協賛企業_株式会社船場 x AJコラボ商品企画「いままでにない新しいかご」誕生ストーリー旅する買い物かご!
noteをご覧の皆さま、こんにちは!
現在開催中!アナザー・カントウチームの北りり華です!☺️✨
今回は、アナザー・ジャパンにご協賛くださっている「株式会社船場」様との8ヶ月に渡るコラボ商品開発、その名も「旅する買い物かご」についての記事を執筆いたしました✏️
既存の買い物かごに関するアンケート実施やマイバックの歴史まで、さまざまな視点から分析し、完成した「旅する買い物かご」が完成するまでの軌跡...!
コンセプト設定、具体的なアイディア出しについては【全て!船場さんの手厚いサポートのもと、二人三脚で完成】させた思い入れのあるコラボ開発です。
お時間が許す限り最後までお読みいただき、ぜひ最後にスキ!♡をお願いいたします👀
そしてぜひ店舗に完成品を見にいらしてください〜!!
はじめに
まずはじめに、【株式会社船場】様について、ご紹介したいと思います!
船場グループは、大型商業施設や飲食店といった商空間から、オフィス、教育、ヘルスケア、ホテル、余暇施設など幅広い分野において、国内および海外5拠点で事業を展開。「未来にやさしい空間を」をミッションに、空間創造の全プロセスを一貫してサポートなさっている企業さんです👀🌱
近年は特に「つくる」だけでなく「つかう」や「すてる」という行為まで考えた、「エシカルデザイン」を推進しており、人や地球社会、自然環境へ”おもいやり”の視点を持ち、サプライチェーン全体でより良い社会の共創を目指す、まさにGood Ethical Companyです!
↑ 2022年の12月に横浜スタジアムにて行われた、船場さん初のエシカルセレクトショップ「BALLPARK FANTASIA」の様子。アナザー・ジャパンも2日限定で出店させていただきました!🙇
船場さんはBtoB(企業間取引)をメインとしていますが、これからは社会的認知度の向上を目指した活動へも積極的に参加されるそうです💪
かご開発に至った経緯
では次に、商品開発に至った経緯を回想シーンとともにご紹介いたします。
〜2022年6月28日。初めてのご挨拶にて〜
北「この度はご協賛いただき誠にありがとうございます。ぜひ御社とアナザー・ジャパンでコラボ企画などが実現できますと幸いです!」
船場さん「面白そうですね。うちは空間演出が強みの会社なので、什器だったりアナザー・ジャパンの店内とコラボレーションができそうですね!」
大学で建築をかじっている私にとっては、それはもう大興奮するポジティブなお返事でした...!1から考えたコラボ企画が店舗内で実現する...!?
北「次回の会議までに複数アイディアを持ってまいります!!」
わくわくしながら初めての会議を終えました。
さあ、何を創ろう!創るからには「面白いもの」を創りたい!!また、創る目的や意味のあるものを作りたい!!
店内を見渡し、考えました。何か店内での問題点はないだろうか。
床、、天井、、窓、、、、 やっぱり什器か〜
いや、もっと面白いものは...
...んんん?
…「かご!!」
すぐさまネットで、「🔍面白い 買い物かご」と検索したところ、出てきたのはよくスーパーマーケットで見かける既視感のあるかごばかりでした。
お、これは良いのでは...!
次回の会議ですぐに船場さんにアイディア共有!
すると..
船場さん「かごのアイディアが面白そうですね。什器はうちでも扱っていますが、かごはうちにとってもBtoCにつながる新たな挑戦になりそうです。かごで進めていきましょう!」
こうして「旅する買い物かご」作成への挑戦が始まりました。
アナザー・ジャパン店舗内での問題発見・問題解決
その会議にて決定した次回の会議までの宿題は2つ!
①現状のかごについての調査
②かごができるまでの変遷
①現状のかごについての調査
早速、アナザー・ジャパンの学生18人に対し、以下の3点について現状のかごに関するアンケート調査を実施しました🔍
店舗で使用しているかごの良い点/メリットだと感じる点
現在店舗で使用しているかごの改善点/デメリットだと感じる点
どんなカゴがあったら面白い(つい手に取りたくなる)と思いますか
以下、アンケートの結果のまとめです。
このアンケートから、店舗で接客を行う学生視点での現状のかごについての印象が明らかになりました。また、他の学生からのユニークなアイディアもたくさん出てきました✨
②かごができるまでの変遷
マイバッグの歴史について調べてみると、面白いことがわかりました👀
〜マイバッグは、社会問題と共に形が変わってきた〜
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・1950年代以前、プラスチックのゴミなどは、ほとんど存在しない社会で例えば、豆腐は豆腐屋に鍋を持って買いに行くのが当たり前であり、「買い物かご持参」のスタイルは非常に一般的でした。・1970年代、高度経済成長が進むにつれ、丈夫で安価なポリエチレン製のレジ袋が急速に普及。
・その後1990年代にドイツで普及していた布製エコバッグが日本に紹介され、続いて大手スーパーなど量販店がエコバッグの販売を開始し、「マイバッグ運動」が始まりました。
・2020年代になると、レジ袋が有料化し、サステナブルな社会実現のため、各ブランドが様々なエコバッグを発表しており、おしゃれなデザインや色・サイズのエコバッグ持参が日常の風景となっています。
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ここで大切なのは、【過去を知り、現在〜未来のトレンドを読み解くこと!🔍】
ショッパーとマイバッグの境目とそこにある生活者の気持ちの変化として、
10年ほど前のDEAN&DELUCAやCHANELなど【紙袋がステータスであった時代】から、現在はファッションの邪魔をしない小さなバッグが流行し、Gelato piqueやDiorなどおしゃれかつ頑丈な袋に入り切らないものを入れて持ち運ぶ、いわば【紙袋がおしゃれとしてのセカンドバッグの時代】へと変化してきていることが分かりました。
また、数年前まではデザイン性の進化が著しかったものの、これからの傾向としてはデザイン性 x 機能性の特に【機能性】が大切になってくると感じました。
①と②の調査から導き出した結論として、以下をポイントとした買い物かごを作ろう!という方向性が明らかになりました...!
