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知財業界でコンサルタントとして独立する②-不安はなかったのか?-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。

先日からスタートした「知財業界でコンサルタントとして独立する」シリーズですが、2回目にして最重要トピックの1つである独立する際の不安について取り上げたいと思います。

結論から言うとめちゃくちゃ不安でした。

大きく不安の種類は2つあって、

  1. 家族

  2. 収入

です。家族といっても、

  • 家族の理解(特に妻の理解)

  • 独立して家族を養えるのか?

の2つから構成されます。

家族の理解

まず家族の理解、妻の理解ですが、これについては私の妻の父親、つまり義父が私と同じ年齢の時に一回独立したとのことで、独立してみたければ良いんじゃない、とあっさり理解が得られました。

もちろん次に説明する「独立して家族を養っていけるのか?」にも関わってくるのですが、理解がある妻で感謝です。

ちなみに自分の両親にも独立する旨を伝えましたが、特に大きな反対もありませんでした。

最近は両親や義理の両親からの反対もあると聞くので、その点私は家族のハードルはかなり低かったです。

独立して家族を養えるのか?

こちらは次の収入に関連してくるのですが、独立してから家族を養えるのか?というのが一番の不安でした。

2017年に独立しましたが、娘は当時8歳。

私も妻も物欲があまりないので、浪費するような家計ではなかったのですが、それまでの収入が一気にゼロになるというのはなかなか不安なものです。

正確に言うと、独立後の時期に実施する発明推進協会や大阪発明協会などのセミナー・講演は決まっていたので、完全に収入がゼロということはなかったのですが、それでも前職勤務時代から比べれば激減です。

独立後の収入が予想できないので、独立前にやったことは仮に年収がゼロになっても2年は家計が維持できるように貯金するということでした(正確には2年分ではなく、1.5年分でしたが・・・・)

別に独立するために貯金していたわけではないのですが、上述の通りあまり物欲がない家庭で、かつ、大きな出費は年2回の家族旅行なので、特に意識せずに自然に貯まっていったという感じです。

株式投資とかして独立資金を準備するというのもあるのかもしれませんが、私はライブドアショックの時に結構な地獄を見たので、それ以来投資はほとんどしていません。

独立後の収入

そして、最後の不安でもあり、最大の不安でもあった「家族を養っていけるのか?」にもつながる独立後の収入です。

こればかりは独立前には全く分かりません。

独立前からお得意様にお声がけして独立後の仕事を確保する、というのも聞いたりしますが、私の場合は前職時代の入社時にサインした契約書で「辞めてから2年間は既存取引先と取引しないこと」と書かれていたので、既存取引先にコンタクトはしませんでした。

独立前からセミナー・講演を多数やっていましたし、書籍も何冊か書いていましたが、実際に仕事が来るかどうかは別問題なので、本当にこれは不安でした。

私の場合、運が良いことに独立してすぐに昔からの友人・知人からお仕事をいただいたり、お仕事を紹介してもらったり、と幸先の良いスタートを切ることができました。

この収入にも関係する顧客開拓については、また回を改めて記事にしたいと思います。

誰かに相談したのか?

ちなみに独立する際の不安を解消するために、既に独立している人に話を聞く場合があります。

私も話を聞いた方はいます。

が、当然その人と自分では置かれた環境が違うので、不安を鎮めるための1つの精神安定剤として参考にさせていただきました。

むしろ人に相談するよりは、独立起業系の本を買いまくって読んでいました。すべてではありませんが、特に参考にしたのは以下の書籍です。

あと、私の場合は1人起業ではありましたが、分析・コンサルティングで商売していこうと考えていたので、以下も参考にしました(独立起業前から何回も読んでいましたが)。

おわりに

独立起業する際の不安は何をやっても取り除くことはできませんし、独立して成功するか否かも、いざ独立してみないと分かりません。

独立して成功できるように諸々準備をしておき、成功する姿をイメージトレーニングしておくと良いと思います。

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