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不妊治療│子宮鏡検査と、感動と。
1度目の胚盤胞移植は、陰性だった。
ということで、子宮鏡検査を受けることになった。
感動した。
ーーー
私の不妊治療は、3年目になる。
体外受精を始めてからは、より一層と淡々と治療を受けている。治療に対してどうということはない。
1度目の胚盤胞移植が陰性だったことで、子宮鏡検査をすることとなった。顕微受精によって胚盤胞ができて以来、今までうまくいかなかった原因が解消された気がしていた。結局、陰性だったけれど。
次は、着床が問題なのか?
子宮鏡検査で原因が見つかれば、何かしら対応のしようがある。原因もわからない、ゴールも見えない治療において、いっそのこと原因があれば、と思う気持ちさえある。
子宮鏡検査とは、どのような検査なのか?
痛いのか?どの程度で終わるのか?
例にもれず検索してみても、結局は自分がどう感じるか、でしかない。それは今までの経験から思うところである。どんな検査・治療であれ、二度とごめんだというほどに痛い人もいれば、そうではない人もいる。どの検査だって、そんなもんだ。
どれだけ不安でも、検査はする。
その結論は変わらない。
だったら、不安に思っても、しようがない。
で、検査を終えた。
私は感動した。
子宮にカメラが入っていく。
そのようすがリアルタイムで見える。
卵管口が見える。
子宮内部が見える。
日頃、自分の内臓を見ることはない。
私は初めて自分の内臓を見た。
見逃すまいと自分の内臓を見ていた。
検査はあっという間に終わってしまった。
痛いとは思わなかった。
それよりも、感動が勝っていた。
確かに下腹に違和感はあったけれど、強く我慢するほどの痛みではなかった。特筆すべきは、痛みよりも、感動だった。薄いピンク色をした子宮内部、そして、卵管口。もしかしたら、もう二度と見ることはないかもしれない。
知り合いは、出産したときに胎盤を撮影したと言っていた。きっと、私も胎盤を撮影したくなる。
検査の結果は、問題なかった。
原因はわからぬまま、2回目の移植に向かう。