AJらしさがある→AJのアイデンティティが感じられる
嵩張らない
ものが落ちない
ユニーク
かごにストーリーがある
いろんな地域の面白みが感じられる
機能性に富む
コンセプト設定・アイディア発散〜収斂
方向性が明らかになったところで、ネーミング設定と具体的なアイディアについての発散に入ります。
結論から申し上げるとネーミングは...「旅する買い物かご」に決定いたしました!
旅するってどういうこと!?
みなさんが1番気になっていらした部分かもしれません(違ったらすみません。。)
こちらには2つ意味があります。
①〈かごが〉企画展ごとに少しずつ変化していく(旅をする)
②〈お客様が〉買い物かごを持って現地に足を運ぶ
①〈かごが〉企画展ごとに少しずつ変化していく(旅をする)
飽きない商い空間を実現するためにも、お客様にくるたびに新しさを発見していただきたい。そのような思いから、企画展ごとに少しずつ変化をしていく、そのような買い物かごにいたしました。
②〈お客様が〉買い物かごを持って現地に足を運ぶ
アナザー・ジャパンは東京駅に店舗を構えていますが、全国からモノやコトを収集して終わりではなく、東京という地から全国の地域の魅力を発信し、ぜひ全国に直接足を運んでいただくきっかけとなりたい。そのような思いを強く持っています。
商品だけではなく、この買い物かごをきっかけに全国に遊びに行きたい!そんなきっかけとなるようなかごにしたいと考えました。
詳しくは直接店舗にきて見ていただきたいので、少し抽象的に書いています😂❤️
さてさて!具体的なアイディア出しの部分からは船場さんのデザイナーさん方が本格的にjoin!
ここがイッチバン楽しかったですね...!!
とにかく新規性のある聞いたこともないアイディアが盛りだくさん!デザイナーさんと2~3回ほどのブラッシュアップを行い、細かいものも含めると20弱もの素敵なアイディアたちが出てきました。
その中から、先ほどの調査から導き出したポイントと照合し精査。以下の7つにまでアイディアを収斂させました!💐
どのアイディアも素敵!でも全部は実現できない。
そして具体的に誰がどのように作るのか....
現実的な視点から買い物かごを見直すことになります。
このままでは完成...できない!?
アイディア発散・収斂まで落ち着いてきたところで、いよいよ製造について考える段階に入りました...!
ここまで具体的にアイディアを詰めてきたにも関わらず、製造に関わるフローや依頼先に関するところで完全に手がストップしました。
初めての商品開発。どこにどのような手段でバックの製造を依頼するのか?予算は?コストは?わからないことだらけで頭が真っ白になりました。
どうしよう。このままではマルシェの楽しかった思い出だけで船場さんとのコラボが幕を閉じてしまう...!こんなにも船場さんと一緒に時間と熱意をかけてきたコラボ開発を、是非とも実現させたい....
藁をもすがるような思いで、中川政七商店の社員さんに壁打ちをお願いしました。そして、その会議にて、自身では詰め切れていなかった詳細部へのさまざまなご質問をしていただき、わからないものは「分からない」と正直にご相談し、様々な方のお力添えあって段々と実現可能性が高まっていくのを感じました。
複数あったアイディアの中から、以下のポイントが特徴的なカゴを元に作っていきました。
素材は透け感があり、中に入っているものが見えることによって他の人の購買意欲の増進にもつながる。
持ち手の長さが変えられる→企画展ごとに変化をつけやすい。持ち主の好みによって持ち手の長さに変化をつけることができる。
ポケットつき→セトラー(学生)の出張の記録を企画展ごとに入れて展示を行う。
上記の方針にそって完成したサンプルがこちらです✨(だだん!)
旅する買い物かごのこれから
旅する買い物かごはカントウ企画展開始1ヶ月!本日から設置開始の予定です◎
カントウ企画展・キンキ企画展・チュウゴクシコク企画展と少しずつ旅をする、旅する買い物かご!
是非是非お店に来て実際にお使いいただき、アナザー・ジャパンでの体験に新たな楽しみが加わる一助となれば幸いです🙏
是非お店でお待ちしております〜〜〜〜〜!!
今回のライター:名前Lilica Kita (アナザー・カントウ)