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大学受験直前の私の注意点

(〈見返すノート〉の黒点形)


以下の文章は私が高校三年生のときに、塾の先生に言われたことをもとにして書いたものです。当時は毎日読み返して常に意識するようにしていました。

一見、大学受験の専門書であり、受験生以外には役に立ちそうもないように思われますが、自分の認知の癖を知り、正しい方法に合わせる方策の一例としても、参考にできると思います。




注意点


・話を話半分に聞かない。

・今の方法でいいかどうか、その都度ごとに考える。

・入試で使えるかどうかを基準に考える。

・おれ流を捨てる。

・わかった ではなく、 調べたらわかった ので、何を調べたのか どう考えたのかを残しておく。

・だいたいなんとなくこんな感じ はやめる。

・返事を返す。

・確実に決まるものから決める。文法→意味の順番で 複数選択肢があるのに勝手に決めない。

・今自分がやってることを自覚する。

・この一問を絶対に正解するという根気と気合い あいまいな部分はあれど、文法知識はあるから、あとはそのつもりがあるか。


・連想しない。書いてあることを読む。

・理由をもって選ぶ。勝手にルールを作らない。

・人の話を聞く。

・改める。自分のものにする。言われてきたものを自分で自分に言い聞かせる。思い出す。


・抽象と具体を把握して(しながら)読む。

・本文はとばし読みしてもよいが、選択肢は一語でも読み落としがないようにする。

・問題で、適切なものを選ぶか適切でないものを選ぶかだけでなく適切な(でない)ものを  いくつ選ぶかもよく確かめる。

・問題を解いていて、おかしいと思ったら問題文を一字一句読み直す。


・リアリティーのある方法  本番前に見やすいよう  細かく仕分けする

・前解いた問題はゲームがもう終わったやつ

①思い出すだけ。まず見て正解は何かなと考えてる。今さら考えてもしょうがない。そこで1分も3分もかかる。いつも言われるのは、終わったことやからパッと言うてー、と。 ②問題点を考える。そして次どうすればまちがえないかを考える。

・安全装置をかける 他人にたよらなできない

・解いた問題を見てどう解いたかパッと思い出せないのは、解いた時  道筋を考えてからといてないから。筋道たてて解いたものは  すぐたどれるし  そもそもまちがえない。

・たどりなおすときはゴールに近い方から見直す。


・一番  基本の問題を間違えたことの罪の重さを実感する。そして悔い改める。これができてないと積み上げようと思っても積み上がらない。

・自分を疑うこと。どこまでも自分を信じて  いつまでもできない。これを裸の王様という。土丸谷王国の土丸谷大学。

・中学生の知識の問題をこの時期にまちがえてることの重要さを感じること。


・問題点を考えるとき  何でまちがえたか  いつまちがえるのか、どんなときにか

・書くだけじゃなくて  問題をとくまえに念頭においておく。無意識に出なくてもいい  意識してできればいいから  意識してやる。(僕のうけるクラスの大学ではスピードは問われないので、意識してていねいにやればいい。)

・判断ミスしたとき。分かれ道を戻る。道筋を覚えておく。

・思い込みでものすごく視野が狭くなる。時計の時間の終わり、問題がすべて解き終わった(まだ残っていることに気づかない)、など。これを自覚して動く。

・自分で気づくこと。高校の時点で中学校の文法知識が足らないことに関しては、放置しないこと。調べないと言われるまで調べようともしないのが問題。毎日でてくる単語 will may が分からないことに気にしようともしないのが問題。

・なんで気にならないのか  リアリティーがないから  単語一つ一つに注意してないから  復習してないから

・なんで単語の意味が  分からんままでいられるのか  平気なのか。気にしないといけない。いい点が出ているし   ええやんという気持ちに油断しない。逐一シス単開くだけでも。知らない単語を見たら逐一調べないといけない。


「自分はできる奴だ」と思わない。できないのだから。

・1日休んだら何もかんも抜けて0になってしまう。やってきたことが無駄になってしまう。せめてこの一週間は絶対休んだらだめ。自分を甘やかしたらだめ。他人に甘えてもだめ。

・先生は(先生だけが)ずっと恐れてきた。とんでもない所で間違う僕にまずいと言いつづけてきた。なのに  僕は  自分はできるからといって耳をかたむけなかった。受験直前に今更まずいというのは自業自得。僕の責任だ。僕が責任をとらなあかん。

・その大学の注意事項は前々に一箇所にまとめておくこと。本試験の10分前に見るものがないと僕は全部注意することとか忘れる。


・読解というものが分かってない。全部文章中に書いてある。勝手に想像しない。

・先生と僕との違いは自分はアホと思っているかどうか。

・人をばかにしない。自分は単純な問題をまちがえるアホな奴だと自覚する。

・やる日(期限)を厳守する。やるといった日にやっとかないと先生が授業できない。


・聞いたことは一~十まで全部覚える。言うことは一~十まで全て言う。



A大 作戦

解く順番 英語 整序問題Ⅳ(10分)→会話文Ⅲ(15分)→長文読解Ⅰ(30分)→長文読解Ⅱ(10分) (+5分)  国語 Ⅲ→Ⅰ→Ⅱ

英語 Ⅳ 10分

・①文の骨格から組み立てる。⇒②へ 文の骨格…主文のSとV、Vの語法。自分の知識が確かなものから決める。修飾語は最後に決まる。確実に決まるものから決めていく。

・②「部品」から作る。⇒①へ 部品…隣り合う単語の組(冠+名、所+名、前+名)

・文全体を支配するイディオムは気付かないと終わる。

・答えの可能性が2通りに限定できたら、両方試す方が早い!

