見出し画像

息子のことばに気付かされる保育園の現状

はじめに

私は3人の子育てをしながら保育園看護師をしているものです。

保育園看護師になって保育園の中が良くわかるようになり、毎日子どもたちの通っている保育園には感謝ばかりの毎日です。

今回は息子(現小1)の息子の言葉から気づかされた保育園の現状についてお話します。

息子との会話で驚いた内容

ある日小2の娘が編み物をしていました(指で毛糸を編むような簡単なもの)娘が年長の時に保育園でしていて今でもしたいと言っていたので購入しました。

そんな時に、息子が「ぼくの時は毛糸で編み物するなんて教えてもらえなかった。△△くんがいたからかな。ぼくもしたかったな」とぼそっと言ったのです。

△△くんとは少し発達がグレーなのかななんて思ってしまう子でした。

始めて息子がそんなことをいうので驚きました。

もちろん毛糸で編み物をすることは家庭で教えればいいし、保育園の先生たちを責めるつもりもありません。

けど、我が家が年子ということもあってだと思いますが、娘の時との違いも
息子なりに感じ取っていたんだなと思いました。

確かに息子の時と娘のときではすることも、発表会も1つなかったりと違いはありました。

けど、その違いをそういう風に感じとっていたことに私は驚きました。

娘の時の年長と息子の時の年長さんの違いから

娘の時の年長さんはみんな真面目なタイプで発達が疑われる子は外部の親からしたらわからないほどいい子たちぞろいでした。

息子の時の年長さんはわちゃわちゃしている感じでそれはそれは何でも楽しそうにする子たちでした。けど外部の親からみてもこのクラスを一つにまとめるのは大変で、明らかにグレーゾーンの子がいるのはわかるくらいでした。

学年でだいぶクラスのカラーが違うんだなと思いました。

けど、小学校に上がるとそのクラスのカラーが逆転します。

娘のクラスは立ち歩くような子がいる、息子のクラスははじめからきちんとイスに座って授業が受けることができる。

どのように違いが出てきたかというと、授業の進む速度が息子の方が早いのです。

そりゃそうですよね、立ち歩く子を慧ながらするとそれだけ時間がかかります。

違いを感じながらもわが子に対してなにをしてやればいいのかわからないのも事実です。

実際の保育現場からみてそういう風に感じるか

いま働いている保育園でもその違いは感じます。

加配がついている子の加配の先生はいかにその子がみんなと同じようにイベントに参加できることを考えます。

ある程度周りの子に迷惑をかけないようには注意しながらしています。

けど、イベントとなれば保護者も見に来る、もちろんその加配がついている子の保護者も見に来るのです。

その保護者がある程度受け入れていればいいですが、受け入れていないような保護者なら、保育士さんたちは

みんなと同じことは無理だと思う、けど保護者からは同じようにと言われる。

けど、実際は出来ない、イベントの雰囲気を壊すわけにはいかない。

他の子のレベルも下げてみんなでできるようにする

になるわけです。

そうなると兄弟なんかがいる子はあれ兄と時とは違うなんて感じでしまうわけです。

上記で話した息子のようにどこかで我慢している子も出てくるのです。

保育現場にはよくある受け入れられないという葛藤に寄り添う仕事

保育士さんは日々なんらかの障がいにより周りのみんなと同じことができない子のフォローをしています。

ですが、その子の保護者がそれを受け入れていないことも多く。

保育士さんたちはその受け入れてもらうことの援助もして、日々の子どものフォローもしているのです。

ただ正直に言うと保護者の支援をしている間、保育の現場の手が足りなくなるのも事実です。

保育士さんが時間外にしていることもあります。

そうすると保育士さんのストレスも図りしれないのです。

どうしたらいいと思うか。

保育園の今の配置基準ではフォローのいる子をきちんとフォローできず、そのこにレベル合わせれば、どうしても我慢している子が出てくる。

保護者の保育士以外からの障がい受容のアプローチと、保育士を増やし、発達障がいに専従できる保育士を育成することも大切だと思います。

なかなか難しいですが、もう少し保育園の現状を知ってほしいと私思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?