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あきらめるな!お前にもできる選挙(投票)のやりかた!
「選挙に行こう」「選挙は簡単」「選挙は永遠の命を与える」「選挙後裁きにあう」
SNSでは恐るべき言葉が飛び交い、普段張り付いてるお前も布団にくるまり怯え呟く「選挙のやり方知らない」
だが安心しろ。だれしも選挙は簡単で誰でもできるというがけして詳細は書いてくれない選挙(投票)のやり方を俺がお前に教える。
ここでは一番簡単なやり方、選挙の日に投票所へ行き投票する方法を解説する。
最初に注意点だが選挙権は満18歳以上からなので今年で18になるけど選挙の日の後18歳になるやつにはまだ権利はない。
投票行くにはハガキが必要か?
投票と聞いたお前は真っ先にあっ、アレか!と玄関に放置していた投票所入場整理券付のハガキを手に取り、なんかごちゃごちゃ書いてるし書くところもある……俺にはもう無理だ……とか、そもそもハガキを失くしたので投票所に入場することはできないと諦めてるかもしれない。
だが安心しろ……そのハガキを書く必要はない、そもそも投票所に入場するためハガキは必要ない。じゃあなにが必要なんだといえばお前の投票所である。
お前の投票所はどこか?
手元にハガキがあるお前なら中を開け。期日前投票についてゴチャゴチャ書いてあったり、書く欄があるが全部無視しろ。投票所について書いてある所だけ見ろ。そこにNOTE小学校(投票所はたいてい学校か公民館だ)と書いてあったら、そこがお前の投票所だ。選挙の日(今回の衆議院選挙なら10月27日)に決められた時間内(だいたい朝7時から夜8時ぐらいだが場所によっては前後する)に行けばいい。
ではハガキのないお前は諦めるしかないのか……そんなことはない。各自治体が投票所お知らせのページを作っている。一例としてあげるが金沢市の場合だ。この表を見ろ。
お前が出雲町に住んでるとすれば金沢市立戸板小学校がお前の投票所となる。グーグルで「お前の住んでる市町村+投票所」と検索すれば容易に各自治体の投票所情報へとアクセスできる。
一つ注意しておく。お前の投票所は現住所ではなく住民票の場所となる。
つまりどういうことかというとお前がNOTE町からX町に引っ越して住民票を変更してない場合、お前の投票所はNOTE町のままだ。住民票を変更してから変更した場所で投票できるようになるまで三か月ほどかかるといわれている。つまり今から変更しては間に合わない。実際には投票方法はあるが今回のもっとも簡単な投票方法から外れるので、そこは各々調べてくれ。
ハガキが届くのも住民票の場所だ。そもそもハガキが届いてない場合住民票を変更し忘れてる可能性が高い。
投票所へ向かう
投票所向かうって住所通りいくだけじゃん、スマホで住所いれてルートに従うだけでしょ?と思うかもしれない。だがお前も予想しないドラマがある。
まず投票所の小学校までいく。そしてここで迷うお前と迷わないお前に分かれる。投票所の設備運営は自治体がやってるので、看板を立てて案内してるところ、案内がないところに分かれる。
ここが公民館なら入り口に迷わないだろうが、学校となると正面からか?それとも体育館側のドアが開きっぱなしになってるがあそこか?とお前は迷い、精神を疲弊し、帰路へとつく……だがここでテクニックがある。
これは個人の経験則だが……投票所にはだいたい12時ごろと18時頃に人の往来が激しくなるのでその頃かちょっと前にいくと出入りしてる人たちを見ることができる。初めてで投票所の出入りが良くわからない場合は人がいる時間帯に行け。人の流れに乗れ。
お前に必要だったもの
無事小学校の中へ入ったお前はブルーシートの上か、スリッパに履き替え導線に従いだいたい体育館の中へと向かう。
ここには机が並べられNOTE町一丁目、二丁目との張り紙がアリ、その先に表が大量に挟まったバインダーを持った人たちがいるはずだ。
体育に並べられた机、見慣れないブース、平均台で作られた通路、お前はあり物で作った粗雑な空間なのに、なぜか漂う厳かさに気圧され何をすべきか迷うかもしれない。だが冷静になれ。note1丁目、2丁目と貼り紙が書かれた机があるはずだ。お前は何丁目に住んでるか思い出し、机の前に立て。そこへ行き「すみません」と一声をかけ、相手の返事を待て。もしくは自分の住所やら生年月日を名乗れ……そして運命の時が訪れる。
選挙には本人確認が必要なのだがこれは自治体によって任されている。それこそ最初の住所生年月日を名乗ればそのままOKのところもあれば、本人確認や宣誓書を書くところもある。ここは場所によって違うものの、選挙に来た人を追い返すためにやっているのではないので、ごく簡単なものである。最低限身分証となるものを持っていけば問題はない。
セキュリティ的にどうなの?と思うかもしれないがより多くの人が投票するためだ。
書け
無事本人確認を済ませたお前は引換券をもらう。まだ投票用紙ではない。それは導線に従い、用紙をくれる人に渡すのだ。そしてもらったら導線に従い、ブースへと入る。
ここで候補者の名前なり、政党名なり書くことになるが、衆議院選挙の場合はまず候補者だ。お前の選挙区で選挙活動してる人の名を書く。
この孤独なブースは誰も助けてくれない。パニックに陥ったお前はあの人に投票したかったが名前がわからない!もう終わりだ!となっても諦めるな!候補者名はブースの中に貼ってある。それを冷静に見て正確に書くのだ。
そして導線に従い投票箱に入れる。その後次は同じように政党名を書く。これで投票は完了する。
名前には気をつけろ
書けば完了する、といったがここには様々な地雷が埋まっている。注意せよ。
候補者名を書くとき、例えば「日本太郎」と書く場合「がんばれ日本太郎」などと書いてはいけない。余計なものを書くと無効になってしまうからだ!名前だけ書け。
略称は大丈夫な場合とダメな場合がある。自由民主党を自民と書くのはアリだが、立憲民主党を民主党と書いた場合、国民民主党と混ざってしまう。誤解がないよう正式名称で書け。
あと集計は投票用紙を開いて人力で確認してるので文字は崩さず書く。接戦の場合コレはどちらの候補に投票したのか一票の行き先に揉めることになる。
ちなみに支持政党、候補者がいない場合白紙で投票することもできる。白紙投票についてはゴチャゴチャいわれるが……お前は他人のゴチャゴチャに付き合うために投票所に来たわけではない。自分のやりたいようにしろ。これはどこのだれに投票するかについても同じである。
終わった
これでお前の選挙は終わった。選挙に行かなかったという罪から解放され、いつもの日常に戻ることができたのだ!もはや選挙に怯える必要はない。
これからお前は地方議員や市長、そのほか様々な選挙を体験するだろう。そのたび何万何十万と動く数字を見て自分の一票が意味があったのか悩むかもしれない。だが選挙とは自分こうだという意思表明である。お前が一票入れ意思を示したことが重要なのである。あの人に本気で勝ってほしいと思う場合は応援や寄付等支援方法を検討しろ。
ちなみに自分の一票が結果を左右しないのがイヤという人は地方選挙の当落線上にいる人を調べるといい。数百、数十、場合によっては数票で当落が変わる。
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