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「今の環境に感謝して生きる」経営者をしながらwebライターになった理由と道すじ

webライターをしている方というと、会社員をしながら副業として取り組んでいたり、本業として活動したりしている方が多いイメージはありませんか?SNSを見ていても、会社勤めしている方や子育て中の方が多い印象があります。

今回紹介するマークなかじまさん(以下、マークさん)は、webライターをしながらパーソナルトレーニングジムの店長をしたり、IT関連の会社を経営したりしながらwebライターの仕事にも取り組む経営者です。それまでライターの経験はありませんでしたが、パーソナルジムの仕事の空き時間を利用して、2022年にwebライターの仕事を始めました。

いくらwebライターの仕事が時間や場所を選ばずにできるとはいえ、他にも複数の仕事をしているとwebライターの仕事を始めるのはハードルが高いでしょう。しかし、マークさんは複業でありながら月に数十本もの記事を執筆されています。

会社経営をしながらwebライターの仕事もするマークさんは、どのような道すじを辿ってきたのでしょうか。webライターとして安定して受注するまでの道のりや日々の時間の使い方を伺いました。

なぜ経営者をしながらwebライターに?

webライターを始める前から今も、大阪府茨木市でパーソナルジムを運営しているマークさん。ジムの仕事は平日の夕方や土日に稼働することが多いので、平日の日中の空いている時間に何かできる仕事はないかと探していたそうです。

そこで見つけたのがwebライターでした。もともとwebライターという仕事は知りませんでしたが、同じ市内で活躍する元ライターの経営者に出会ったことがきっかけで、webライターの仕事に興味を持つようになったようです。

「以前していたエンジニアや速読教室の運営の経験で培ったタイピングスキルや速読スキル、読解力が活かせるのではないかと思い、webライターの仕事をすることにしました。」と言います。

また、会社員から独立した当時から「30万円の売上がある事業を10本作れば300万円になる。10本も事業があれば、1つぐらい残るだろう」という考えがあったそうです。今ではその1つが、webライターの仕事です。

どうやってwebライターの仕事を受注したの?

webライターを始めようと思った当初は、クラウドソーシングにある1件5円などのタスク案件ばかりをこなしていたそうです。その後は、ライタースクールの受講も。それと同時に、X(旧Twitter)で見つけたライター募集に応募して、受注しました。

ここまで聞くと、いきなりSNSでライターの仕事を受注して順調のように思いましたが、1件目では「教えるのに時間がかかりそうですね」と、けちょんけちょんに言われて契約終了に。その後に編集プロダクションのライター募集を見つけて応募し、ライターの仕事を受注するようになったそうです。

そして編集プロダクションでの仕事が、ライターとしての基礎を固めるきっかけになります。「いただいた仕事に取り組んでいると、他にも案件を紹介してもらえるようになりました。その後もオンラインサロンやWantedlyなどを通して案件を受注しました。」と言います。

複業webライターの仕事量や時間の使い方は?

パーソナルジムの運営やIT関連企業の経営など他にも仕事をされているので、webライターの仕事は少ないのかと思いきや、多いときは月に60本も受注しているそうです。内訳はゲームや漫画系の記事が20〜30本、他のジャンルの記事が20〜30本です。

どのように仕事に取り組んでいるのかというと「記事1本作成するのにかかる時間を計算して、空いている時間に対応しています。」と語るマークさん。執筆本数は1日に1〜2本程度のようです。

「webライターの仕事が溜まっているときは、朝の6時から8時の時間帯で1本作成して、そうすれば8時以降はフリーです。そして日中にもう1本記事を完成させれば間に合うし、そんなにストレスもありません。例えるとライターの仕事とジムの仕事は、国語と体育をしているような感覚で、複業がしんどいという感覚はないですね。」と言います。

webライターの仕事をしていてストレスが溜まるのは、それよりもフィードバックの相性が悪いときだそうです(笑)

webライターとして今後の理想は?

「なるようになるのちゃうかなと思っています。いただいた仕事はやらせていただいて、もしかすると将来的に外注するかもしれません。」とマークさんは言います。

ただwebライターは、顔の知らない相手から案件を受注して仕事をすることが多いところが懸念点のようです。マークさんがwebライターの事業を広げていくときは、リアルの場で顔を合わせて、リアルの繋がりを大事にして仕事をしたいという思いがあります。

「とはいえ、この間も地震があったようにやっぱりここは天変地異の多い島国であり、全て思い通りにはいきません。”今の環境に感謝して生きる”縄文人の考え方に近い価値観を大事にしていきたいと思っています。」

そんなマークさんは本当にリアルの繋がりを大事にされていて、これまで数々の交流会を主催してこられました。私もマークさんに出会って、茨木市でのつながりが増えた人の一人です。今後の活躍も期待しています!


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