MS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニック②-マッサージ特許訴訟を例に
「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
年明け早々に
の記事を公開しましたが、今回は記事で取り上げたMS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニックの続きです。前回は特許分類(今回はFターム)をそのまま利用しても大丈夫そうであると仮定して分析を進めました。
今回は分類階層も考慮した分類展開の考え方・テクニックについて解説します。
5 特許分類の階層構造
特許分類が階層構造を取っていることは皆様ご存じだと思います。
たとえば今回の分析テーマであるマッサージ機の特許分類A61H7/00のFIを見てみると、以下のようになっています(A61H7/00のIPCにサブグループが存在しないためFIで説明します)。
のようになっています。ドットの数が多ければ、下位階層になります。
つまり
は0階層で、ドットが1つの
は1階層となります。FIの場合、少し分かりにくいのですが
のように記載されていますが、A61H7/00,300@Aは、A61H7/00,300の下位分類なのでドット1つがついていることになり、A61H7/00,300@Bはドット1に見えますが、実際のところはドット2になっています。分かりうやすく書き直すと
のようになります。Fタームも同様にドットの数で階層構造を示しています。
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