見出し画像

「みち」で繋がるカントウ12/6開幕!!

はじめまして!
アナザー・ジャパン 2期 カントウチームです。
カントウチームは栃木県出身:黒﨑、神奈川県出身:清水、群馬県出身デザイナー:谷中 の3人で構成されています。

みんなを一言で表すと・・

黒﨑
客観視が得意ないじれるお兄さん(by清水)
2期生No.1の理論派ボーイ(by谷中)

清水
安心安全しごでき最年少(by谷中)
事業者さんマスター(by黒﨑)

谷中
キャパを知らないオールラウンダー医大生(by清水)
2期生のお母さん(by黒﨑)

このようなメンバーで2ヶ月間のアナザー・カントウ展をお届けします〜!

写真左から 谷中、黒﨑、清水

キーワードに苦戦・・!思いを込めたコンセプト

さて、アナザー・ジャパンでは企画展ごとにコンセプトを決めておりますが、、
カントウの企画展コンセプトは!

「みち」で繋がるカントウ です。

これがどんな意味を持ったものなのか、、?
コンセプト決定までの過程とともにお伝えします。

①そもそも関東の特性って何?問題
出身が異なる3人が持つ関東に対するイメージは三者三様でした。関東を捉えようとしても、自然が多い県もあれば大都会のエリアもあるし、そこに暮らす人柄の生活も違うし、、
一括りにすることは本当に難しく、諦めかけました。

そこで私たちは「関東地方」を言語化するため、友人や家族、美容師さんと様々な人から関東地方に対するイメージを伺いました。また、実際に地域に出向いてそこで活躍する方々から話を聞き、コンセプトのヒントを探りました。

それでもやはり、関東地方に対するイメージはみんなバラバラ。
強いて言うなら唯一出てきた共通点は「アクセスが良い」でした。ある日の出張帰りの道中、谷中が「高速道路とか新幹線とかアクセスが良いことが関東らしさだよね」と呟きました。
それを機に、関東地方は発達した交通網により、少し離れた北関東エリアでさえ、都会へのアクセスが良いという認識が3人の共通項として見えてきました。

これが第一段階です。

②「繋ぐ」問題
交通網の発達から紐付けて考え、頭の中にぼんやり浮かんできたキーワード、それが「繋ぐ」でした。
ようやく糸口が見えてきたと同時に、驚くほどこの言葉に苦しめられました。

「繋ぐ?」「繋がる?」「繋げる?」
私たちの頭の中は「繋ぐ」の活用で溢れ、正解が見えない状態です。繋ぐのは自分たち、繋がるは自然の状態、繋げるは恣意的、じゃあ繋がるのがあるべき姿??
もう、一生分「繋ぐ」と向き合ったと思います。

そこから出てきた第1案コンセプトが「つなぐ、つながる カントウ」でした。

実際のメモです。今振り返っても混沌としています

③「みち」をひらめいた感動
「つなぐ、つながる カントウ」
先程ご説明した通り、こちらのまとまりのあるコンセプトが完成しました。

しかし……
私たちは誰1人としてこれに納得感を持ちませんでした。
何時間も考えて浮かび上がったコンセプトなのに、何かがしっくりこない、、

どうしてもその思いが消えなかった私たちは、話し合い後の帰路もずっと考え続け、深夜ミーティングが始まりました。
ただ、疲弊しきった状況で良いアイデアなどが生まれるわけもなく、長時間考えて諦めかけていたそのとき。

突然、「みち」というワードが舞い降りてきました。
しかもみんなほぼ同時に。
そんなことありえない、と思われてしまう気もしますが、体験した私たちが1番不思議がっているくらいです。
上述した谷中の「高速道路とか新幹線とかアクセスが良いことが関東らしさだよね」という言葉や、既にリサーチしていた、江戸を中心に発展してきた関東の交通網の歴史などから、一気に「みち」というまとまった言葉が出てきたのです。

急に現れた一筋の光、「みち」に救われ、
私たちのコンセプトはこうして、「みち」で繋がるカントウ の方針を決めました。

実際のメモ。「みち」が見つかった瞬間です

さて、これがどのような意味を持っているのか、どのようにしてコンセプトが最終決定したのか、簡単に説明させていただきます。


線路や道路、水路等、物理的な「みち」から発想を得た私たちは「みち」という言葉を詳細に調べました。

すると「みち」には、下記の3つがあると分かりました。
「道」:その人が手がけている方面
「路」:目的の場所に至る経路
「途」:その途中、途上

さらに関東地方の過去から現在までの発展の流れを辿ると、以下のように捉えることができるのではないかと考えました。

『江戸時代より発展した道路や線路などの「路」で繋がりあった人々が、農業や工芸など各々の「道」を極め、関東に多様性が生まれた。現在では、首都東京を文化や流行の中心として、前「途」ある未来が広がっている。』

場所・人・時を繋げるさまざまな「みち」が今の関東地方を作り上げているという事実に納得し、こうして見事カントウのコンセプトが決定しました。

そんな様々な「みち」で繋がるカントウの魅力を、私たちは2ヶ月間全力で伝えていきます!

アナザー・カントウで達成したいこと

①健康的な企画展にすること
このように書くと、アナザー・ジャパンって不健康なの、、?と思われてしまいそうですが、そんなことは決してありません!

