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55:人生とは旅行に然も似たり

コロナ感染も3年目に入り、旅行好きな人達はイライラが最高潮に達してるでしょうが、当たり前の幸せを改めて思い知らされた機会にもなりました。自由に外を自由に歩く、友人と集まっておしゃべり、風邪でもひいてなければマスクなどしない、人前でも平気でクシャミできる等々、4年前まで当たり前と思ってた事が当り前では無い時代を経験した事で、人類は当り前の意識改革をしなければ成らない事も分りました。

市内にある成田空港行き専用バスターミナルの駐車場は2年間ガラーンとしたままで、誰も海外旅行に行ってないのが分ります。仕事も含めると過去に100回以上海外に行ってますが、葬儀支援を始めてから1度も行けず15年経ちましたから、今回コロナで旅行に行けないのは全く影響ありませんけど、こうして文字にすると以前のような旅行に行きたいと思います。

旅行好きにはいくつかのパターンがあります。
「1」国内旅行大好き人間
 ①鉄道旅行が好きな人
 ②マイカー旅行が好きな人
「2」海外旅行が好きな人
 ①のんびり船旅が好きな人
 ②飛行機で出来るだけ多くの都市に行きたい人
 ③飛行機で行き1か所でのんびりしたい人

僕は「2」①タイプ、目的地までは速く行きたい人で到着すると最初にするのはレンタカーで地元のスーパーマーケットに行き、食事以外に必要な滞在中の飲食(コーラ系・牛乳等)、便秘防止で野菜(セロリ・マヨネーズ)、果物(マンゴスチン・マスカット等)、菓子類など買ってホテルの冷蔵庫に入れたり準備する事から始まります。慣れてない旅先なら、買物の途中で安くて旨い物が食べられる場所のリサーチも欠かせません。

余り観光客の行かないレストランやローカルフードを買物途中で地元の人達に教えて貰ったり、とりあえず入ったレストランの店員さんに聞いて悪い人じゃ無さそうと思えば、仕事が終わるのを待ってお勧めの場所を一緒に周ったりする事も多い(費用は当然僕持ち)けど、翌日連絡が来て自宅で家庭料理を御馳走になった事も何度かあります。タクシーの運転手、ポン引きの親方、イミテーションブランド販売する人なんてもいたなぁ――、

シンガポールだったと思うけど、会社の取引先の人達の引率で行った時、偽物ブランドが欲しい人達がいたので、ホテルの部屋に呼んだらホテルに入った時点で警備員に目を付けられたらしく、全ての出口に警備員が待機、このまま偽物ブランド品を持って出れば逮捕されると言う。呼んだのは僕ですから「君達は何も持たずにホテルを出て戻ればいい」と場所と電話番号を確認すると彼らは何も持たずホテルを後にしました。

1時間ほどしてからレンタカーで指定先の倉庫のような店に行き預かった品物を渡すと対応に感謝され、どれでも好きな物を差し上げると言われましたが偽物に関心は無く「要らない」と伝えて戻った。

翌日フロントからの電話で階下に降りると彼らがいて、昨日のお礼で偽物ブランドが欲しい人は全て半額と言われ、昨日の倉庫のような店舗に連れて行くと小母さん達は喜んでいましたが、僕が関心無いのは承知してましたから1時間ほどの間に食事を御馳走になりながら歓談しました。
30年以上前の遠い昔の事・・・今となっては良き思い出です。

こんな奴ですから「いつか殺されるよ」と良く言われましたが、ラッキーなだけでしょうが怖い思いをする事なく、今はコロナもあるし、コロナが終息しても葬儀支援を続ける限り旅行にさえ行けず少し寂しい気がします。

『人生とは旅行にも似たり』

さて、ここから本題『旅行が何故楽しいか知ってますか?』
・地元の名物、銘酒がが楽しみ
・旅先での人との出会いが楽しい
・名所の四季折々の景色が綺麗
他にも様々な楽しみが「旅」にはあるでしょうが、突き詰めて考えてみると
第1条件『帰る家(場所)があるから楽しめるんです』
第2条件『終わりがあるからその時間を目一杯楽しもうとするんです』

帰る当てのない放浪の旅だとしたら楽しいでしょうか?
命ある限り続く終わりの無い旅だとしたら楽しいでしょうか?
数日後、1週間後、1か月、それが3か月後、半年後だとしても『帰る家(場所)があって終わりがある』から楽しもうとするし楽しめるんです。

人生も同じ、必ず終わりがあるから生きる目標を見出し達成に向けて精一杯生きたいと思うし、生きようとするのではありませんか? もし永遠の命だったら――、精一杯、一生懸命生きるでしょうか? 死なない、死ねない事は楽しいより、辛くならないでしょうか?

人生という名の旅は「わずか1日」の人生もあれば「100年以上」の旅をする人もいます。日本人の平均寿命『女性87才』『男性81才』男女平均84才まで生きるとしたら、僕はあと17年の人生、男性の平均なら14年の人生という事になります。

皆さん人生を振り返れば『満足』もあれば『後悔』もあるでしょう。過去は変えられませんが今と未来は変えられます。だから何かをしろと言ってるのではありません。ある程度のよわいを生きて過去を振り返れば後悔になりそうな事は分るでしょうから、それらは少しでも満足に近づけては如何ですか?

普通に動けたり、運転したり出来るのはいつまででしょうか――、あなたの人生を支えてくれた人達、あなたと一緒に人生を歩いてくれた人達への感謝は伝えてありますか?

人生84年なら八掛け67才くらいからは、それぞれの人達への感謝を伝えたり、行動で示したりと、いつお別れの時が来ても後悔を残さない人生へとギアチェンジするのも一考です。

事業、家庭、仕事、勉強、そして人生に於いても最後の締めくくりがとても大切に思えます。『終わり良ければ全て良し』どんな人生を過ごしたきた人でも、これだけは叶えられること――、なら叶えてみませんか?

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」
家族の死後に後悔しない為の一冊

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