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コラボ企画展vol.2『アナザー・徳島』〜解き放て、日々のあれこれ。渦に入って踊らにゃ損々!〜
こんにちは!
アナザー・ジャパン1期の佐向凜々花です。
10月15日(火)からはじまる「アナザー・徳島」。
こちらは、徳島県庁とのコラボレーション企画展となります。県庁の方や現地の生産者にも意見をいただきながら、今まで学生だけで作ってきたのとはまた違うプロセスで企画展を準備してきました。
徳島県の人たちを喜ばせる企画にできるか、いい意味で予想を裏切れるか、ドキドキしながら進めております。
その準備の過程や想いを、対談形式でお送りします…!
企画展の内容詳細についてはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000098146.html
▶徳島県コラボレーション企画展情報
開催日時:2024年 10月 15日(火)〜2024年 10月 27日(日)
営業時間:10:00-19:00
定休日:毎週月曜日 ※月曜祝日の場合は営業
所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TOKYO TORCH 銭瓶町ビルディング1階 ぜにがめプレイス
電話番号:03-6262-1375
🌊徳島企画を担当するセトラー
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〈3期セトラー 川原麻菜〉
2003年徳島県小松島市生まれ。早稲田大学3年在学中。祖父がいた頃遊びに行っていた三好市が好きで、徳島出張はMIYOSHI CITYと書かれたTシャツでアピールしながら駆け巡りました。とても豊かな徳島の自然と明るくも直向きな徳島の人柄に改めて愛着を持ち、それを表現することに向き合ってきました。
それぞれの企画展には、担当者に加えて企画をクリエイティブ面からサポートするデザイナー(学生)がつきます。
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〈デザイナー 大場綾香〉
福岡県北九州市生まれ。九州産業大学 芸術学部3年休学中。
アナザー・ジャパンに入るために、周りの心配を振り切って休学&上京をした私ですが、持ち前の呑気さで東京ライフを謳歌しています。
温かく人に寄り添うデザインをモットーに、日々、人とパソコンに向き合っています。
今回は、サポートで入っている1期生の佐向が2人の対談の様子をお伝えします📝
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阿波おどりに見つけた徳島マインド
佐向:初の行政コラボ案件ということで、3人1脚でやってきたね。7月のキックオフからここまで一旦走り続けた!お疲れさま!(笑)
いつもは企画展担当者が1人でnoteを執筆する形をとっていたけど、今回はコンセプトになってる「阿波おどり」を3人で実際に徳島県に観に行った経験が企画を大きく支えてくれたとおもう。
強い経験を共有しているから2人で話してるのを聴きたいと思ったし、少し息切れになりかけてるところもあるかもしれないから(笑)3人で話して心機一転、15日(火)にひかえた企画展開始に向けて盛り上げていきたいね。
私が話すのはここら辺にして、2人ここまでどうだった?
大場:コンセプト大変だったね。時間かけたね。(苦笑)
川原:時間かかった!(笑)実は、初めは今の原型なくて。徳島のサステナブルな側面とか創造的過疎って呼ばれる神山の取り組みとかに焦点を当てようと思ってた。だけど、現地に行ってメーカーさん、つくりてさんに会う中で、それだけじゃ違うってなった。
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大場:それは出会った方々が素敵だったから?
川原:そうだね。現地で会った方々とお話しする中で印象に残っているのが、うまくいってたり楽しそうに見えたりするけど、それって本当に楽しいっていうより、しんどさや辛さを押し込めてでも、明るく見せてるんだなって。それが徳島で出会った人に共通していた気がする。
あるメーカーさんは、「トライアンドエラーって言いますけど、エラーできないんでトライトライトライです」っておっしゃってた。けどトライしてます!を前面に出すのではなくて、あくまでも商品やコミュニケーションには軽やかに丁寧に表現を落としている。あとで話すけど、力強い男踊りというより、女性も美しく魅せられる踊りのようにしなやかさや美しさを併せ持つ感じ。
大場:そうだよね。まなちゃん(川原)はずっとつくりてさん側の視点を大切にしてたよね。それをコンセプトっていう短い言葉でまとめるのが本当に難しかった。
何回もあれじゃないこれじゃないってやった。現地出張で阿波おどりを観たのが8月15日。そこからコンセプトが決まったのが、1ヶ月後くらい。そこから急ピッチで広報物などのクリエイティブを仕上げていったね。ほんと最後はこれだ!ってみんなが思える言葉になってよかった。
コンセプト「解き放て、日々のあれこれ。渦に入って踊らにゃ損々!」
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川原:阿波おどり観に行ってなかったらもっと苦戦してた。
これか、これが徳島の精神なんだってわかった。
大場:ね!普段の徳島の人たちとはガラッと変わった姿だったから観れてよかった。
川原:阿波おどり観てる時、大場ちゃんちょっと感極まってた?よね?
大場:そう〜なんか胸がいっぱいになっちゃった。
川原:なんでなの?
