見出し画像

そもそもなぜ看護師になったのか?そして、お礼奉公の仕組みとオススメしない理由

もう2021年も終わりですね。

実はパン子は2年目なのですが残業が多すぎて、ラダー申請に必要な課題が一切できてません。ペロペロ。

サマリーもかけていないのに課題なんて無理に決まってますよね。

ちなみにこの前はついに、サマリーをどれだけ溜めれば気が済むんだと上の方から怒られました。サマリー溜めて気が済むのならいっそ100人目指すかァ!?と思いましたがそんなこと言ったらまた院内メールで晒されるので辞めます。(過去に院内メールで匿名で、別件でこれはやめてねと遠回しに怒られました。テヘペロ)

  今回はなぜパン子が看護師になったのか、目指したのかをお話します。そして、パン子が1年目の頃に知りたかったお礼奉公について解説したいなあと思います。

なぜ看護師になったのか?


  まず、看護師になった大元の理由は全国どこでも働けて、食いっぱぐれなく生活できるからです。

初っ端から意識高い看護師へ喧嘩売ってるような理由ですみません。

パン子は超雪深い田舎の僻地で産まれました。
どれくらい田舎かというと、イオンが全ての経済を回していて、そこで生まれた奴の大半がイオンか中心地の駅で青春を過ごすくらいです。

今じゃ都内暮らしで、アトレを各駅の付属物程度に思っていますが、田舎時代の私にとってのアトレは六本木ヒルズと同等となるでしょう。
ちなみに〇I〇Iは当たり前にオイオイと呼びました。
今じゃマルイでしょ?(笑)と鼻で笑うもんですから偉くなったもんです

そんな田舎でのびのびと育ったパン子。気付いたら進路を考える時期に迫りました
パン子の家はかなり貧乏で、世帯年収は200万前後でした。

パン子は当時絵を描くのが好きだったし、デザイン分野に興味があったので建築良いなあ…Tokyoのお洒落なオフィスで働いてみたいなあ…とか思っていましたが、僻地にそんな大学はあるはずもなく。

都心で調べましたが総額の学費は500万超。プラスして生活費となるとリアルにひっくり返りました。

無理無理。そんなの奨学金を返せない少女たちって特番で「最近はネットカフェに寝泊まりして…」って涙声で話し出す若い女性になってしまう。

国立に行ける頭も無かったので、断念し地元の大学に進学しようと決めました

進学に拘った理由は大卒の方が年収良かったからです。
一人っ子で父がはやく亡くなり、後ろ盾が無かったので少しでも選択肢は増やそう…という考えでした。

そのときにふと、元々父は身体が弱く、幼稚園に行く前にクリニックに寄っていたのですが、そこの看護師さんの優しさや和やかさを思い出し、あ。看護師良いなあって思ったんです

パン子のいた田舎は本当に平均年収が少なく、事務さんで手取り12万とかザラです。

そこで看護師ですなんて言った日には、あやー。立派だァ。看護婦さんだば将来奥さんなっても安泰だな!なんて男尊女卑丸出しで褒められるくらいです

スキルはあるし、収入は高いし学費なんてすぐ返せるんじゃない!?しかもあのクリニックの看護師さん楽しいって言ってたし!なんて安直な思いから看護師になりました。

ちなみに別に収入は高くありませんでした。学費は無駄にかかったので現在は470万の奨学金と共存しています。医療系高いのよホント…

そして、そんな学費をよいちょするために+で借りた奨学金。それが恐ろしきお礼奉公です

お礼奉公とは?


お礼奉公を知らない人に解説すると、借りた年数分働けば返さなくて良いですよという給付型奨学金のことです
※年額60万貸与が平均。たまに120万貸してくれるところもある

いやー。大1のキラキラ純粋女子大生のパン子にはものすごく魅力的な制度に見えたんですよ

4年借りれば240万チャラ!?余裕じゃん!って

大1の頃の自分に会えるなら回し蹴りして田んぼに突っ込んで刈り取ってやりたいぐらいです

全然余裕じゃねーよって

タダほど怖いものがないという言葉がありますが、貸す側には何かしらの理由は付きものです

うちは部署の雰囲気が良いものの(かなり良くなったらしい。昔はもう荒れに荒れ果てていたとのこと)、中堅がごっそりいないというネックな部分があります。上かそれ以外かという、ブラック企業のローランドが言いそうな状態です

