ラストオリジンなら人類全滅だ!
宇宙人が出てきたぞ!さぁ人類存亡をかけた大戦争だ!と思ったら、前例がないだとかメンツだとか他国への不信感とやらで戦況が悪化し、人類は団結できないとか人類の敵は人類とかいいだして、あーだこーだしてるうちに宇宙人の最終兵器に主人公が特攻して、いい感じの歌が流れて、世界は救われたがこの勝利は多数の犠牲者で成り立ち、地球環境は悪化するばかりとナレーションが入り、僕はただ宇宙人とドンパチするのが見たかっただけなのにと後悔する。
だけどラストオリジンなら安心!アホな人類は滅んでる!
働けなくなったバイオロイドをテーマパークに送り込む残虐人類も!
支配者気取りの愚か人類も!
秘密を独占しようとして死んだ協調性皆無人類も!
お礼すらいえない低倫理人類も!
他人の夫を寝取ったメスブタ人類も!
主人公除いて全滅だ!
ということで面倒なこと引き起こす人類は死んでるがお気に入り。永井豪原作ならこんな人類救う意味があるのか!と叫んで人類を滅ぼしそうだが、すでに滅んでいるでその必要はない。全ては過去に埋もれ、復讐をすることも、赦しを与えることさえもできやしない。
悲しみも怒りも過去に消えさり、オルカのバイオロイドの多くが人類滅亡後に再生されたもの。滅亡前の記憶がしっかりと残っていても、記憶だけであり自身の体験は存在しない。暗殺・拷問と非道に従ってた過去でさえで誰かの記憶でしかない。
しかしながら過去というものは常に唐突に現れる。記憶の中の出来事に今になって向き合うことになる。過去と今との交錯がラストオリジンの面白い所なのだ。
過去と別れ未来へ進むか、過去を気にせず今を生きるか、過去からの末裔として過去を背負うか。
そして過去に埋もれることなく未だに彷徨い続ける亡霊もいる。過去の亡霊の最たるものがレモネードたちであろう。
かつて神を支配する一つとして君臨した企業連合会長たちを蘇らせ、旧時代を復活させようする旧人類を継ぐものたち。
レモネードとの戦いはある意味で人類VS人類と言えるかもしれない。だがオメガを除けばだいたい好き勝手やってる上に、得体のしれない宇宙生物より、出し抜けば感情をあらわにするアホをぶちのめすのは面白い。
とはいうもののクトゥルフめいた星の落とし子とはなんなのか?派閥争いをしているらしい鉄虫の内部事情とかについても早く知りたいっすね。
本国版を見ると戦争早期終結に繋がりそうなヤバめの施設が手に入ったようなので、意外とレモネードは早く瓦解するかも?でも幼虫に脳みそ乗せたやつが出てくるのも見たいね。ついでにアホほどでかいロボに寄生して派手に爆発しくれるとグッド!
他の推しポイントとしてリアルで一年経つと作中でも一年経ってるのもスキ。
普通のゲームだとサザエさん時空にして時間の経過を感じさせないものだけど、バイオロイドも肉体が強化された司令官も数十年程度では見た目の変化やら寿命やらに無縁そうだしね。毎年あの頃からここまで進んだんだなぁと実感できるぜ。だけど数十年経っても大丈夫そうなの活かして突然100年後編とかやるんじゃないかと戦々恐々してるよ
今回はSCVさんのほうで文章の確認をしました。使いやすいサイトありがとうございます。
改めて読むとラビアタが気になる動きをしてたり、エイダ―が最初非協力的だった理由を言ってなかったり(漫画版と同じなら無用な希望を抱かせたくなかった?)、鉄虫を狂わせる回路についてよくわからなかったりと6章まででも回収されてない謎が多い。死んだ方のエヴァが絆されちゃうほど誠実なアミーナがなぜアダムと結婚したのか気になるところ沢山。まだまだ謎が尽きないラストオリジン。
全部の謎がいつか明らかになることを願って今は日本版開始から3年、最初の3年の壁超えオメデト!次の6年の壁を越え、オリジンダスト商用化の2032年を目指し、物語スタートの2171年まで待ってるぜ!
さぽーとすると映画館にいくかいすうが増えます