『大江戸ミュージカル CHANGE THE FUTURE! 《未来を変えろ》』

鏡よ鏡 Answer now……?!?!

『大江戸ミュージカル CHANGE THE FUTURE! 《未来を変えろ》』

2023/11/25(土)~2023/12/3(日)の期間中、全14公演行われるミュージカル。

2021年に上演が決定したものの、新型コロナウイルスの影響で約2年延期になっていた『第2回ももクロ一座特別公演』が遂に開催される。

今回は、私の尊敬する(=推しである)玉井詩織さんが座長を務めている。

正直、2021年に申込みはしていたものの、実際の開催時に行けていたかと言われると、怪しい……(当時は、学生なのにただひたすら忙しかった)

この時期に開催されたのも何かの縁だと思って、全力で演技から紡ぎ出される想いを一つ一つを受け止めたい、そう思って明治座に向かう。

現在時刻は11/25 9:30。既にるんるん。

どんな作品になるのだろうか?

時をかける、ももクロ。
しおりん座長が綴る時空を超えた笑いと涙のミュージカル

『ももクロ一座 特別公演』は、大江戸ミュージカル 『CHANGE THE FUTURE!~未来を変えろ~』と、ももクロのヒット曲満載でお届けするライブショー『ももいろクローバーZ 大いに歌う2023』豪華2部構成

書き下ろしの楽曲で彩る新作ミュージカルの座長は、演技・歌・アクロバット・MCと何でもこなす“ももクロの若大将”こと玉井詩織。時代を股にかけて奮闘するヒロイン役を務めます。もちろん他のメンバー3人(百田夏菜子・高城れに・佐々木彩夏)も舞台に華を添え、しっかり座長を盛り立てます。
共演には、前作に引き続いての出演となるお笑い芸人のオラキオをはじめ、元宝塚歌劇団宙組男役で現役アイドルの彩羽真矢、さらに、日本のロック界を牽引し続ける、生ける伝説のロッカー・大友康平が決定!はたしてどんな科学反応が起きるのか、必見です。
ももクロ一座が描く時空を超えた笑いと涙のミュージカルにご期待ください。そして、第2部のライブショーでは、明治座ならではの趣向を凝らした演出と迫力のパフォーマンスで、ももクロの魅力を存分にお楽しみいただきます。

総合演出は、『踊る大捜査線』シリーズをはじめとした数々の映画作品を送り出してきた本広克行監督。
前作よりパワーアップした内容で“ももクロの新たな1ページ”を刻みます。更なる進化を続けるももクロの挑戦をお見逃しなく!

ももクロ一座特別公演 INTRODUCTIONより引用 https://www.momoclo-ichiza.com/introduction

まずはミュージカルの概要と玉井詩織座長のインタビュー記事を読んで
どんな作品になるのかという考察、そして何を受け止めて帰ってきたいかを書き残しておく。
(お前の考察なんか興味ねー!という方はそっと閉じてください。笑)

大前提として「ももクロは人生」と思って生きているオタクなので
"ももクロの新たな1ページ"が刻まれるときは、私の人生にも新たな1ページが刻まれると思っている。

演者の中にある「言語化はできないけれど、演技でなら伝えられる潜在的な想い」をたくさん受け取りたい。たくさん受け取って、少しでも自分の人生の1ページを彩り豊かにしたい。そう思う。

では、まずはHPに掲載されているSTORYを見てみよう。

大学4年生になる玉野栞里は、就職活動に苦戦していた。

叔父の毒蝮がスタッフとして働く劇場の舞台で面接の練習をするも、緊張でなかなか上手くいかない。
独り残された栞里は、舞台の上でつぶやく。
「私なんて・・・」

そのとき、どこからか不思議な声が問いかけてくる。
「あなたの『夢』はなんですか?」
その問いに答えようと栞里は歩き出す。すると、いつの間にかそこは見知らぬ空間へと変わっていた。
賑やかな音楽と共に栞里の前に現れたのは、『大江戸座』の役者たちと、裏方のかなやっこ おれん さあや である。
目の前で繰り広げられる歌舞音曲に、舞台の稽古だと勘違いした栞里であったが、突如として劇場の裏手から火が上がり、瞬く間に燃え広がっていく。
座長の金治を先頭に火消しをする座員たちを目の前に、栞里は右往左往する。

