するために参加していたのでビジネスをする場だというのにビジネスの質を求めることがどうしてもできませんでした。
成長するのが目的。ビジネスはおまけ。
成長する傍でビジネスがうまく軌道に乗ったらいいんじゃないかな。
うまくできなくても最終プレゼンさえ(これまでの定期テストの一夜漬けように)なんとか乗りければそれでいいとさえ思っていました。
だからこそ、ボロボロの未熟な企画で最終プレゼンを迎えることになりました。
結果は惨敗。自分たちのチームの企画はもちろん不採用。
そして自分がいたターム(クラスのようなもの)のチームは全て不採用という武者修行史上初のズッコケを披露することになりました。
その時初めて死ぬほど悔しいという感情を痛感しました。
だからこそ、帰国してからは
「今のままだとやばい。社会に出ても何にもできない。とにかく成長できそうなことは何でもいいからやらないと」
そんな切羽詰まった感じで様々な環境に飛び込むようになりました。
・就活塾
・営業インターン
・ビジネス塾
などなど。
ただ、その行動はネガティブモチベーションに起因していて達成したい目的などは一切ありませんでした。
だからこそ、武者修行と同じことが起こるわけです。
成長が目的で中身が伴わない。
そこでさらに焦って、新しいことを始める。
そうすると一つのことに割ける時間が減るから質が低下する。
・・・負の連鎖。
寝る時間もどんどん削るので、心身ともにボロボロになっていく。
特にそれらのピークだった大学2年の秋の頃はずっと死人のような顔をして、心が晴れること・安らぐことは一切なかったです。
これがネガティブモチベーションに基づいて行動したライアンの失敗の記録です。
大学3年になってから、「南極に研究者として行きたい」そのことが胸の内に定まってからはその状況が一変しました。
目の前の挑戦全てに飛びつくことがなくなったのです。
「南極」という目的地にそれが役立つか。
義務感だけでやろうとしていないか。
やることに対してワクワクしているか。
そういったことを冷静に判断できるようになったのです。
そのおかげで、時間に余裕ができて心休めたりすることが十分にできるようになりました。
それに、ネガティブだけで動いてる時よりも大変な時に踏ん張りが効くんです。
勿論人の根本はそう簡単に変わるわけではないので今でも
若くしてめっちゃ成果を出している人を目の前にすると焦りに似た感情で新しいことを始めようとしがちです。
でもそこで、ぐっと抑える。
今やるべきか?
そこをしっかり判断できるようになったのが大学在学中に得たものの中でも大きなものだと思います。