特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【前編】-口内炎を例に-
「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
4月になって新たに特許調査・分析やIPランドスケープの業務に従事されることになった方もいらっしゃるかと思います。また、知財部門に新人が入って特許検索を指導する立場になった方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、特許検索の基礎を学びなおすということで、口内炎対策技術を例に中でもキーワード・同義語の抽出テクニックに関する記事をまとめました。
ちなみに、なぜ口内炎なのか?
私は体調を崩すと口内炎ができやすい体質で、リステリンでのうがいとケナログやデスパをつけたり、また最近ではTwitterで教えていただいたチョコラBBを飲んだりしてなんとか対処していました。
が、先日ドラッグストアに行ったところ
こんな便利なものが出ていることに気づきました。口内炎に悩まされている方は分かると思いますが、ケナログやデスパのように患部に塗るタイプの薬は、塗りやすい場所に口内炎ができていれば良いのですが、塗りにくいところにあると全然患部に塗れず、定着もしません。
何か良い代替手段がないものか。。。とドラッグストアで物色していたところ、第一三共のトラフル クイックショットに出会いました。このトラフル クイックショットに関連する特許だけではなく、幅広く口内炎対策技術について特許分析を行う際の分析母集団について作成する方法について解説していきます。
1 特許検索式の部品(検索キー)
先行技術調査、無効資料調査、侵害防止調査・FTOや技術動向分析など各種調査・分析を行う際に検索式を作成しなければいけません。
もちろん、特定企業の出願動向を把握したい場合は
のように出願人・権利者名義のみで検索することもありますが、一般的な検索式は、
キーワード
特許分類(IPC・FI・Fターム・CPC)
を組み合わせて作成します。そのため、キーワードと特許分類をどう探していくかがポイントになります。
今回はその中でもキーワード・同義語の効率的な探し方について解説していきます。
2 ウェブサイトで予備検索
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