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スタートアップで育児とキャリアを両立する1児のママ!女性が輝ける選択肢を複業で広げたい
「育児をしながらキャリアを築くことを目指している方は、どうか諦めないでください。Another worksでは、安心して両立を実現するための環境や文化が整っています。」
そう語るのは、新規事業である自治体事業を担当しながら1児の母として育児に向き合っている澤田なぎささん。
自治体事業が成長フェーズにある中、育休を取ることに不安を抱えていた澤田さんでしたが、チームメンバーからの温かく心強い一言が大きな後押しとなったそうです。
今回は、そんな熱い想いを持ちながら育児とキャリアを両立している澤田さんに、育休復帰後の働き方について伺いました!
*プロフィール
澤田 なぎさ/経営企画室 自治体事業 官民連携パートナー
富山県庁で9年間行政職員として従事。その後結婚を機に上京し、フリーランスで婚活アドバイザーを行う。2022年2月に株式会社Another worksに入社し、自治体と複業人材をマッチングし行政課題を解決する「複業クラウド for Public」の営業を担当。育休復帰後は全国の自治体へのプロポーザルの提案から複業人材のマッチング、そして実行までを伴走支援している。
新規事業の成長フェーズの中、育休への後押しをしてくれたメンバー
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ーー子どもが1歳になるまでの期間、育休を取得していた澤田さんですが、産休育休を取得することに不安はありませんでしたか?
チームメンバーに負担をかけてしまうのではないか、という申し訳なさは少なからずありましたね。当時、複業人材を自治体で活用していただく自治体事業は立ち上げたばかりで、これから成長していくフェーズでした。そのためチームの正社員はわずか4人で、各メンバーが複数の自治体を担当し、試行錯誤を重ねながら懸命に業務を進めていました。
導入いただく自治体数が増え続ける中、「とにかく目の前のお客様に向き合い続ける」ことが最優先で、チーム全体が常に全力で走り続けている状況でした。そんな中で自分がチームから抜けてしまうと、自分の担当業務を他のメンバーに引き継ぐ必要があり、メンバーの負担になるのではと感じていました。
ーー創業4期目という成長過程の中で、一人ひとりの業務の幅が広かったのですね。妊娠をメンバーに報告した際、どのような反応でしたか?
メンバーも代表の大林さんも、まるで家族のように心から喜んでくださり、たくさんの温かい言葉をかけていただきました。
特に、チームメンバーから「仕事のことは任せてください」となんの躊躇もなく言っていただいた時は、とても心強かったです。メンバーの温かさと頼もしさが、安心して産休育休に入るための大きな後押しとなりました。
ーー心強いメンバーの存在が、安心して産休育休に入る後押しとなったのですね。育休前の業務の引継ぎで工夫した点や、気をつけた点はありますか?
引き継ぎに十分な時間を確保するため、産休の約1か月前から業務量を調整してもらいました。担当業務を整理した上で、どの業務を誰に引き継ぐべきかについては上長と相談しながら進めました。
また、担当していた自治体職員の方々に安心感を持っていただくことも大切にしました。ただ引き継ぎ内容を文章で伝えるだけではなく、後任との顔合わせミーティングを設定し、直接説明する時間を設けたのです。実際に顔を合わせて対話することで、引き継ぎ後も安心してサービスをご利用いただけるように配慮しました。
ありがたいことに、復帰後に自治体職員の方々へ挨拶に伺った際には、「おかえり!」と温かく迎えていただけることもありました。育休前に丁寧な引き継ぎを行ったことで、信頼関係が途切れることなく継続できていると実感しています。
仕組み化でチームの力を最大化!仲間の人生を応援し合う文化が根付く環境
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ーー現在はどのような時間帯で働いていますか?
育休復帰後はフレックスタイム制が導入されたので、柔軟に時間を調整しながら働くことができています。
私の場合、業務開始時間を7時45分に早め、17時までのフルタイム勤務にしています。子供の朝の保育所への送迎は夫が担当し、夕方のお迎えは私が担当しているため、このスケジュールで毎日働いています。
ーー業務開始時間を早めているのですね!フルタイム勤務で働くと家庭の時間を確保するのが難しそうですが、他にも工夫していることはありますか?
家庭の時間を確保するため、リモートワークも積極的に活用しています。状況に応じてリモート勤務を取り入れることで通勤時間を削減でき、その分家庭と向き合う時間を大切にできているのです。
一日のスケジュールを紹介すると、朝は6時から朝食の用意や子どもの保育所の支度です。7時45分から仕事を開始し、17時には勤務を終えてすぐに子供を迎えに行きます。その後、20時半までの間に夕食作りや子供のお風呂、寝かしつけを行い、家族との時間を過ごします。
ーーフレックスやリモートを活用することで、柔軟な働き方を実現されているのですね!育休復帰後に特に助けになった会社の文化や環境について教えてください!