なんとか全焼を免れた大江戸座。しかし、芝居を打つには絶望的な被害を受けていた。
途方に暮れる金治と座員たち…そこへ、かなやっこと毒蔵が、袴に着替えた栞里を連れてくる。
栞里の袴姿を見た一同が驚きの声をあげる。
「この方は…伝説の歌姫、玉森栞里さんだ!」
一同から崇め奉られ困惑する栞里に、座長の金治と二枚目看板の市之丞が、大江戸座の危機に力を貸してほしいと願い出る。
伝説の歌姫と呼ばれる玉森栞里に間違えられた栞里が、大江戸座の再建計画に巻き込まれていく。

ももクロ一座特別公演 STORYより引用 https://www.momoclo-ichiza.com/story

「あなたの『夢』はなんですか?」


今このブログを読んでくれているあなたに聞いている。


「あなたの『夢』はなんですか?」


すぐに答えられる人は少ないのではないだろうか。
私も正直「夢…なんだろう…」と思ってしまった。

しかし「夢がある人」と「夢がない人」で大別されるのではなく

「夢が言語化できる人」と「夢が言語化できない人」で大別されていると思う。個人的な意見だが。

自分の中に「こうなりたい」といった理想像のようなものがあるけれど、それが抽象的だったり「これを『夢』と言っていいのか?」と思っている人が多いのではないだろうか。

私はどちらかと言ったら後者だ。「これって『夢』って言っていいの?」みたいな『夢(仮)』が大量に存在している。笑

先日幼馴染みと占いに行ってきたのだが、占い師のおばちゃんに「あなたは夢見がちだからね!現実見なさいね!」と釘を刺された。幼馴染み2人は現実派らしい。

Another Worldの胸の内
(えっ、私ってちゃんと『夢』見れているのか~!)
(というか、『夢』を見れているのって幸せじゃない?)

思考がこの方向に向いたとき、スーパーポジティブ人間だ…と思った。

そんな話は置いといて

私が尊敬している玉井詩織さんの
「自分と未来は変えられる」
という座右の銘にぴったりなストーリーだ。

これ何の座右の銘のコーナーだっけ…(モノノフ失格!)

私は“自分と未来は変えられる”という言葉が好きなんですけど、自分次第で未来や夢に向かって変われる、やりたいことをやりたいと言えるのは素晴らしいんだよって伝えられたらと思っています。“夢”は今回の舞台での大事なキーワードですね

明治座創業150周年記念 第2回 ももクロ一座 特別公演|玉井詩織 インタビューhttps://engekisengen.com/genre/play/69789/

今回は異世界に行ったり現実的じゃない部分もありますが、ストーリーとしては誰もが共感できると思います。私が演じる栞里は、誰もが持っている悩みを抱える就活中の大学生。私自身と比べるとネガティブな子ですが、すごく人間味があります。大人になって夢を見ることがなかなかできなくなった、夢を口にできなくなった方にも共感してもらえるんじゃないでしょうか

「初めてのオリジナルミュージカルや普段とはまた違うライブを楽しんでほしい」~座長・玉井詩織が語る『第2回ももクロ一座特別公演』の魅力
https://spice.eplus.jp/articles/323995

やっぱりキーワードは『夢』。
でも『夢』を見るだけではなくて、「自分と未来を変える」ところまで今回の作品では表現されていくのだろう。

「大学4年生の就活生である玉野栞里」から「伝説の歌姫である玉森栞里」になったとき、どう彼女が動くのか…どんな心境の変化が表われるのか…とても楽しみだ。

私は社会人1年目で、主人公と少し状況としては違うものの、将来何がしたいのかというのは就職活動をしていた当時から変わらず常日頃考えている。「私も栞里と同じような感情を持っていたな~」だったり、自分の人生と照らし合わせながら考えてみたい。

そして言わずもがな、かなやっこ(百田夏菜子)、おれん(高城れに)、さあや(佐々木彩夏)がどう関わってくるのかも見所。

私は今28歳で、人生の半分以上ももクロとして活動していることになるんです。元々すごくアイドルになりたかったわけじゃなく、あるきっかけで始めたお仕事を15年続けさせてもらっているのが本当にありがたいと思います。いろんな選択肢がある中で15年続ける選択をした自分自身も誇れることですが、「続けたい」という思いだけじゃ難しい。応援してくださる方、支えてくれる周りの方々の存在があっての15年だったと思います。人生を作ってくれた大事な15年ですね。感覚的にはあっという間でしたが、細かく振り返るといろんな挑戦、出会いや別れがありました。その経験が自分の中に蓄積されているので、決して何もしないであっという間に過ぎた15年ではないと感じます

