【特許から見る】タカラトミーの超小型月面探査ロボット

知財情報コンサルタントの野崎です。

昨日、タカラトミーがJAXAと協力して月面探査ロボットを開発した

月に降り立つ探査ロボット、「タカラトミー」など開発…球が半分に割れて走り出す - ライブドアニュース

とのニュースがありました。JAXAの発表は

JAXA | 有人与圧ローバの実現に向けた変形型月面ロボットによる月面データ取得の実施決定について

となっており、月面探査ロボットは

こんな形状をしています。

変形型月面ロボットは、JAXA宇宙探査イノベーションハブの研究提案公募（RFP）の枠組みの下、2016年よりJAXAおよびタカラトミーが筐体の共同研究を開始し、その後、2019年にソニーが、2021年に同志社大学が加わり、4者で共同開発を進めているもの

ということで、既に特許出願しているかもしれない・・・と思い、J-PlatPatの特許・実用新案検索メニューで

で検索してみました（職業柄、宇宙関係はB64Gと覚えているので、タカラトミーの宇宙関連技術を上記のAND条件で抽出しました）。

すると特開2021-049795の1件のみヒット！

で図面を見ると、まさにビンゴでした。

坂を上るときの走行状態なども掲載されていて、特許明細書を読みなれたことがない方にも興味をもって読んでいただける特許だと思います。