変化することは,自分を見つめ直すこと。
変化するためには,勇気がいる。
日々決まった道を歩いていたり,同じものを使い続けていたり,同じお店に通っていたり,意識せずとも生活はある程度ルーティン化されている。
判断の数は少ない方がいい。
あれこれ悩むよりも,こう!と決めた方が,楽に過ごせる。仕事の服も,下は黒,上は白と決めて,あとは気温に合わせてシャツかセーターか,素材を変えるだけにした。およそどの組み合わせでも可能なので,朝の時間が短縮された。ついでに,白と黒でなんだか洗練されたような気がする。たぶん気がするだけ。
ルーティン化された生活は楽である。
ルーティン化されると,判断の数が少なくなる。だからこそ,時間に余裕が生まれるし,他ごとに時間を使える。睡眠時間が増えたりとか,朝のコーヒー時間ができたりとか。
一方で,変化することに臆病になりがちである。
今までうまくいっていた,あるいは,大きな不都合がない限り,その状況を積極的に変える必要はない。もっと良い選択があるかもしれないと思いつつも,まあいいかと済ませてしまうこともある。
変化には,不測の事態も伴う。
変化することでどうなるかわからない,ひょっとしたら,今までよりもよくない状況になるかもしれない。使ってみたら,ちょっと違ったとか。前の方が良かったとか。
しかし,変化は自分を見つめ直すことでもある。
手帳を選ぶ時期,来年の手帳を探している。3年間使い続けたシリーズだったが,今年はあまり馴染まなかった。それは,スケジュール管理の一部をデジタルに移行したからである。これを機に一切をデジタル移行することも考えたが,仕事柄,せめてマンスリーだけはアナログが欲しい。ということで,今,新しい手帳を探しているのだ。その過程で,自分を見直すこととなった。手帳を使う場面は?その目的は?と改めて問い直すことで,どのように仕事をしたいのか,どのように生活したいのかを考えることとなった。
手帳の購入をきっかけに,はからずも自分を見直すこととなり,これから起こる変化を楽しんでいる。
ルーティン化して判断の数を減らすことも,私には必要である。
そして同時に,変化することで自分を見つめ直すことも必要である。