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手術室看護師のレポートのまとめ方!【器械出し編】

外来や病棟においても、特に新卒の頃は初めて行う手技などに対し、レポートにまとめますよね。
先輩に提出し一緒に振り返ったり、自分の頭の中の情報を整理したり…レポートにまとめるということはとっても重要になってきます。

そこで、手術室におけるレポートのまとめ方について、「器械出し編」と「外回り編」に分けてお話ししていきたいと思います。

今回は器械出しについてです。


器械出しは手術、特に術野で今何をしているのか、そのために必要な器械は何かなどを把握しなければなりません。

レポートは術式ごとに術前・術中・術後に分けて書いていきます。

まず術前としては、手術に必要な物品(新人の頃はそれぞれの物品が置いてある場所も記載する)、器械展開時の器械の並べ方や器械台の使い方の写真や図、器械の組み方を記載します。

例えば、器械は限られた器械台や場所に整理整頓しながら並べていくため、手術の器械が多ければ多いほど器械の並べ方は重要になってきます。
それを器械展開時に並べながら考えるのもいいとは思いますが、器械展開の時間は短ければ短いほど良いので、事前に器械の並べ方について考えておくことで器械展開の時間を短縮することができますよ。


次に、術中についてですが、手術開始から閉創・創処置までの一連の流れに沿った器械出しの仕事を事細かに記載します。

例えば、皮膚切開に必要な器械、カウントのタイミング、洗浄やドレーンなど前持った物品の準備のタイミングを記載していきます。

ズラズラとただ書いていくのは分かりにくく、見にくかったため、私の場合は表にしてまとめていました。
縦三つの枠に分け、一つ目の枠には術野の流れ(例:皮膚切開・開腹など)、二つ目の枠には一つ目の枠に合わせた必要な器械(例:No.20メス・鈎ピン・コッヘルなど)、三つ目の枠にはカウントや洗浄・ドレーンなど前持った器械の準備のタイミングを記入するといった方法をとっていました。


術後については、手術が終了した直後からの器械出しの仕事について書きます。
自分や器械を不潔にするタイミング、洗浄に出す際のカウントや器械の分解方法、洗浄後の器械の取り扱い方法などを記載します。

以上のようにレポートを事細かく書くことによって、振り返りやイメージトレーニングもしやすく、また、手術が終わる毎に反省点や次回の課題を明確にすることができますよ。

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