起業の3原則 私が起業を決意したとき
こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております!
株式会社Another worksは、2019年5月7日、令和の最初の営業日に創業した東京のITベンチャー企業です。創業5期目に入ると同時に、私自身、経営者としては5年目になりました。
今回のテーマは、【起業のタイミング】。
起業に必要なのは、事業に対する圧倒的な自信です。起業家は、揺るがない強い意志と覚悟を持ちながら、起業を決意します。当たり前のことですが、大小問わずリスクは伴うものであり、かつ、起業をしてから「やりたいことと違った」となった場合、簡単に後戻りできないのも事実です。
私は、私が考える起業の3原則を満たしていたので、必ず成功する自信がありました。それぞれご紹介していきます!
以前のnoteでは、私の経営者としての【意思決定】についてお話しました。
①市場性
1つ目は、市場性です。市場性とは、事業に対してその市場はどれくらい将来的に伸びるのか、を示しています。
私が挑む複業という領域においては、新型コロナウイルスの影響で(皮肉にもリモートワークという選択肢が増え)可処分時間が増加したことを契機に、連日多くのメディアで特集されています。
しかし、私が起業を志した当時は、複業(副業も含めて)という言葉は全くメジャーではありませんでした。終身雇用が主流とされ、新卒で入社した会社に定年まで勤める、1人が1社に所属する時代だったのです。
そんな中、その領域に市場があるか、右肩上がりに伸びている市場か、という市場性は間違いなくあると確信していました。なぜなら、慢性的な人材不足という社会課題が大きな問題となり、その解決策として複業が欠かせない働き方であると考えていたためです。少子高齢化により労働人口が年々減少し、歯止めがかかりません。そこで、1人が複数の場所で働くことができる複業が日本全体、そして世界から求められていくものであると考えていました。
②権威性
2つ目は、権威性です。権威性とは、業界構造・商習慣に明るいか、その領域に対して自分が業界の第一任者である自信があるか、を示しています。
私は、複業・業務委託領域において、500社以上への営業経験から権威性を確信していました。
2015年、人材大手のパソナグループに新卒入社し、顧問やフリーランスなど業務委託人材を紹介する新規事業に配属、営業職に従事していました。500社以上の経営者へ業務委託活用を提案・ご支援する中で、優秀で熱意のある人材が参画することで、企業の成長スピードを圧倒的に加速させていく様子を目の当たりにしてきました。
社内に正社員がいなければ、新規事業の立ち上げはできないと、諦めかけていたとある大手企業さまも、スキルと想いを持った業務委託のメンバーが参画したことによって、事業が前に進み始めたこともありました。企業の成長を後押しするのに、正社員・業務委託といった、雇用形態は関係ないと感じた瞬間です。
このように、複業・業務委託についての知見があり、ニーズとメリットを心から理解している点に、権威性があると考えました。
③覚悟
3つ目は、覚悟です。覚悟とは、目の前の事業課題に関して本気で変えたいと思っているかです。
業務委託の人材紹介の経験から、正社員・業務委託といった雇用形態関係なく、スキルのある人が1人入るだけで事業が大きく変わるということを痛感した一方、人材紹介のビジネスモデルにおける課題を感じるようになったのです。人材紹介の手数料が高いことや、直接人材にアプローチできない点が中小企業・ベンチャー企業では気軽に採用できないことです。
アイデアはあるけどできる人がいない、創業間もなく資金がないなど、企業に人でだけは困ってほしくない、この課題を何とかして解決しなければならないと強く思うようになっていきました。
「これこそが、命をかけて取り組むべきことだ」
そう感じて、起業を決意したのです。
成約手数料はゼロで、月額料金のみで自由に複業人材と出会えるという複業クラウドの構想は、この原体験から生まれています。
ここまで起業の3原則、市場性・権威性・覚悟について、私の実体験を基に解説してきました。
起業のタイミングに悩む方から相談をいただくことが多くありますが、最終的には自分の意志で決めることが大切です。チャンスは気付いたときには通り過ぎてしまいます。覚悟を決め、磨き続けること、最終的には覚悟の総和がものを言うと思います。
今後も経営をする上での気づきやノウハウを発信していきます!是非チェックお願いします!
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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