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一年の半分リネンの長袖シャツ

わたしの春から夏にかけての定番がリネンの長袖シャツです。
その年の気分によってソリッド、チェック、ストライプ…と柄は様々ですが、どんな色柄でも洗いざらしの雰囲気が表情を際立ててくれます。

もともと日本のようなジメジメした夏には丁度良い素材で、近年の異常気象ともなれば更に活躍してくれるアイテムです。
長袖ということで4月くらいから袖を通し始め、昼夜の寒暖差が大きい5月、湿度の高い梅雨の6月はヘビーローテーション。
7月に入ればお気に入りのショーツとの合わせがお決まりで、わたしの中では20年以上の定番スタイル。
8月前半の猛暑日をやり過ごし、盆明けにはまたすぐリネンシャツが恋しくなる。もちろん残暑が厳しい9月も出番は多い。
リネンシーズンはざっと一年の半分と意外と長いのです。

実用性もさることながら、その雰囲気からも大人こそ似合うアイテムの筆頭にくるものだと思っています。少し汗ばむ日にさりげなく袖をまくる姿は気張り過ぎない落ち着いた大人の嗜みといったところでしょうか。
(もちろん、腕をまくりやすい袖の空き具合もしっかり計算しています。)

そして、今年のリネン素材の長袖シャツはチェック柄です。
先述しました通りその年の気分でもあるのですが、まもなくご紹介するパンツやショーツを頭に浮かべながら同時に進行していたアイテムで、特に今年のラインナップから欠かせないイメージでもありました。

タータンやマドラスなどのチェック柄は正統派なイメージがどうしてもつきまといがちです。例えばアイビーにしても決してやり過ぎず、そのニオイを漂わせる程度が基本です。

今回waltersの襟感や着丈を少しリニューアルしたのも、少しのクラシックさを足したかったからです。
BDではないクラシックな襟型、サイズ感にも少しゆとりをもたせ、インしてもアウトでもどちらでもいける着丈感を理想としました。
ボトムスも決して正統派なチノというより、少し素材などをアレンジしたものが履きたい気分です。
サマーコールのショーツや太目のコットンリネンパンツが4月にデリバリー予定ですが、どこか懐かしい素材に意外性のあるシルエットが落ち着いたバランスに中和してくれます。
ベルトなしのタックインもいいかもしれませんね。


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