現在チームでは業務の属人化を防ぐための取り組みが進んでおり、お互いに支え合いながら仕事ができる環境が整っています。
たとえば、業務内容をNotionで一元管理することで、誰でも必要な情報に簡単にアクセスできる仕組みを構築しています。この仕組みによってノウハウの共有が進み、新しいメンバーでもスムーズに業務に取り組めるようになりました。そして、AIの活用により業務の効率化が図られ、チーム全体でよりスピーディーに成果を出せるようになっています。
また、チームでは9つのValueからなる「Publi9」という文化を大切にしています。その中の1つに「Publiclap」という考え方があります。
この言葉には、「仲間の人生を拍手で讃えよう、応援し合おう」という意味が込められているのです。この考え方のおかげで、チームの誰かが大切な用事で仕事を休む際も、お互いに支え合いながら働くことができています。仕事の仲間としてはもちろん、プライベートの面でも応援し合える環境が整っているため、安心して働けると感じますね。
育児もキャリアも二人で挑戦!夫婦で無理なく続ける両立の工夫とは?
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ーー実際に育休産休を取得して良かったと思いますか?
私だけでなく夫も同時に育休を取得したので、夫婦で子供の成長を喜び合いながら、心にゆとりを持って子育てに向き合うことができました。
時には子供が泣き止まない、寝かしつけがうまくいかないといった大変な場面もありました。また、子供が成長して動き回るようになる後半の時期には、ゆっくりご飯を食べることも難しい日もあったのです。
しかし、夫婦で交代しながら育児を進めたおかげで、お互いに助け合ったり、休息の時間を確保したりして乗り越えることができましたね。
ーー夫婦で育休を取得することで、お互いに協力しながら子育てに向き合うことができたのですね!育児と仕事の両立で大変なことや工夫している点を教えてください!
大きく分けて2つあります。
1つ目は「体力」です。1日のスケジュールの大半が家事や育児、仕事で占められているため、とにかく体力が必要だと実感しています。そのため、体力を保つために睡眠をしっかり確保することを大切にしています。20時半までに子供の寝かしつけを終えた後、自分の時間を過ごし、22時半には就寝するよう心がけています。
また、時間を効率的に使うためにロボット掃除機やガス衣類乾燥機に投資し、家事の効率化をしています。育児や家事においては「すべてに完璧を求めすぎない」というマインドを大切にすることで、無理なく継続して頑張ることができていると思います。
2つ目は、「自分の時間の確保」です。子育てをしていると、どうしても自分の自由時間よりも子供や家庭を優先せざるを得ない場面が多くなります。しかし、自分の楽しみややりたいことを我慢し続けるのはつらいと思うのです。そのため子供をみる時間を夫婦で交代して、リフレッシュの時間が取れるよう工夫しています。
育児も仕事も大切にしたい女性へ。女性のキャリアの可能性を広げる働き方
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ーー育児も仕事も両立する澤田さんですが、今後の目標やAnother worksでさらに挑戦してみたいことを教えてください!
まずは、仕事と家庭を両立する女性のロールモデルになりたいと考えています。フリーランスで婚活アドバイザーをしていた際、多くの女性が結婚後のキャリア形成に悩んでいることを知りました。そこで、女性が輝くには働き方が密接に関わっていると気づいたのです。
自身の経験を活かし、育休や産休の取得を目指す人たちが安心して相談できる存在となり、仕事と家庭の両立を目指す方々を支える環境づくりに貢献したいです。
また、Another worksのミッションである「複業の可能性を広げること」にも、引き続き取り組んでいきたいです。私自身、結婚後も仕事を頑張りたいし子育ての経験も大切にしたいと考えています。やりたいことを○○のせいで諦めることはしたくないと思っています。
そこで私が支援したいことは、女性の働き方の選択肢を増やすこと。育児やライフステージの変化があっても、自分らしく輝ける選択肢として複業を広め、誰もが自由で柔軟な働き方を選べるような社会を実現したいです。
ーー女性の働き方の選択肢を増やすためにも、複業が1つの手段となりそうですね!複業を通じて理想の働き方や女性のキャリアの在り方はどのように変わると思いますか?
多様なキャリア形成が可能となり、キャリアアップや自己実現がより目指しやすくなると思います。
複業は、自分のペースで働き方や業務量を柔軟に調整できます。そのため結婚や出産などライフステージの変化があっても、仕事とプライベートの両立がしやすくなるのです。
また、目標達成への選択肢が広がることで、想いを行動に移すことができるため、より充実した人生を実現できる可能性が広がると思います。
ーーありがとうございます!最後にメッセージをお願いします!
仕事と育児を両立することは簡単ではない場面もありますが、それ以上に得られる喜びや充実感があります。育児をしながらキャリアを築くことを目指している方は、どうか諦めないでください。Another worksでは、安心して両立を実現するための環境や文化が整っています。
またAnother worksでは、「挑戦する全ての人の機会を最大化する」という同じ目標を持つ仲間と共に、支え合いながら成長していける環境があります。私たちと共に自分の可能性を信じ、一歩を踏み出してみませんか?
▼澤田さんのキャリアについて、前回の記事はこちら!
▼Another worksでは現在、一緒に働く仲間を募集しています!
取材、執筆:黒木 矢絵香