その一方で、やはり自分の企画展となると熱量が入り、今まで以上の馬力とアドレナリンで動こう!!となってしまいがちなのも正直な気持ちです。

私たちが考える「健康」は、みんなで支え合って楽しく店舗運営を行うことで実現します。お客さま、作り手さまに喜んでいただけるようなお店作りを行うことはもちろんですが、他のセトラーにも楽しんでもらえるような「カントウ」展を作りあげていきたいと思います!

②カントウの地域性/良さを体感していただくこと
みなさん、関東ってどんなイメージがありますか?
九州や北海道/東北と比べて、「地域」というイメージがない、なんの特徴もない、そう感じる方も多いのではないでしょうか。

私たちはこの2か月間でそのイメージを払拭させます!!

東京で、関東の企画を行う意味。
何度も何度も頭を悩まされました。でも答えは単純。
たくさんの作り手さんの商品、そしてそれが作られている背景や地域の魅力、、自分たちが実際に商談をしたり出張に行ったりする中で感じた関東ならではの良さは、もはや数え切れないくらいです。

モノを通じて、秘められた想いや魅力を伝える。
関東は地域性がないなんてもう言わせません!
ぜひ店舗に来て、その熱量を体験してください。

何度来ても楽しめる!企画目白押しの2か月間

さて、最後になりますがカントウ展の企画をご紹介します!

長期特集企画 編

  • 12/6-12/24 贈り物で繋がるアナザー・クリスマス

  • 12/27-1/5 アナザー・ニューイヤーで懐かしくも新しい、家族との繋がりを

まずはじめにクリスマス企画、続いて年末年始企画を行います。こちらでは、アナザー・カントウからギフトのご提案を行います。
作り手さんの思いのこもった商品を、別の人と共有する時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと、あなたにあったお気に入りの商品が見つかるはずです!
クリスマス、新年はぜひいつもとは違う贈り物をしませんか??

  • 1/6 - 1/21桐生暮らしの織物店(担当:群馬を愛する栃木県出身セトラー黒﨑)

  • 1/24-2/4 湘南みどりと海のラボショップ(担当:神奈川県出身セトラー清水)

続いて、セトラー2人による桐生・湘南特集です!
それぞれの地域を愛する2人が送る、特別な2週間。
特集ごとにがらっとお店の雰囲気も変わるため、何度も繰り返し訪れたくなること間違いなしの企画です!
個性全開の特集をお届けします。
こちらの特集に関しては、また改めてnoteを公開いたしますので詳しくはそちらをお読みください。

単発企画 編

  • 12/6 オープン日✨特製樽出しジンジャーエール試飲会!

埼玉県より、株式会社しょうがのむしの周東さまをお迎えし、発酵ジンジャーエールの試飲会を行います。
ご提供するのは甘く華やかなスタンダード品、sweet butterfly。
甘口で飲みやすく、はじめて発酵ジンジャーエールを飲む方におすすめの一品です!
アジアで唯一の醸造所をもつしょうがのむしさん渾身の力作をぜひ!
アナザー・ジャパン店舗にて一度体験してみてはいかがでしょうか?

  • 1/19 路で繋がるいちごマルシェ

栃木県のいちご農家、新日本農業さんのいちごを丸の内行幸マルシェ にて販売します。
なんと高級いちご「スカイベリー」をなすの268号で当日朝に直送!!
まさに「路」で繋がるカントウを体現したイベントです!
11:30-19:30、ぜひ遊びにいらしてください〜

特別コラボ 編

  • 群馬県出身デザイナー谷中による「いつもともしものふろしき」

災害時医療に興味を持つ群馬の医学生谷中が、桐生の「朝倉染布」さんの水を弾く素材のコラボオリジナル風呂敷のデザインを制作しました!風呂敷のテーマは、「いつも=日常時」と「もしも=災害時」を「繋ぐ」風呂敷。普段から持ち歩けるデザインなので、日常時にはエコバックやカッパとして、「もしも」の時には水を運ぶバケツや骨折した腕を吊るすバンドとしてお使いいただけます!
「いつもともしものふろしき」は1月6日より、アナザー・カントウ限定で販売します!
企画展オープンとともに先行予約販売も開始しますのでお楽しみに!
自分のために、大切な人のために、備えない防災を始めてみませんか?

  • 武蔵ワイナリーさん×旅するコンフィチュールさん「紅のゆめとシードル2021」

アナザー・カントウ限定で、武蔵ワイナリーさんのシードルを用いたコラボオリジナルコンフィチュールを販売します。ここでしか味わうことのできない水々しいりんごの甘さが光る一品をぜひご賞味ください!
ラベルのデザインはデザイナー谷中が担当しました。ラベルに穴を開けて中身が見えるようにし、「食卓から畑や工房が見える」ようにしました。「武蔵ワイナリー」の畑と、「旅するコンフィチュール」の工房で込められる思いが食卓にまで「繋がる」ことを表現しています。りんごが食卓に辿り着くまでの旅の物語を、小さな瓶から感じ取っていただけたら幸いです。

長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました🙇🏻‍♀️
セトラー一同、オープンに向けて全力準備中です!
アナザー・カントウでお待ちしております!

【企画展概要】
アナザー・カントウ
開催期間:2023.12.06 - 2024.02.04
営業時間:10:00-19:00
定休日:月火
休業日:12/16 12/31- 1/2

今回のライター: 
Ryosuke Kurosaki,Misaki Shimizu,Haruka Taninaka






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?