知財業界でコンサルタントとして独立する⑦-働き方はどう変わったのか?-
「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
久しぶりの「知財業界でコンサルタントとして独立する」シリーズですが、今回は働き方を取り上げます。
結論から書いてしまうと、
よく言えば柔軟な働き方ができる
悪く言えば昼夜・土日関係なく働くことがある
となります。
いまは働き方改革などで、特に大企業においては長時間労働が許容されにくい世の中になっていますが、1人会社の私にとっては「働くことができる=仕事がある」ということなので、仕事があるときには昼夜・土日関係なく働きます。
これはイーパテントとして独立起業してからに限った話ではないのですが、特許調査・分析関係の仕事というのは、
前記末 9月末
年末 12月末
年度末 3月
に集中する傾向があります。そのため、上記の繁忙期は非常に忙しいのですが、逆に上記以外の時期は比較的ゆったり過ごせています(最近はそうでもなくなっているのですが)。
2024年5月1日にイーパテント・アクティスという子会社を設立しましたが、イーパテントと密接に連携してクライアントへサービス提供するわけではないので、相変わらずイーパテントとして1人で仕事を対応しています。
1人で仕事する際に、どうしようもないのが1人としてのキャパです。誰しも等しく1日は24時間で、ずっと寝ないで仕事をすることはできないので、対応可能であれば、可能な限りお断りせずにプロジェクトをお引き受けするようにしています。
となると、働き方は、いわゆるブラックにならざるを得ません。
とはいえ、新卒で入社したNGB(日本技術貿易)時代から、自己ブラック的な働き方には慣れているので、現在の働き方が嫌というわけではありません。
むしろ上述したように「働くことができる=仕事がある」ということなので、感謝して働いています。
分析やコンサルティングは労働集約的な業務なので、人に依存する部分が大きいとは思っていました。
しかし、最近の生成AIの目覚ましい発展を見て、人間だけで時間をかけて自己ブラックになりながらなんとかするという考え方から、生成AIなども利用して、もう少しタイパ(タイムパフォーマンス)を意識した働き方にシフトしていかなければいけないだろうな、と考えています。