M&Aによる技術面のシナジー効果を特許情報から検証する-オラクルのCerner買収を例に-
「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
昨年末にオラクルが医療用情報システムプロバイダーのcernerを約283億ドル(約3兆円)で買収すると発表しました(プレスリリース)。
今回はこのM&Aを例にして、特許情報を用いた技術面のシナジー効果について検証していこうと思います。
1:特許情報を用いたシナジー効果の検証とマーケット面の整理
特許情報を用いてM&Aのシナジー効果を検証する際、3C(自社、競合、顧客・市場)の3つの側面で分析していこうと思いますが、特許情報からは顧客そのものを捉えることは難しいので、
自社=Oracleにとって技術的に強化・補強した領域は?
競合=Cerner買収によるOracleにとっての新規の競合企業は?
顧客=Oracleにとって出願国(≒マーケット)的に強化・補強した領域は?
の3点について分析していきます。
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