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試して共有するからこそ得られるもの。

試してみることに失敗はない

ある本を読んでいたときに、出会ったこの言葉。
割と初めの方に出てきたにもかかわらず、とても心に残り、今の私の背中を押してくれている。

その本とは『仕事は楽しいかね?』(ディル・ドーテン 著)
大雪で閉鎖になった空港で出会った一人の老人との出会い。
この老人が“私”に一夜だけの講義を開いてくれた…

普段はあまり読まないビジネス書を読んでいたある日。
少し頭を休めたくなり、軽く読める本を探していたときに出会ったこの本。
表紙の絵と題名に惹かれ読み始めてみたところ、まったく軽い本ではなかったのです。(寧ろかなり内容の濃い一冊)

しかし不思議なことに、全然重たく感じない
書いてあることひとつひとつはとても考えさせられることではあるのですが、書き方がとにかく面白く、絶妙な噛み砕き具合なので気持ちよく頭を動かしながら読み進められる。
しかも、“読む”というよりかは“聞く”という感覚に近い形で内容に入っていけるので、ひとつひとつの言葉がぐんぐん入ってくる。

思いがけなく、私のバイブルとなりそうな本との出会い。
読み進めながらこれまでのことに想いを巡らせている自分がいました。

試してみることへの恐怖
小さいころから、割と慎重派な私。
思い立ったら即行動!のような一面もありますが、基本的には考える時間がないと不安を多く抱えるタイプ。
加えて、無難な選択をしがちな面も。
アイディアは浮かんでくるものの、受け入れてもらえるか、それは“常識の範囲内”なのか、普通ではないのではないか…そう思ってしまってなかなか自分の思ったように動くことができない。(発言含め。)
結果、受け身になってしまい、意見を持っていないような印象を与えてしまう
新しいことに挑戦したとしても、ひとりの時はできるのにいざ披露!となると急に怖くなり、いつもの安心安全なところでやり過ごしてしまう

具体的にあげるとするならば、お稽古場。
歌い方、踊り方、お芝居の仕方。
どれも、上手になりたくて自主稽古では試行錯誤してみるもの、いざお稽古場に行くといつものようにやってしまう
思い返すと、私の中の変な完璧主義者が“まだ完成してないから出せない”“これはまだ人前でやるものではない”と邪魔をしていたように感じます。

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この変なプライドも徐々になくなってはいっておりましたが、この言葉に出会ってからは試してみることへの恐怖、それに対する反応への恐怖かなり払拭されたように感じています。

試してみることの重要性に気がついた私は、同時にもうひとつ、試行錯誤を誰かと共有してみることを並行してやってみました。
すると、自分に足りないところはもちろんのこと、自分では気がついていなかったようないい面にも出会えるように。
更に、自分自身についてや動かしている物事について素敵な言葉やアドバイスを頂けることが多くなってきました。

加えて、嬉しい言葉を素直に受け入れられている自分にも気がつき、それを励みに更にエンジンをかけられるように。
これまでは“自分はまだまだ”、“褒められるような立場じゃない”と思いながら自分を下げて下げて進んできていたので、この変化には私自身も驚いております。

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あの時にこの本に出会っていたら、あの時にもっと恐れずに自分一人だけでなく周りの人を巻き込みながらいろんなことを試せていたら…と思う気持ちもありますが、
今、このタイミングで出会えたのにはきっと理由があるのだと信じて
今後同じような後悔をしないように進んでいこうと思います。

思いがけず出会えた素敵な一冊。
オーディオブックもあるとの情報を得たので、また日を置いて次は耳で新ためて聴いてみようかな。



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