他の裏切り
小学生の時代は色々とあったが、
それを忘れるかのように
とあるスポーツにも打ち込んでいた。
そこでの仲間との関係性は厚く、
練習や大会に出てるときは
嫌なことも忘れることが出来ていた。
仲間とは小学校は別だったが、
中学になって、仲間みんな一緒になった。
ある一人と同じクラスになった。
中学2年の時、
ある女子グループからのいじめで
私は不登校になった。
上靴を隠された挙句、
近くの公園でその靴が燃やされたり、
当時、
連絡網がクラスの掲示板に掲示されてて、
私の名前のところだけ
画鋲でズタズタにされたり。
スクールバッグの中に
チョークの粉を入れこまれたり。
誰も助けてくれなくて
不登校になった。
家族もそれを知って
家にいることを了承してくれた。
ある日、
家のインターホンが鳴り出ると
そのスポーツ仲間がいた。
あまり自分の部屋に人を入れるのを
私はしてこなかったので、
初めて、仲間を部屋に招き入れた。
助けてあげれなくてごめん。
味方になるから、
勇気出して学校に来てみない??
すごく嬉しかった。
その日の夜、
両親に相談をし、
翌日頑張って、
登校をした。
クラスの雰囲気は相変わらず。
でも、
仲間が味方になってくれた。
それだけでも
モチベーションが変われた。
しかしある一言で
その気持ちは打ち砕かれる。
『部屋に好きなアーティストのポスター
貼ってるらしいじゃん。
あとは大会の賞状飾ってたり。
部屋の統一性ごちゃごちゃだよね。』
なぜ私の部屋の状況を
部屋に来たことない人たちが
事細かに知っているの・・・。
背中越しからその会話聞こえてたので
そっと後ろを振り向くと
いじめグループの中に
そのスポーツ仲間が混ざっていた。
自分が味方になることで
自分自身もいじめられたくないが為に
私の情報を売っていた。
もっと悔しかったのが
こういうことあったとしても
スポーツの練習で必ず
この人に会う。
裏切られた気持ちで
どう向き合えばいいんだよと
悔しさを苛立ちが募った。
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