国際特許分類(IPC)の新設・改定状況を知る
今日のテーマはIPC・FI・FタームやCPCといった特許分類の中でも、IPCの新設状況や改定状況を知るための方法について解説します。
Derwent Innovationに収録されているマニュアルコードなどデータベース固有の分類体系を除けば、基本的にはIPC(国際特許分類)をベースにFIやCPCが改定されますので、本記事ではIPCの新設・改定状況を中心にお話していきます(なお、基本的にはと書いた通り、FIやCPCが先行することもあります)。
1. 国際特許分類の改定
国際特許分類IPCは、弁理士試験では決して出ることのないであろう「国際特許分類に関するストラスブール協定」により定められ、
のように5年に1回のタイミングで改定されてきました。しかし、2006年1月からのIPC第8版では、この5年に1回の改定ではなく、適宜改定するということになりました。
みなさま公報フロントページのIPCの隣にカッコ囲みで(2006.1)などの数字を見たことがあると思いますが、これは第8版以降に、いつのタイミングで改定(新設含む)されたかを示しています。
特許分類は過去のテクノロジーを体系化していくので、新たに登場したテクノロジーについては、しばらくしないと特許分類が設定されません。
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