「初めてのオリジナルミュージカルや普段とはまた違うライブを楽しんでほしい」~座長・玉井詩織が語る『第2回ももクロ一座特別公演』の魅力
https://spice.eplus.jp/articles/323995

栞里にとって、かなやっことおれんとさあやは「応援してくださる方、支えてくれる周りの方々の存在」に値するのかな。
予想の1つとして心の中に持ちながら観てこようと思う。

いつものライブとは違った角度で、玉井詩織さんが、ももクロの皆が、そして演者の皆さんが、どう「自分と未来は変えられる」というメッセージを私たちに届けてくれるのか、私もいつもとは違ったアンテナを張って受け取りたい。

とーーーーーーーーーーっても楽しみ!!!

第2部のライブではっちゃけすぎて全て忘れないように気をつけないと…!

よし、お弁当のチケット発券して(大事)、明治座に向かおう。

明治座に到着!

明治座に到着すると既にモノノフの皆さんがグッズ列を作っていた。

🎤ペンラの使い所よく分からなかった(笑)(笑)

私もトンチk……個性的なペンライトを購入した。(+Tシャツ・パンフレット)

天使の歌声聴かせて栞里!


ももクロ一座を終えて


本当はももクロ一座初日を観てから、この備忘録は一旦書き終わるはずだった。

しかし、初日と千穐楽だけ入るつもりが、気がつくと6公演入っていた。明治座には9日中8日は足を運んでいる。

それくらいドハマりしてしまった。この作品が大好きになってしまった。Xには感想を載せていたが、ゆっくりブログを書く暇がなかった。

したがって、千穐楽を終えた今、やっと感想をまとめているというわけだ。

正直、ここで作品の考察を書こうとしたが、観劇した人と話していく中で
「この作品に1つの答えはない。100人いたら100通りの答えがある。」
そう思った。

私が11/28にXに投稿した考察は以下の通りだ。

①かなやっこの立ち位置

玉野栞里は歌うことが大好きだったが、歌っている時の顔が変と言われて自信をなくし、合唱団を2008年にやめた。
そして鏡の前で呟いた。
「私なんて……」
その時、栞里の中のポジティブな部分が消えていったと同時に、鏡の向こうで栞里のポジティブな部分だけが具現化した。
それがかなやっこ。
かなやっこは栞里だけど、栞里にとっての理想の栞里。
2008年からネガティブでい続けるずっと栞里を見守ってきた。
席に1人で座っていることも、修学旅行で数合わせで入れられたグループで愛想笑いし続けていたことも、全部知っている。だって、自分自身だから。
かなやっこ「向き合う?それとも、また逃げる?」
かなやっこ「私はもう逃げたくない」
これはきっと栞里の本心。
向き合わないといけないのは分かっているけど、逃げ続けてきた。
逃げたい栞里と逃げたくない栞里とで葛藤している状態。
かなやっこ「これは栞里が作った世界なんだよ」
栞里が自分自身を見つめ直すために作った世界。
『夢』を見つけるために、確かめるために作った世界。 だから本編は『夢』を見つけたところで終わった。
『夢』を叶えるのが理想ではない。『夢』を持って生きることが大切なのだ。
大友さんが富くじを買ったさあやとおれんに言った「でも、当たると思ってやったんだろ?」のように、結果ではなく『夢』を叶えるための"行動"や"考え"に焦点を当てているように感じた。
現時点では私はそう今回の作品を捉えている。 もう数パターン捉え方はあるので、少しずつ出せたら。 あくまでも考察ですので悪しからず。

私の11/28の深夜のポスト

②さあやとおれんの立ち位置

栞里に対して心無い言葉を浴びせるシーン
かなやっことさあやとおれんの声だった。
かなやっこは栞里自身と仮定して、さあやとおれんは合唱団の中にいたメンバーかもしれない。
実際に心無い言葉を言ったかは別として、栞里からするとそう言われていたような気がしていた可能性がある。
(人目を気にしすぎて否定されているような感覚に陥るイメージ)
でも、かなやっこが言っていたように、キャラメル(パラレル)ワールドが栞里が作り出した世界とすると 本当は『さあやとおれんとまた一緒に歌いたかった』 のかもしれない。