・最後に意味が通るか、意味は何か、問題の和文に合っているかを確かめる。 日本語訳の形容詞の被修飾語がどれか気をつける。

    Ⅲ 15分

・何の話をしているかを考える。状況を考えて読む。

・空欄の後が解答の根拠になる。本当に重視。絶対見て答えること。優先度は最優先。

・全ての会話中に無駄な情報はないので、会話の反応や流れに合う選択肢を選ぶ。感嘆詞とか読み飛ばさないこと。

・会話文の選択肢も文法的に考える。文構造を考える、品詞を考える。主語と動詞の一致を考える。形容詞がどの名詞を修飾しているか、代名詞が何を指しているか考えて読む。それが終わったら意味を確かめて、会話の話が通るか確かめる。

・指示語、省略を補って読む。

・選択肢は文法、語法→意味の順で、文構造から一字一句確実に読み取ること。

・最初の空所から順番に決めるのではなく、全部読んで文脈をつかんでから、確実に決まるものから入れていく。

   アクセント、発音

・頭の中の語の発音をそのまま聞いて書く。

・僕は前にアクセントがあるとかんちがいしやすい。

・前にアクセントをおいてしまったら、後に長い語が来ると読みにくいことを考える。わざとらしくアクセントをつけるものは、思い込みかを疑う。

・接尾辞のルールは最優先。語幹を無視して使える。接尾辞のルールが上書きされる。

   Ⅰ 30分

①まず本文で問われる箇所を確認する

②導入の文は読み飛ばす。ただし最後の一文は問題提起なので読む。

③傍線部のある段落にきたら、傍線部と問題文を確かめる。

④傍線部のある段落から、読み飛ばしのないように慎重に、集中して読み始める。その段落に書いてある話は何か、とくに最初の段落では本文全体の話、テーマが何か考えながら読む。一段落読み終えたら、その段落中の問題を解く。

⑤一段落ごとの問題が解き終わったら、その段落の話が何かをもう一度確かめる。

  • 1問2分、10分で5問、15分で8問、20分で10問、25分で13問、30分で15問終わってること。時間は巻きで行くこと。

  • 抽象、具体を照らし合わせて読む。

  • 文章の構造を考える。

  • C大と違い長文の問題にも文法問題が入っている。これは確実に文法のルールに従って選び、次に意味、文脈を検討する。

  • ディスコースマーカーの選択

 基本は文と文の論理関係
 段落冒頭なら段落と段落の論理関係の場合がある。
 段落の中にあるときは、段落内の前部と後部をつなぐ場合がある。・

  • 最後のまとめは全体の内容と照らし合わせて読む。合ってないと思ったら、誤読や思い込みがあると考えて、後でわかれ道を探す。選択肢が本文と一致しているかを4つとも、本文の該当箇所を確かめてチェックする。

  • 本文の内容と一致するもの→どの段落がどの話をしているか分かっていれば、そこに飛んで確かめられる。決められず時間がなければ常識的に考えて選ぶ。

  • 空欄補充→①空欄のある文の文構造を確実に把握する。その前後の文も同様に確かめる。

      ②SとV、Vの語法を意識して、選択肢の文と同じくらい確実に    読みとる。
      ③空欄が並列してある具体例だけを根拠にして選んだりせず、読み取った文構造中の各要素(S,V,O,C,副詞節)をよく考慮して選択肢を選ぶ。
      ④文の意味を確かめて、その話のまとまりの中の内容、趣旨に反していないか確かめる。    

     Ⅱ 10分
①傍線部の段落以外は読み飛ばす。ただし段落の最初の文だけ読む。
②傍線部の段落を、読み飛ばしのないように慎重に、集中して読む。その段落に書いてある話は何か、とくに最初の段落では本文全体の話、テーマが何か考えながら読む。
③一段落ごとの問題が解き終わったら、その段落の話が何かもう一度確かめる。
・抽象、具体を照らし合わせて読む。
・文章の構造を考えて読む。
・本文の内容と一致するものを選ぶ問題→本文の最後の段落を読んで答える。今まで読んだ段落の情報のみで答える。どの段落がどの話をしているか分かっていれば、そこに飛んで確かめられる。決められず、時間がなければ、常識的に考えて選ぶ。選択肢が本文と一致しているかを4つとも、本文の該当箇所を確かめてチェックする。

