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ボケだした
週末土曜日私が書を書いていると、
上の階に住む父親が呼ぶ
何の用かと思い行ってみると、
風呂場の天井に設置してある洋服乾燥用の換気扇の電源が切れないという。
風呂場に母親もいて、イスに座っていた。
バスタブの縁に足を乗せ、天井に付いている換気扇の『切』を押すと
素直に電源が切れた。
後ろから『あれ?どうやったんだ?』という。
『俺はこれを一生懸命電池を新しく入れ替えて、押してたんだけどなぁ』と
壁に掛けてある換気扇のリモコンを手にしている。
それを取り上げ、ボタンを押すと電源が入っていない。
『お父さん、電池新しいのに変えたというけど、古かったんじゃない?』
というと、父親が
『そんなことない、封を切って新しいのを入れたんだから。』という
そこで自分が
『じゃぁ電池の入れ方を間違えたんじゃない?』というと
父親はそんな馬鹿にするなというように
『そんなわけないだろ!』と電池を入れる蓋を開けようとしている
蓋があき、電池の方向が絵柄で一緒だという事がわかる。
『ほら、電池入れ方間違えてるじゃん。』と自分が言うと、
父親は単3が二つのうち一つを取り出し、
『コイルがある方がマイナスじゃないか。間違えてないだろう。』と
もう一つの電池を今度は自分が取り出し、
『ほら、こっちはコイルが違う方についているでしょ。』
という言葉で、父親は悟ったみたいた。
通常電池2個を入れる場合、方向が逆になっているのをわかっていなかった。頭が追い付かない状態なんだろう。
ふと気が付くと、認知症の母親がお風呂においてあるイスに座って手に二つのリモコンを持っている。
一つはテレビ用
もう一つはエアコン用
一生懸命ボタンを押してこの二つのリモコンで換気扇の電源を切ろうとしていたんだと。。。