読書まとめ『「超」勉強力』→勉強に近道なし。自分の道を見つけよう
『「超」勉強力』中野信子・山口真由
一言でいうと
勉強に近道なし。自分の道を見つけよう
どんな人にオススメしたいか
・両著者の半生に興味がある人
・ふだん本を読まない人
・インテリな女子会を覗いてみたい人
脳科学者・中野信子と、弁護士・山口真由が、勉強とどう向き合ってきたか、独自の勉強法などを語る本。中野さんは直感・主観派、山口さんは理論・客観派、という感じで対照的に見えた。
帯のあおり:頭のよさは後天的に伸ばせる!
内容:努力せよ。
じゃあどういう努力をしていくのか、ということをまとめると、以下の3つ。
① 本を読む
・国語力がすべての基礎。言語の運用能力=考える力。外国の言葉を使える人でなく、話すと発見がある人を目指せ。
・小説も読むべき。時代の標準を知ることと、ストーリーの運びに触れることができるから。
・単語、文章が正しいのに、意味が伝わらないのは、ストーリーがないから。課題提起から結論まではストーリーで捉えられる。
・山口さんの勉強法は、同じ本を7回読むこと。最初は意味を理解しようとせず、徐々に理解度を上げるように。
・ハーバードの学生も、教科書をぼろぼろになるまで読んでいる。
・中野さんも、まずは1冊を読み通して全体の「地図」を作る、と言っている。
② 常に問いを立てる
・仮説と検証を繰り返す。バラバラだった知識同士がつながって、新たな発見を得ることがよろこび。
・他者の目線、立場に入り込んで考える。歴史でも芸術でも、自分がその場にいるような想像をしてみる。
・フレームワークに頼るのは、自分の頭で考える余裕がないから。筋トレと同じで、考える鍛錬が必要。
③ 自分を知る
・効果的な学びのためには、自分を知り、自分に合った勉強方法を確立することが必要。過去の自分に勝つ。
・読む・聞く・書く・話す、の4つの中から得意分野を分析する。得意な方法で勉強すれば効率がいい。
・仕事や勉強がつらいのは、今まで築いてきたノウハウを疑う状況になるから。
・自分で自分を教育できる人になる。自らを律することと、できないことを認める素直さが求められる。
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