全体で注意すること

  • A大、B大は文法、語法の問題として考える。

 文法・語法の問題は、どの文法、語法に当てはまるかを考える。
 文法・語法でしぼれなければ意味、文脈を考える。

  • すぐに選択肢を消さず、比べて最も確実なものを選ぶ。ただし、適当でないものを選ぶ問題は、あきらかに違うものを1つ選ぶ。選択肢を切る優先順位の順に切っていく。絶対におかしいやつだけ。ちょっと曖昧なのは保留。そして、最後に残った選択肢が本当にそれが正しいものかを確かめる。意味が正しく読み取れているか留意して。

  • 選択肢の意味を、文脈を見て文意に寄せていったらだめ。日本語の問題でも同じ。そういうときは文構造から見ていく。

  • 本文はとばし読みしてもよいが、選択肢は一字一句読み飛ばしたらだめ。

  • 日本語の問題 常識的にこの言葉がこの意味になるというのを判断を間違えることが多い。これを自分のくせだと思って気をつける。

  • 絶対我流の解釈をしない。

  • 一問に時間をかけすぎない。迷ったら一旦チェックして後で戻ってくる。

  • 時計は秒で見る。始まったときの秒針を見ておく。最後の秒まで解答する。

  • 主語と動詞の一致。be動詞はSが単数ならam,is,was、複数ならare,wereになる。

  • -nceは名詞!他にも品詞を正しく考えられているかチェックする。形容詞か名詞かなど。

  • 単複の可算名詞、不可算名詞とそれを修飾する数量表現に気をつける。

  • 違和感をもちつづける。どこまでも自分を疑う。変な文型だ、表現だと思ったら間違いだ。

  • 僕は緊張した状態で自分の実力を出す訓練を(模試とかで寝て)してこなかった。自分の思考が緊張で止まりそうなとき、しているときはそれに気づいて(自分を)止めること。

  • 迷ったら根拠を確かめる。根拠は文法、語法→意味の順。

  • ある単語に迷いがあると、それのみに気をとられて他の選択の検証が抜けるくせがある。単語の意味はあとまわしにして他の選択を確実にすること。そっちのが重要。

  • 思い込みでものすごく視野がせまくなることを自覚する。常にどこまでも自分を疑って、違和感を持ち続けること。まだ変だなと思ってるのに緊張と焦りでフラ~ッと次に行ってしまうことがあるが、拳法の自然体を思い出して、グッとおさえて、落ちついてその問題の手順、解答の根拠を文法、語法から意味の順で確かめること。

  • 変な文型だ、表現だ、語法だと思ったら間違いだ。

  • 集中する自分ともう一つ上のもう一人のそれで大丈夫か警告する自分を持つ。

  • 今やってるのは何か、何の途中かはっきり分かっていること。

  • 読解の意味を考えること。問題文中に全部書いてある。

  • 先生と僕との違いは自分をアホだと思っているかどうか。

  • 人をばかにしない。自分は単純な問題を間違えるアホだと自覚する。

  • 先生に教わったやり方どおりにやること。先生ならどう考えるかを考える。

  • わかれ道をたどり直すとき、一つ前だけでなく一番最初、解くのに考えた手順をよく思い出して、その一番最初の判断まで戻り、そこまでを全部確かめること。根拠なしに思い込み・思いつきで、一秒で見た瞬間にパッと思いついたのを選んだり消去してないかを、警戒している部分を持っておくこと。また、間違いを一つ見つけたらそれで終わりにせず、本当にわかれ道の判断のまちがいはそれで全部か考えること。

  • 正しい方法、答えが分かってて間違えることがある。根拠を持って解答すること。できるだけ(限り)常にそうする。

  • 大問ごとに注意点が違うので、大問の前に注意点を思い浮かべて、それから解きにかかる。前の問題のことはおいといて、別に考える。

  • 昨日言われたことができてない。帰れと言われる。自分のものにしないと。

  • 選択肢で{単語が分からなくて読み取れなかったら{読み取りに不安のあるものは、?のマークをつけて必ず戻って確かめる。←後回しにして最後の確かめでも眼中にないことがある。

  • あることが(授業など)いつからいつまでかかるかを自分で見積もっとく。社会でも重要。いつまでかかるか考えて行動する。

  • 単語の意味からの連想ゲームにならないようにする。現実に即して読む。時間はそこ(理解)に使う。

  • わからない単語があっても無視したらだめ。重要なものだと思って読む。解くとき考慮に入れる。

  • 後から問題で選んだ答え(熟慮したやつ)を変えるのはやめる。それより、マークミスをチェックした方がいい。

  • タイトルは、最初に解く前に見て使うか、主旨を問う問題のときに見る。(一重かぎ→主旨を含む。二重かぎ→あまり主旨に関係ない)

  • 「~ていうのはこういうことかな」に気をつける。結局自分の知っていることにおきかえてしまう。


(完)

勉強のヒント 白紙でなければ絵はかけぬ
3つの当たり前
・当たり前のことをあえて言う
・他の人のしていることを当たり前だと思う
・自分は他の人が当たり前にすることができないと自覚する

3つの狂気
・言われたことをそのまま(忠実に、計画通りに)実行するという狂気
・自分がどう変化しようとという狂気
・絶対成し遂げるという狂気


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