良作VTuber切り抜きメモ【2024①】

・VTuberをみているのか切り抜きを見ているのか良くわからなくなって早数年。こういうメモを作らないのは勿体ない気がしてきたので、備忘録がてら書いていく。


メンヘラの面倒を見たくないぱねち【秘間慈ぱね/遠吠きゃん/ぶいぱい切り抜き】(作:ちすい【ぶいぱい切り抜き】)

・この記事を作ろうと思ったきっかけ。配信内の会話内容をサムネにするのはよくあるパターンだが、ここまで美しいやり取りはあんまりない。2人のキャラクターや関係性も分かりやすい。
大手中の大手よりは注目度の低い箱だからこそ、チラッと出た面白いやり取りを切り抜く意味も大きい。切り抜きには一種のジャーナリズム的な役割も、あるっちゃあ、ある。
サムネの内容がすぐに動画内に出るのも良い点だろう(個人的にはどちらでも良いと思っているが)。

スト6ランクマであらゆる罵倒を浴びせた対戦相手がコメント欄に来てしまう天羽衣【切り抜き/ななしいんく】(作:マキロマンス)

・口が悪い女性VTuberを見ようシリーズ(最初のやつもそうか)。天羽衣といえばOWだが、スト6のほうがコンパクトで見やすいし、キレ具合も変わらないので良い。切り抜きだとさらに見やすい。また、天羽衣は動画・ショートに力を入れているので、気になった方はぜひ。

・OWで言えば、最近タルレミ・エラという超新星がOW界に現れ、深すぎる爪痕を残している。
*【OWキャバクラ】開店当日から大盛況!ドMやプロが急遽参戦で盛り上がり過ぎた件【オーバーウォッチ2】(作:タルレミ・エラ公式)

異様なシャウトボイスをはじめとして、声の幅が広くて良い。天鬼ぷるるのように、事務所が潰れるタイミングで話題になり始める、しかもノーセプに所属、というのも面白い。

千燈ゆうひ ちくちく発言集【ぶいすぽっ切り抜き/LOL】(作:寿司焼肉炒飯【ぶいすぽ切り抜きチャンネル】)

・口が悪い女性VTuberを見ようシリーズ②。最近はそれほど配信でLoLをしていないが、公式戦のウォッチパーティーでその毒舌を聴くことができる(パーティーなのになぜ?)。ぶいすぽでは珍しい、語彙力(文章力)があるタイプなのも面白く思っています(ちなみに、天羽衣もYouTubeコミュニティの文章が長過ぎることに定評がある)。
・この切り抜きは、サムネ・タイトルが良く、2分以内と短く、内容がハッキリしており、凝った編集も多く、手描きのイラストまで付いているという、たぶん点数を付けたら120点が付くだろうというレジェンダリーな代物。恐らくかなり手間がかかると思うので、効率からして大変かとは思うがなんとか続けて行って欲しい。

・編集に力が入っている切り抜き師といえば、頑張れトナカイトや、ホロライブ速報、すずきのおじさん等が思い浮かぶ。

*頑トナ:VTuberが動画に登場するとき、Live2Dなど使用せず、静止画のみで立ち絵を動かすことに定評がある。他の編集も見事。

*ホロライブ速報:立ち絵に漫画的なアニメーションを入れたりする表現を、かなり早い時期から取り入れていたと記憶している。美しい編集。

*すずきのおじさん:様々なネットミームを駆使した変幻自在な編集ながら、見やすさは失われていないのが素晴らしい。


【教えは】禁じられた機械と戦い、我慢してたのに気持ち良くなってしまうFFの知識が偏ってる周央サンゴ【どうなってんだ教えは!】(作:ぴぴ)

・切り抜きがVTuberをバズらせるパターンの代表者、請負人:ぴぴ氏。周防サンゴは言わずもがな、振り返ってみれば、一ノ瀬うるはと叶の絡みを紹介した(そしてけっこう視聴数を稼いだ)最初期の人物でもある。
・サムネに特徴的な緑の枠を用いる、といった表現に切り抜き師の作家性を感じる。今回紹介した、特に編集に力をいれている切り抜き師たちは、いずれもオリジナリティが認識しやすい。
 逆に、単に配信のダイジェストを素早く挙げる切り抜きには、そういった特徴が抜けているようにも思える。
 ただこのことは、切り抜き動画の用途の問題(視聴者が動画をどう用いるかという問題)であって、端的にどちらが良い、と断言できることでもないだろう。
 ただし、次回以降に触れるとは思うが、YouTubeの方針の変更が切り抜きの内容を変化させる可能性も十分にある。(というわけで、がるぜん氏の動画については、また次回以降。)


・まだまだ紹介しきれていない動画は多いが、今回はこのくらいにしておく。備忘録的に次回以降のテーマを書いておくと、切り抜きの作家性と速報性、切り抜き師の自我(自己主張)、切り抜き表現の影響関係(伝播)、といったところだろうか。
 では、良きV切り抜きライフを~(適当なあいさつ)。

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