木のある暮らし
こんにちは。
日本は、森林大国といわれながら間伐もされず荒れたまま放置されている森林も多く、それらの大半は個人所有の小さな森林であり重機を入れて間伐しにくい現実があります。 重機なしで比較的簡単に間伐するための一つの方策として2月12日の投稿で空師さんの仕事を紹介しました。そして、間伐した枝や樹木の活用法の一つとして木質バイオマスエネルギー用燃料があることを、2月26日の投稿でざっと見てきました。
燃料以外の活用法を考えながら、私の机の周りを見回すと木質の製品が少ないことに改めて気づきます。 テレビやPCのディスプレイ枠、キーボード、プリンターの筐体、雑物入れの引き出し、ボールペン、固定電話機筐体、エアコン筐体などなど、枚挙に暇のないくらいです。
本来、私たちの日常生活を見渡せば、様々なものが木で作られています。建築用材として主伐によって得られる木材はその最たるものですが、家具や什器類から食器類や彫刻材、装飾品に至るまであらゆるところに使われています。しかしながら、石油化学の発展に伴い、70年位前から一般に使われ始めたプラスティックはその最盛期(?)にあり、又、現代技術の成果でもある多様な製品の出現もあって、私たちは、今や、プラスティックに囲まれて過ごしていると言っても過言ではない状況にあります。 このことにより、私たちは、環境負荷を増やしているだけではなく、生活空間の質を落としてしまっているとも言えるのではないでしょうか。
と、このようなことを考えていることを誰かに察知されたが如く、昨日私の手許にダイレクトメール(DM)が送られてきました。なにか、私の脳内を覗かれたような気分ではありますが、捨てがたくここに貼り付けておきます。なお、私はこのDMに記されている組織とは全く無関係であることだけは付記させて下さいね(笑)
ちなみに、このDMに記されている「ラブキノヘイ」のサイトもここに留めておきます。
木のある暮らし、木のある街づくり、憬れます。 決してプラスティック時代前に戻りたいということではなく、木を使った上質な空間づくりがあってもよいと思います。 如何でしょうか。 一緒に考えてみませんか。