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「支えて、生かす」というあり方〜Anri’s Beauty Camp クリエイターズトーク"音楽のつくりかた"

星乃あんりさんのオンラインコミュニティ、"Anri’s Beauty Camp"略して「あんキャン」メンバーのいずみです。

4月最後のイベントは、昨年12月に開催されたあんりちゃんのライブ、 Christmas Live【La luce ラ・ルーチェ〜聖なる光のその先へ】で伴奏を担当してくださった古屋沙樹さんとのトークイベントでした。

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古屋さんは、映画音楽やゲーム音楽の作曲や編曲をされています。
今、公開中の「Lady to Lady」という映画の中に使われているワルツの曲も、古屋さんの作曲なんだそうです。

この映画は、社交ダンスの世界を描いたものです。
古屋さん作曲のワルツは、社交ダンス用の曲としては数年ぶりの新曲だそうで、これから社交ダンスナンバーとして使われていくことになるかもしれませんね。

偶然にも、来月あんりちゃん出演の舞台も、社交ダンスをベースにしたもの。こんなところにもお二人の深いご縁が感じられます。

あんキャンの名物企画、「クリエーターズトーク」で、クリエイター古屋さんに迫る

あんキャンで不定期に開催されている人気イベントが、「クリエーターズトーク」です。
ご自身も、クリエイターとしてライブの演出をしたり、アクセサリーの企画・制作・販売をされているあんりちゃんがモデレーターとなり、ゲストの方に創作の源泉や試行錯誤のプロセスを伺っていくイベントです。

クリエイターというと、一見、遠い世界のように感じますが、毎回お話を伺っていくと、自分たちの仕事や日常にも生かせるような気づきがたくさんあります。
あんキャンメンバーのとっても、楽しみな企画の一つです。

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古屋さんは3歳から音楽教室に通い、最初はエレクトーンを習っていたそうです。お母さまも音楽教室の先生をされていたとのことで、やはり音楽と関わりの深い環境で育たれたのですね。
エレクトーンはさまざまな楽器の音が出せるので、楽しくジャズやポップスを弾き、だんだんとアレンジもするようになったのだとか。
2017年に作曲家の事務所に入るまでは、ラウンジで演奏したり、IT業界でアルバイトもされていたそうです。

2017年といえば、あんりちゃんが宝塚を退団した年。
退団の少し前にお二人は知り合われたそうで、あんりちゃんの退団後の活躍は古屋さんの存在があってこそというのが、このことからもわかります。

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古屋さんは、日頃、どのようにして作曲をされているのでしょうか。気になっていたことを、クリエーターズトークの中でお聞きすることができました。

なんと、頭の中にオーケストラの音が流れてくるそうです。その音の輪郭を忘れないうちに、ピアノで弾き、その後それぞれの楽器の音にしていく…。
この時に使うのがパソコンにある専用のツール…、これがすごい!
イベントの中で、画面共有して見せてくださいましたが、言葉にはできません。
全然わからないけど、スゴイです。

とはいえ、それぞれの楽器の音色や特性、効果などすべてが頭に入っていなければ、いくら優秀なツールがあっても使いこなせないですよね。
ここがピアノの音で、これが何々で、と丁寧に説明してくださいましたが、私にはほとんど理解できない領域でした。

このツールを使ってデモ音源(仮の音源)をつくり、映画やゲームに使われていくわけです。
海外の映画業界は予算も時間もあるので、映像が先にでき、それを見ながら作っていくのですが、日本の場合は時間がないので先に音楽を作ってから映像に合わせていくことが多いのだとか。

ほんとうに時間がない時は、レコーディングせずにデモ音源をそのまま使うこともあるとのことで、デモとはいえ、かなり完全に仕上げるそうです。
私たちが見ているドラマのバックに流れている曲も、もしかしたら、コンピューターで作られた音なのかもしれません。

では、曲はどのようにして浮かんでくるのでしょうか。古屋さんによると、なかなかできなくて苦しんで生み出すこともあるし、突然天から降ってくることもあるそうです。

そんな古屋さん、力強くかっこいいロックのような曲は苦手で、壮大でゆったりとした曲が浮かんでくるんだそうです。
作った曲はオーケストラで演奏されるものが多いけれど、好きなのはジャズやポップス。そこが古屋さんの原点なのでしょうか。

古屋さんが大切にされていることは、いかに映像を生かすか、サポート役に徹することだそうです。自分を主張するのではなく、支えて生かせる。
それはライブの伴奏の時にも心がけていることで、衣装などにも注意をはらっているとのこと。

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それは宝塚の娘役さんにも通ずることですね。いかに主役を輝かせられるか、その一点に尽きるのですね。

昔から自分の気持ちを言葉にして話すということが苦手だという古屋さん、音楽は自分のうちにあるものをアウトプットしていく一つのツールととらえているそうです。

最後に宝塚の音楽についても語ってくださいました。
作品にとって欠かせない音楽のつくり手である古屋さんの目線を感じられたことで、これから映画や舞台を見るときにも、また違った楽しみができるなと思いました。


あんキャンでは、5月も楽しいイベントがたくさん企画されています!

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あんキャンは、オンライン中心で活動しています、。参加しているメンバーは住んでいる場所も年代もさまざま。

オンラインサロンもFacebookも初めてという方がほとんどですが、メンバー同士で教えあい、皆さん使いこなしていらっしゃいます。

ちょっと気になってるけど機械は苦手…、という方も安心してご参加くださいね♪


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執筆 / いずみ
バナー制作 / りさ
編集 / 柴山由香
写真 / 池田実加

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