『声を大にできなくて 飲み込んだ希望がつっかえてる 胸が痛いんだ』 『散々笑われてきた そいつらを本当の笑顔に変えたい』 (吼えろ/ももいろクローバーZ)
吼えろの歌詞のような、ももクロの核が玉野栞里の中にあるのかな〜なんて考えながら観ていた。

私の11/28の深夜のポスト

《補足》さあやとおれんが「M11 本当の私 ~夢を歌おうrep.~」で

さあや「素直に歌うこと楽しくなって」
おれん「心から笑ってたよね」

と栞里に声をかけている。楽しく歌っていた栞里(合唱団員時代の詩織)を知っているというのもこの考察をした理由だ。

しかし、これは2公演みた後(しかも半分寝かけてる深夜)の考察なため、正直今だともっと違う考察ができる気がする。

パンフレットで本広監督が言っていたことが、少しわかる気がする。

しかし、今は考察というより座組への想いを綴りたい。
たくさんの笑顔と勇気をくれた座組の皆さんへ、感謝の想いを。

感謝

ももクロ一座に関わった皆様、本当にお疲れ様でした。

14公演、後藤光葵さんの休演からの復帰、畠山ななみさんの声帯炎症によってきくちゃん役が早矢仕彩さんへバトンタッチ。

明くる日明くる日と公演が続く中、きっと、もっともっと私たちが知らない裏でのハプニングや調整があったのではないかと思います。

しかし、千穐楽を全員で迎えられたこと、そして私もその場に居られたこと、本当に嬉しく思います。

絶対成功して欲しい。14公演完走して欲しい。
ただそれを願うばかりでした。

無事に完走してくれて嬉しい反面、私の大好きな作品をもう生で観られない寂しさに今は襲われています。気を緩めると泣いてしまいます。

それくらい私に影響を与えてくれた作品です。きっと、これからも。


「私の大好きな玉井詩織さんが座長だから観に行こう」そう思って足を運んだ明治座。

最初は双眼鏡で玉井詩織さんの1分1秒を逃さないで観ると意気込んでいましたが、いつの間にか座組が、ももクロ一座全体が大好きになっていて

私なりのミュージカルの楽しみ方はその時に目に入ったものを受け取るスタイルだな~と、出演者皆さんのことを見ていました。

そして、客席に居たのに、私も座組の1人だと思ってしまうくらい楽しくて
ずっとニコニコしながら口パクで歌っていました(歌ってない)。笑

ずっと笑っているか泣いているかみたいな感じで、ほっぺたが筋肉痛になりそうになりました!!本当に楽しかったです!!

玉井詩織さんへ

座長、お疲れ様でした。

”誰よりも多い台詞を、誰よりも早く覚えてきた。”
”自分から共演者の方と積極的にコミュニケーションを取って座組をつくった。”

あーりんのコメントのおかげで、あの素敵な作品の裏側であなたがどれだけ努力をしてきたのか、たくさん考えて、ぶつかって、『玉野栞里』を創り上げたのか、少し知れた気がします。

”それができるのが玉井詩織さんの凄さ”というと、なんだか「それができて当たり前」という感じがするので、違うんです。

”それができるのが当たり前と思って努力ができるのが玉井詩織さんの凄さ”だと思います。

「私なんて・・・」と謙遜している裏で、とてつもない努力をしていて
でもそれは私たちファンからは、想像でしか分からないようになっていて
その努力を近くで見られている人の証言からしか、分からない。

私は「あなたは頑張っているね」と言われないと、不安になってしまうので自分で頑張っているアピールをしてしまうような人間です。

でも、本当に頑張っている人のことは周りがちゃんと見てくれているんだなと思いました。伽代子さんのコメントで涙してしまう詩織ちゃんを見ながら、やっぱりそれなりに背負っているものがあって、少しずつその背負っているものが降りていったのかななんて。

今までも、そしてこれからも私は自信を持って
「玉井詩織さんを尊敬しています!」
と言えます。既に友人にも職場でも公言しています。笑

本当に最高な舞台でした。最高な座長でした。

ももクロ一座最高!!!!!!!!!!!!!!!


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