大場:なんだろ。世界がこうなればいいのにって思った。
悩みとか問題とかいろんなことあるけど、これでいいじゃんってなった。阿波おどりは多様な連がたくさんあって、大人も子どももいい顔して踊っていて…みんなの心がひとつになってるのが本当に好きだなって。
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川原:まさに「解き放つ」?
大場:そうそう。アナザー・ジャパンとしても日頃の悪戦苦闘、大変なこと、うまくいかないことたくさんあって…みんなにもこの徳島の企画で一つになって解き放って明日も頑張ろうって思ってもらいたいって重なったんだよね。アナザー・ジャパンとしての徳島企画であってほしい。
川原:うんうん。私も気づいたらすごく自分ごとになってた。だからコンセプトの表現や言葉選びにすごくこだわったんだとおもう。
人それぞれストレスの発散方法があるけど、徳島ではそれが県全体で同じ阿波おどりっていうのがすごい。抑圧された日々の鬱憤とかを発散する踊りだけど、むしろそのあり方で人を楽しませる。それが徳島特有の文化だな…。
人間に必要なものなのかもしれない。(笑)
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大場:それで最終的に、私たちが共鳴した徳島らしさと私たちの想いが重なるコンセプト「解き放て、日々のあれこれ。渦に入って踊らにゃ損々!」になったね。
川原:本当にこだわりが強くて、サポートしてもらってる2人には頑固にうつっただろうけど…間に合ってよかった(笑)
大場:このコンセプトがしっかりしてないとここまで来れなかった!
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川原:ステートメントで伝えたかったのは阿波おどりマインドがどう徳島に根付いているかとか、阿波おどりの熱狂が生まれているのは、日々こらえているものがあるからとか…。悪戦苦闘の中で、どうにか気持ちを切り替えて、明日に向かって前を向こうとするのは、私たちセトラーにとっても、アナザー・ジャパンのお客さんにとっても共通するところだと思う。阿波おどりマインドを喚起できる企画にしたら、東京でも心を動かせる体験を届けられるんじゃないかって。
大場:やっぱり元気になってほしいよね。「明日からも頑張ろうと立ち上がる人たちへ贈る」っていう文章通り、現状少ししんどい気持ちを抱えてて、だけど頑張っている人に届くような商品セレクトやイベント企画にこだわったね。
商品、メーカーさんとのエピソードで印象に残ってるものはある?2回の出張のうち1回しか同行できなかったから、どんな感じだったか知りたい!
10年かけて伝えられないことを2週間で伝えようとしている難しさ
川原:一番自分にも影響の大きかったエピソードでいうと、しずくプロジェクトさんかな。(https://shizq.jp/)
しずくさんはアナザー・ジャパン1期の時にも仕入れさせていただいたメーカーさんで今回の徳島企画でもぜひ仕入れたいと思ってご連絡したところなんだよね。事前に調べる中でも、等身大で神山町の未来に水を残せるように活動されていることが伝わってきて、厚かましいけど…その実直な姿勢に共鳴してた。実際に訪れてお話を聴いて、その気持ちがさらに強くなった。
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大場:実際に訪れてみてどうだったの?
川原:個人的な話だけど、アナザー・ジャパンの活動をたまたま知り合った人とかに話すと「意識高いことをやってるプロジェクトなんだね」って言われることがあって…それに違和感を感じてた。別に意識高いですっていうことを伝えたいわけじゃないし、プロジェクトのビジョン「懐かしさと新しい発見を届け、もうひとつの日本をつくる」を真剣にやってるだけなんだけど、うまく伝えられなくて難しさと歯痒さを感じてたんだよね。
大場:わかる。いつもいつも深く伝えられるわけじゃないから、表面的な情報で終わってしまう時があるよね。
川原:それでしずくさんのストアでお話を聴いた時に、ブランドを立ち上げてから10年取り組んでこられたけど、それでも伝えられてないことがあるっておっしゃっていたんだよね。10年かけて伝えられない想いがあるなら、私は何もアナザー・ジャパンで本当に伝えるべきことを届けられないなって感じて、受け止めきれなかった。
大場:それがコンセプトにこだわった1番の理由なんだね。
川原:うん…。伝えるべきことは伝えられないけど、それでも続けていかないと伝えられないし。少しずつでも進んでいかないといけないっていうのは本当にアナザー・ジャパンの今の状況とも重なった。
大場:そうだね。出会った徳島の人たちって誰かがやらなきゃ、伝えなきゃ、じゃあ私がやらなきゃってみんなやってる印象を抱いた。
川原:地域の課題くらい大きなものに一つの会社、ましてや1人ができることの影響って小さいところからだと思うけど、それを全部わかってここまで続けているのかっこいいなって思ったんだよね。
大場:うんうん。このエピソードめっちゃまなちゃんらしさが詰まってるね。
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東京でも踊らにゃ損々?!
大場:イベントもこれまでにない規模で計画中…!
