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【前編】次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」に関する特許を調べてみる

リチウムイオン電池に続く次世代電池に注目が集まっています。

少し古いですが特許庁が平成25年度に実施した特許出願技術動向調査「次世代電池」では、

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上記チャートのように

全固体電池
空気電池
ナトリウムイオン電池
多価イオン電池
硫黄系電池
有機系電池

などが次世代電池として挙げられています。

今回注目したいのが第二次リチウムイオン電池といわれる全樹脂電池を手掛けている株式会社APBです。

社名のAPBはAll Polymer Battery、つまり全樹脂電池の英単語の頭文字を取っており、全樹脂電池に特化した会社です。

APBや全樹脂電池については以下のような記事もありますので参照してください。

今回はこの全樹脂電池についての特許検索式を構築していきたいと思います。

まず【前編】ではキーワードや特許分類を抽出して特許検索マトリックスとして整理するところまで解説していきます。


1. 単純にキーワード検索してみると・・・

特許検索を行う際に、まずはキーワードの予備検索からスタートすることが多いでしょう。予備検索でヒットした特許で利用されているキーワードや特許分類などをきっかけとして検索式を構築していきます。

今回もまずは全樹脂電池というキーワードで検索してみます。特許検索マトリックスで書くと以下のようになります。

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しかし、J-PlatPat特許・実用新案検索で全文=全樹脂電池で検索してみても、特許がヒットしません(2021年1月11日現在)。

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