アナザー・キンキ終了のご報告「最終実績と2ヶ月間で得られたもの」
こんにちは!キンキチームの佐向凜々花です。
5月中旬に公開したキンキ中間報告を読んでいただいた方、ありがとうございました。
たくさんの方にお読みいただき、1万ビューほどの記事になっております、、(恐縮すぎる)
今回は、少し遅くなってしまいましたが、続編としてアナザー・キンキの終了報告をさせていただきます。
前回の記事でもお伝えしましたが、5月の売上目標は、350万円でした。
日別にすると、平日が10万円で休日が14万円です。5月はGWがあり休日が多いので、4月目標(300万円)よりも多くなっています。
そして、5月の目標に対する結果としては、、
純売上が285万円で、達成率としては81%でした。
力及ばず、目標を達成することができませんでした。
アナザー・キンキは6月4日(日)までだったので、6月分の売上を含めて最終的な成績をお伝えすると、4月5日〜6月4日の2ヶ月間で、610万円という実績となりました。
目標は達成できなかったものの、多くのお客様に足を運んでいただき、たくさんの商品を手に取っていただきました。
お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで、アナザー・ジャパン全体としては売上回復の兆しが見えました👏
600万円を超えるのは、2つめの企画展であるホッカイドウトウホクぶりです。
簡単に数字の振り返りを行います。
下の表が日別実績のエリアごとの比較です。右から九州、北海道東北、中部、関東、近畿の順で並んでいます。
ご覧の通り、キンキでは、購入率の高さが過去企画展で一番高くなっています。
要因はいくつかあると思っていて、1つが食品のskuが130ほどで、他の企画展に比べて1.4倍ほど多かったということ。パッケージのキャッチーさもあり、通りがかりの方でも、さっと目についた食品を買っていくというパターンがよく見られました。
なお、マンホールカードをお求めのお客様との会話も発展することが多く、何かしらキンキというフックで共通点、推せるものを見つけて、ご紹介することに努めました。
「喋」というコンセプトにもこだわり続け、日々の来店客数が少なくなっている分、一人一人のお客様を大切にすることを心がけました。
5つめの企画展であるキンキが終わり、たくさんのリピーターのお客様に支えられていることを実感しています。
最終週にかけて、「お疲れ様」と足を運んでくださった方や、キンキ展の中で3回も4回も来店していただいてる方もいました。
アナザー・ジャパンのことを考えると、お顔が思い浮かぶお客様が何人もいらっしゃり、これほど嬉しいことはないと思っています。
こんなふうにお客様からも応援していただけるようになるとは思っていませんでした。
2ヶ月間、コンセプトの「喋」を体現することにこだわり、お客様、作り手さんをはじめ、たくさんの方と喋り、たくさんの方に近畿の魅力をお伝えしました。
2ヶ月間をかけて、みんなでアナザー・キンキをつくりあげました。
作り手さんの多大なるご協力のおかげで、お披露目会や販売会、コラボインスタライブなどを実施することができ、これまでにないほど、作り手さんを身近に感じる企画展でした。
定量的な目標は達成できませんでしたが、定性的な目標には近づけたのではないかと肯定をしたいです。
アナザー・キンキ、楽しかったです。
自分の大好きな作り手さんの商品を熱量たっぷり喋ったり、仕入れ出張で見てきた景色や作り手さんとの思い出を共有したり。
とても楽しかったです。
でも正直に言うと、楽しかったと同時に辛くもありました。
諦めないでいることがしんどかったです。
毎日の頑張りが数字にすぐには反映されません。
思いとは裏腹に数字が伸びずに、数字の重荷に気持ちが耐えられなくて、毎日の売上に感情が左右されていました。
特にGW終わりから売上目標を達成できない日々が続いて、自分自身も心は折れることはなかったけど、ずっと調子が悪かったです。
もやもやしたまま最終日を迎えました。
17時頃、残り2時間となったところで、急に実感が湧いてきて、接客をしている時に「もうこの商品のことを接客できることはなくなるんだ」「これ今日で終わるんだ」ってめちゃくちゃ悲しくなりました。
話しながら言葉が詰まってしまい、涙を止められなかったです。
けど、その涙が溢れた時、「あぁ、楽しい」って感じた瞬間でした。
矛盾しているようだけど、本来これって楽しいものだったって思い出した感じです。
数字のことばかりに囚われてしまい、楽しく接客できていた最初の頃を忘れてしまっていました。
最後の最後で気付いたところが自分の至らなさだと強く感じるけど、そんなこんなで企画展を無事終えました。
「このプロジェクトを通して知ったこと」
表面上では見えてないこと、伝わり切らないことだらけなんだと知りました。
ものづくりの背景、商品の裏側、頑張ってる人たちの姿、自分たちの感情。
どれも見えにくいし、普通にしてたら見えない。見ようとしないと、知ろうとしないと知らない。
そして、伝えようとしないと伝わらない。伝えようとするのって体力がいるということも感じました。
けど伝わらないと何も変わらないんだろうなと思います。
それって悔しいことだし、だからこそ伝える努力はやめられないんだと思います。
なので、このnoteを読んで、理解しようとしてくださることのありがたさを痛感しています、、
これからも、知ろうとすることをやめないし、伝えようとすることも、続けていきたいと思います。
「仲間への感謝」
本当に恵まれていました。
準備期間から今日まで、前を見たら、いつでもそこには差し伸べてくれている手があったと思います。
どんな時も笑顔を運んでくれたし、すぐそばで寄り添ってくれました。
私に負けず劣らずキンキのことを考えてくれて、事業所様や商品に愛情を注いでくれたことも本当に嬉しかったし、ありがたかったです。
実は、アナザー・ジャパンの選考の面接の時、「面接の最後に聞き残したことはありますか?」と面接官の中川淳さんに質問され、私は「仲間ってできるんですかね?」と聞きました。
質問の意図としては、これまで1人で何かをすることは好きで、経験もあったけど、仲間と何かを作り上げる経験がなかったから、仲間と呼べる存在がいないことがコンプレックス?だったから、アナザージャパンでは仲間ができるんじゃないかという期待のもと聞きました。
そのことをふと思い出しましたが、自信を持って、その時の自分に「仲間ができた!」と伝えられます。
なんかみんなのこと好きすぎて恥ずかしくなってきたけど、心から尊敬できて大好きなみんなに出会えて、一緒に時間をともにできていて本当に幸せです、、!笑
最後になりましたが、本当に準備期間から今日までを通して、関わってくださった全ての方に心からの感謝を申し上げます。
一人一人の応援のお言葉が大きな力になりました。
正直、もっとできたんじゃないかと思う気持ちも強いです。
私個人としてもアナザー・ジャパンとしてもここで終わりではありません。
この2ヶ月間の学びを最大化して糧にし、残りのチュウゴクシコク展、そしてその先へと繋げていきたいと思います。
アナザー・ジャパン1期生、8月6日までの任期です。8月9日からは2期生にバトンを渡し、更なる進化へ向けて挑戦を続けます。
今後も皆様、変わらない応援をよろしくお願いいたします!!
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。
今回のライター:Sako Ririka (キンキ)