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「痛み」がモチベーションだったBALLADS LIVE

先日、スタジオ配信ライブで”藤原ナオヒロ w/JOMI.K”としてバラード4曲を演奏した。
(その模様はYouTubeで配信中)

実は、前日のリハでは特にナオヒロの精神状態が不安定で演奏はボロボロ。
1曲もちゃんと歌い切ることができないありさま…。
超久しぶりのライブということもあって、プレッシャーもあったのだと思う。

自分も自分のことでアタマ一杯だったし…。

たとえ配信とはいえども、生演奏というのは相当な集中力を必要とする。
実は、特にナオヒロはステージの経験が少ないのでチカラの配分とか、集中力の保ち方等、あまり慣れていないというのもある。
やっぱりライブは現場の経験がものを言う。
集中力だけではない、冷静さも必要、瞬時に客観的な対応も必要になる。
まあ、私自身はちょっとくらいミスっても、何食わぬ顔をして演奏を続けられるくらいの、悪い意味での「場馴れ」はあるのだが💦

でも、そんな前日リハの惨状のわりには、本番はまあまあ上手くいった。
ボーカルも安定していたし、個人的にはナオヒロが生歌であそこまで歌えれば良しとしたい。

1曲目〜2曲目では多少の緊張はうかがえるけど、3曲目の「LOST」では意識をピークに持っていけているし、最後の「Last Scene」では安心して歌いきっている。

前日の不甲斐なさを巻き返したい、という思いもあったけど、実は今回、自分たちのモチベーションになったのは「痛み」だった。
それぞれが抱える個人的な悩みや、このユニットの前に立ちはだかる大きな壁…それをなかなか乗り越えられない心の痛み。
長く続くコロナ禍で思ったように活動できなかったフラストレーション…。
そういった、いろいろなモヤモヤをなんとか今のタイミングで流れを変えたいという思いがあった。

YouTubeの動画では、そこまで伝わるかどうか分からないけど、ライブというのはある意味カタルシスでもある。
自分たちは、きっといつか、この動画を見て、この痛みを思い出す日がくるんだろうな…。


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