川原:「東京で踊らにゃ損々!」ってことで…東京駅日本橋すぐのTOKYO TORCH Parkで60人くらい連の方をお呼びして阿波おどりやります!(笑)
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大場:気がついたらすごい企画に育ったね(笑)東京のど真ん中。ビル群の中でまさにゲリラ阿波おどり。
川原:当日は関東の学生連のコラボをはじめ、鳳連(品川区)・高円寺さくらさくら(杉並区)が出演してくれる。なんと後藤田知事もいらっしゃるんだよね…!
大場:それはすごいね…!個人的には観客も参加できるにわか連で一緒に踊れるのが楽しみ(笑)
川原:その1週間後の10月27日(日)には、徳島の食を取り扱うイベントをするよ。上勝出張中にいろんな人にすすめられて行ったTONPUKUさんっていうジェラート屋さんにわざわざ来てもらって1日限定でジェラート販売してもらう!実は、TONPUKUさんご夫婦でされてるんだけど、たまたま大学の先輩でぜひ協力していただけるとのことで、実現したんだよね。
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大場:すだちとかなると金時もその日限定で販売するんだよね。
川原:そう!「だけじゃない」って言いながら(笑)やっぱり徳島が誇る産品だから、それもお届けしたくなっちゃった(笑)
踊る阿呆にみる阿呆!
川原:大場ちゃんはクリエイティブの観点から企画を支えてくれてるけど、社内向けの接客雑誌を作ろうとしてくれてるよね…!
大場:そう!3期生が本格始動してから半年間、今年は個人戦なのもありみんな忙しさが出てるなって思ってて…自分自身も不意にしんどくて涙が出てくることもあったんだよね。しんどいのはみんな一緒だけど、なかなか他の企画にまで意識が回らなくなってるのかなって思って。アナザー・ジャパンは接客を通してお客さんに地域やものづくりのことを伝えるお店だから、セトラーみんなの温度をあげるのも私たちの仕事だなって。
だから、接客雑誌を作ってみんなが楽しく徳島のことを知ってくれたらいいなって思ってる。
川原:私たちが採用されて最初に集まった時の一緒に頑張るんだ!っていうエネルギーをもう一度取り戻したい。徳島の阿波おどりマインドはそれを取り戻す契機にしたいと思ってる!
大場:そのエネルギー、盛り上がりを徳島にも返したいね。メーカーさん、つくりてさんにこのお店で巻き起こったことを企画の終わりに伝えたい。
川原:ステートメントの通り明日からも頑張れると思えるような力が阿波おどりにあると思うから、イベントにも参加していただきたいし、2週間の期間中お店にも足を運んでほしいです…!
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▶イベント情報🐳
10月20日(日)コラボレーション記念イベント「徳島県×アナザー・ジャパン!東京駅前でぞめきが響く体験型阿波おどり」を開催
今回のコラボレーション企画を記念して、徳島が誇る伝統芸能、阿波おどりを東京駅前で開催します。学生経営のお店アナザー・ジャパンと関東の学生連のコラボをはじめ、鳳連(品川区)・高円寺さくらさくら(杉並区)が出演し、ぞめき(阿波おどりのお囃子)のリズムに合わせて踊ります。イベント終盤では鳴り物での生演奏に乗せて、ご観覧いただいた方も「にわか連」として踊りに仲間入り。事前申し込みも料金も不要、自由な服装で気軽に参加していただけます。なお、徳島県知事にもお越しいただき、徳島県産品の魅力を発信する予定です。
・日時:2024年10月20日(日)11:00〜12:00
・場所:〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6−4 TOKYO TORCH Park
・参加料金:なし
・雨天時:小雨決行
10月27日(日)徳島の秋の食特集!「すだちとなると金時だけじゃない徳島、食べてみる?」
徳島といえば、すだちやなると金時が有名ですが、それだけではありません。自然豊かな徳島には、山の幸や新しい食の取り組みなど、まだ知られていない魅力がたくさんあります。10月27日(日)は、自然豊かな風土が育む多様な食文化に焦点を当て、隠れた魅力を発見できる食特集「すだちとなると金時だけじゃない徳島、食べてみる?」を開催いたします。このイベントでは、徳島県上勝町で季節の果物や野菜、野草や山の木々を使ってアイスをつくられているTONPUKUさんにお越しいただきます。追加の出展メーカーや体験型コンテンツは近日情報公開予定。
・日時:2024年10月27日(日)14:00〜17:00
・場所:東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TOKYO TORCH 銭瓶町ビルディング1階 ぜにがめプレイス
▶徳島県コラボレーション企画展情報
開催日時:2024年 10月 15日(火)〜2024年 10月 27日(日)
営業時間:10:00-19:00
定休日:毎週月曜日 ※月曜祝日の場合は営業
所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TOKYO TORCH 銭瓶町ビルディング1階 ぜにがめプレイス
電話番号:03-6262-1375
ライター:RIRIKA SAKOH