手術室看護師の役割と心構えとは!
手術室で働く看護師の役割は清潔な手袋・ガウンを身に付け、医師に器械を渡す「器械出し」や、術野の状況を見ながら患者さんのバイタルを把握し、麻酔の介助など器械出し以外の全般の業務を行う「外回り」に分かれます。
その二つに共通していえることは、術前の患者さんの不安をできる限り取り除き、安心して手術を受けられるように寄り添うこと。
そして、手術が円滑に進行し、無事に手術を終えて帰室できるように努めることだと私は思います。
これらの役割を果たす上での心構えとは何か。
もちろんどこの部署においても命と隣り合わせだと思いますが、手術室ではそのことをより強く感じます。
一つのミスが患者さんの命を脅かすような重大なことに繋がることはたくさんありますから当然ですね。
その中で働くには何よりも「強い心・信念」を持つことであると私は思います。
手術室で働く以前の私は「もっとこうした方が良いんじゃないか」など自分の意見や考えを自ら発信できるような強い心は持ち合わせていなかったのですが、手術室で働くようになってからはそうも言っていられないような状況が今までたくさんありました。
緊迫した状況の中、自分の意見を相手に伝えることは精神的な体力が必要となり、ストレスとなることが多いとは思います。
ですが、患者さんだけではなく、自分や共に働くスタッフのためにも強い心や信念を持つことが手術室看護師をする上での大切な心構えであると私は思います。