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2024年10月の読書メーター
2024年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1559ページ
ナイス数:138ナイス
https://bookmeter.com/users/214596/summary/monthly/2024/10
■デパートへ行こう! (100周年書き下ろし)
とある老舗百貨店に営業時間後に偶然居合わせた人々によって繰り広げられる一夜のドタバタ劇。先日お亡くなりになった西田敏行さんが強烈なキャラクターを演じた有頂天ホテルを思い出した。映画みたくなったなぁ。
読了日:10月23日 著者:真保 裕一
■八月の御所グラウンド
御所グラウンドについては、単行本になる前の『オール讀物』で読んだので、正確には再読である。初回はストーリーを追いがちだったが、今回はじっくりと楽しんだ。徹頭徹尾、京都という町を舞台装置として物語を進めるのは万城目氏の真骨頂といえるだろう。ほとんど最後の2つの会話文「みんなー、生きたかっただろうなあ」「なあ、朽木。俺たち、ちゃんと生きてるか?」に集約されているように感じた。主人公たちは翌日、えーちゃんたちに会えたのかな……。素敵な余韻だった。
読了日:10月11日 著者:万城目 学
■不祥事 (講談社文庫)
読み始めてすぐにテレビドラマの原作と気づいた次第。
作者の経歴からして当然といえば当然だがリアルすぎるほど。若い頃体験したことがその時の空気感を伴って蘇るほどで体調が良くないと読めないほどかなぁ(笑)役員ではない一般職員が主役で良くできた小説である。
読了日:10月08日 著者:池井戸 潤
■じんかん (講談社文庫 い 148-3)
『じんかん』を読んで、松永久秀の人間味あふれる姿に心を打たれた。タイトルの「じんかん」は、人間の本質や生き様を意味し、久秀の信念や葛藤、民を思う心が戦国時代の厳しい現実の中で揺れ動く様が描かれている。信長との関係や成長が、単なる悪役ではない人間としての側面を浮き彫りにしている。今村翔吾の筆力により、歴史の中の「じんかん」が鮮やかに蘇り、深い感動を覚えた。
読了日:10月04日 著者:今村 翔吾
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