林業に若手の参入
こんばんは。
林業が衰退し、間伐もままならず、住宅用建材は輸入木材頼み、バイオマス発電も細々と開発が進められていますが我が国の電力供給事情もあり、なかなか大きく発展する見込みが立っていません。
林業衰退は、当然その後継者も減少し、将来の森林管理の担い手がいなくなる…どうすればよいのか考えあぐねていますが、先週東京新聞に「林業 若手芽吹く」というタイトルの記事(下記参照)を見て、一縷の希望を感じましたので、ここに紹介します。
林業の発展のためには、経済学的には消費を促す市場が発展しなければならないということでしょうが、土砂崩れなどの自然災害予防、防風、保水など古来の役割がなくなったわけではないと思います。
森林が動植物生存・生息するためのエコシステムの一角をなしていることは今も昔も変わりのないところですが、ここ数十年、森林は消費される資源供給源としての位置づけに偏ってしまったものの、国産材に関してはその消費さえも滞ってしまったように思います。
森林保全、林業の再活性化を考えるうえで、林業に携わろうとする若い人たちが少しずつ増えているというこの記事は朗報ではあります。 しかし、その発展のためには、消費市場形成と自然の中のエコシステムの要素としての森林保全が両立できなければなりません。 この辺りをもう少し考えてみたいと思います。