もうパワー不足すぎて毎日がみんなフルマラソン状態です。ちなみに去年は、繁忙期キツすぎて生理が止まりました。本能が泣いている

パン子は1年目の4月の時点では辞めたかったのですが、お礼奉公がネックでじわじわ苦しめられ、現在に至ります。(たまにうなされる)

そんなお礼奉公。パン子は何とかチャラにできないかと調べまくりました

結論、閉院しない限りはチャラにならない


まさか自分の職場潰れろって流れ星に願う、夢もくそもない女になると思いませんでした
あくまでお礼奉公(蟹工船貸与金)は借金。


奉公するのは借りた側で、貸した側は多分だけど求人広告(100万くらいかかるらしい)で持ってかれるくらいなら4年くらい縛り付けた方が得じゃね!?返せないなら請求出来るし!と強気で来てるのでこちらがどう足掻こうが裁判起こそうが契約書がある以上、無理とのこと

本当に無理な場合はどうするか?



それでも当時1年目のパン子は精神的にどん底でしたし、眠れない日々が続いていました

お礼奉公なんてムリ!と思っていろいろ回避法調べ、辿り着いたのは3つでした。

解説していきますネ


①一括返済

②交渉して分割型にする

③肩代わりしてくれる病院をみつける


①一括返済

こんだけお礼奉公ヤバいとかくどくど言ってましたが、とにかく返せば良いんです

どんなに辞め際、暴言吐かれても、引き止められても金さえ払って退職届出せば自分の人生から、はいログアウトです

このパターンは銀行で借りたり、払える額まで働き耐えたり、親に借りたりと様々。ただ銀行は消費者金融より金利が安いとはいえ、十分に高いです。

しかも銀行は審査があり、就労1年未満で無職寸前の子に200万〜ぽんと貸してくれるかというとなかなかに厳しいものがあるなとパン子は貸与シュミレーションして思いました

銀行は、一括以外は認めないという頑固病院でやむを得ずの場合の最終手段が良いんじゃないかなとパン子は思います。(あくまでパン子の主観ね!)

あとまだ借りてない方がいましたら、月ごと返済なのか年間返済なのかは要チェック事項だと思います
(月単位で貸してるのか、年単位で貸してるかで大分意味合いは変わります)

月ごとなら最悪年度の手前で辞めても数ヶ月分の返済で大丈夫ですが、年毎だと1年は頑張って働かないと途中退職で年分一括の水の泡になっちゃうからです

たまに、5年働かないと全額返済ならないところを見かけますが、あれはもう特殊詐欺の部類に入れても良いと思う

②交渉して分割型にする


私のように親が頼れない、1年目で辞めると決めた、もう無理となった方はこれが1番良いのかなと思います

ただこれ、一括返済を望む病院からは、正面からぶつかってものらりくらりとかわされます

いかに自分のカードを使って交渉していくかが勝負

・ 世帯年収が低く、保証人に支払い義務がなく、貯金がない。ローンの審査が通らない

・ 労働環境が悪く、適応障害などの診断がついており、とても働ける状態じゃない

この2つが今のところ使える、有力なカードなのかなというイメージです
あとは暴言など吐かれるならばボイスレコーダーは必須。急にボイレコ出したら大人しくなるパターンもあるみたいです
自分の身は自分で守ろうねってやつです

③肩代わりしてくれる病院をみつける


これは本当に運ゲーになります
あと、1人で探したら絶対に見つかりません
転職サイトに登録し、エージェントさんに相談しましょう

肩代わり先で幸せに働けました!という方がいたと思えば、休む毎に給料から日当分引かれたり、残業代が付けられない、なんでか知らないがよく分からん金が天引きされてるという、質の悪いブラックへ送り込まれる人がいるなど様々

さらに、肩代わり先でも働けない。無理。となるといよいよ一括が迫られる可能性高しです

次こそ働きます!何卒!と頭下げてますからね…
恐ろしい風の噂だと話が違う!と高額な利息を付けられたパターンも…

肩代わりを選択するのはギャンブル精神でいける方にオススメですネ
あとはこれ以上ないくらいヤバい職場で、ここ以外ならなんでもよく見えます!って人とか良いと思う

ここまでお礼奉公について熱く語りましたが、1番は学費が安く済む世の中になれば良いなと思います
環境が合わなければ逃げれる様にね

お礼奉公なんかなくとも看護師になれる世の中になればなって思いますよ

ここまで長々とお読み頂きありがとうございました

パン子は払える範囲まで頑張ったら辞めようと思います。それまでに石油王の患者さんが入院して油田貰えることを祈ります。えへ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?