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ストリートピアノへの思い

今日は自分たちの活動とは直接関係のない内容。
たまに見るYoutubeチャンネルの話。

みなさんは、「よみぃ」と名乗る若手のピアニストYoutuberをご存知だろうか。

彼のYoutubeチャンネルの登録者数は、本日時点で183万人。特に若い人に人気のようで、ちょっとしたアイドル並みにファンも多いと聞く。

自分は彼のストリートピアノのシリーズが好きで、まるで侍が道場破りをしながら全国行脚をするかのごとく、日本各地のストリートピアノを引き歩くという動画だ。

実は、正直、彼の奏法が好きなわけではない。

なんだか速弾きばかりでガチャガチャうるさいし、レパートリーも流行りのJ-POPなんかが多いみたい・・・。

ピアノの音色の美しさを聴かせるというよりは、技巧で聞く人(見る人)の度肝を抜くタイプ。

と、ここまで軽くディスっておいて何だが、自分は彼のファンである。

彼のストリートピアノに惹かれるのには、ひとつ大きな理由があって、自分が幼稚園の頃の想い出と関係がある。

ある日、母に連れられて行ったデパートで、エレクトーンのデモンストレーション演奏が行われていた。おぼろげに覚えているのは、そこでは一日何回か、1時間に15分程度、ほぼ毎日演奏されていた。

たぶん、子供心にものすごく感動したのだと思うけど、その日から、何度も母にねだって、その演奏を聴くためにそのデパートに連れて行ってもらった。

そのうちに、行き方を覚えた自分は親に内緒で、バスに乗り(無賃乗車)、独りでこっそりと通い詰めるようになってしまった。両親が忙しかったこともあって、すぐにはバレなかったが、補導(というか保護)され、大騒ぎになった記憶がある。これは正式にピアノを習い始めるちょっと前の話。

まあつまり、何が言いたかったかというと、自分が今、音楽の世界に身をおいているのは、ストリートピアノならぬ、ストリートエレクトーンに魅せられたのが原点だった…ということ。

で、よみぃ氏の話に戻るならば、彼の演奏を聴いていると、あの頃のわくわくした気持ちがなぜか蘇るような気持ちになるのだ。

まあ、そんな感傷的な理由ではあるけど、もしかしたら、彼の演奏を聴いた子供が、自分のように人生を左右するような大きな影響を受けるかもしれない。そう思うと、なんか、応援したくなっちゃうんだよね…。

あー、なんか、Youtubeじゃなくて生で見てみたいなぁ、彼の演奏。

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